2013年ガーシュウィン賞受賞

キャロル・キングは、ソングライター、パフォーマー、作家として半世紀以上のキャリアを持ち、その永続的な貢献なしには、我々が知るポップミュージックは大きく変わっていただろう。キャロル・キングは、ソングライター、パフォーマー、作家として半世紀以上のキャリアを持ち、この5年間ほど活発な活動を続けている人はいない。

同世代のソングライターの言葉を借りれば、キングはその音楽人生の中で長く曲がりくねった道を歩んできた。彼女は17歳のときに、当時の夫であったジェリー・ゴフィンとともにシャレルズのために「Will You Love Me Tomorrow」を作曲し、初めてナンバー1ヒットを飛ばしました。この時期にゴフィンとキングが書いた数多くのチャートヒットは、音楽の伝説の一部となっている。「テイク・グッド・ケア・オブ・マイ・ベイビー」と「ラン・トゥ・ヒム」（ボビー・ヴィーの1961年の1位と2位のヒット）、「クライイング・イン・ザ・レイン」（エバリー・ブラザーズの62年の6位）、「ロコモーション」（リトル・エヴァの62年の1位）、「アップ・オン・ザ・ルーフ」（ドリフターズの62年の5位）、「チェーン」（ザ・クッキーズ．#1962年17位、1963年ビートルズ）、「One Fine Day」（シフォンズ、1963年5位）、「Hey Girl」（フレディ・スコット、1963年10位、ボビー・ヴィーやライト・ブラザーズも）、「I'm Into Something Good」（ハーマンズ・ハーミッツ、1964年13位）、「Just Once in My Life」（フィル・スペクターと書いた、ザ・ライト・ブラザーズのための、1965年9位の作品）、「Don't Bring Me Down」（アニマルズの、1966年の12位）などがあります。

1960年、キングは「ベイビー・シッティン」という曲でソロ・レコード・デビューを果たし、その2年後には「イット・マイト・アズ・ウェル・レイン・トゥ・セプテンバー」のデモが全米トップ25入りし、イギリスのチャートでは3位まで上昇した。レノン＆マッカートニーは彼女の作品をよく知っていて、"ゴフィンやキングのようになりたかった "と言っていたという。

60年代後半、ゴフィンとキングの「(You make Me Feel Like) A Natural Woman」がアレサ・フランクリンによって不朽の名曲となった直後、キャロルは娘のルイーズとシェリーとともにロサンゼルスに移住し、ローレル・キャニオンに家を構えてザ・シティを結成、68年の『Now That Everything's Been Said』というアルバム1枚を発表している。キングは1970年に初のソロ・アルバム『ライター』を発表。

しかし、キングを頂点に押し上げたのは、1971年の『タペストリー』である。このアルバムは、彼女の同時代を生きるすべての人々に語りかけ、この10年間の精神的な音楽的背景を提供した。キングが『タペストリー』をレコーディングしている間に、テイラーはキングの「You've Got a Friend」を録音し、この曲を1位にまで押し上げた。

『タペストリー』はグラミー賞のレコード、ソング、アルバムの3部門を女性アーティストとして初めて受賞し、キングは最優秀女性ヴォーカリスト賞を受賞した。2500万枚以上を売り上げた『タペストリー』は、四半世紀にわたって女性アーティストによるベストセラーアルバムであり続け、キングはその後、3枚のプラチナ・アルバムと7枚のゴールド・アルバムを獲得している。

1987年、キングはソングライターの殿堂入りを果たし、その1年後、ゴフィンとキングは全米ソングライター・アカデミーから生涯功労賞を授与された。1990年にはロックの殿堂入りを果たし、2002年にはキングにソングライターの殿堂から栄誉あるマーサー賞が贈られた。その2年後、ゴフィンとキングはレコード・アカデミーからトラスティ賞を受賞している。

80年代初頭からアイダホの牧場で暮らしているキングは、進化し続ける音楽活動に加え、森林原野の保護を支援する環境団体にも積極的に参加しています。

これまでに彼女の作曲した曲は400曲以上、1,000人以上のアーティストによって録音され、100曲のヒットシングルを生んでいる。現在70歳、まだまだ元気なキャロル・キングは、ポップミュージック史上最も成功し、尊敬されている女性ソングライターであることに疑いの余地はないでしょう。


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