見出し画像

鷹の渡り

top:2022.09.26 10:39 中山中央公園(宝塚市)

鷹柱たかばしら見つけたときの嬉しさや


 タカの渡りの観察もバードウォッチングの一分野と言えます。しかし、どちらかと言えばマイナーなもので、アカショウビンやサンコウチョウ、ヤイロチョウなどの観察のような派手さはありません。タカの渡りの観察は待ちの一手、忍の一文字とも言える地味な行為です。多くのタカが上昇気流に乗って円を描きながら高度を上げていく(タカ柱と言っています)のを見上げると、バードウォッチャーでなくても感動しますが、そのような感動の時間より、待ち時間のほうが圧倒的に多いのが観察の現場です。言葉を換えれば、待ち時間が長いから、タカ柱を見たときの感動が一層深まるとも言えます。

タカの渡りとは?

 鷹一つ見つけてうれしいらご崎  松尾芭蕉


野鳥観察カレンダー



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?