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夢や目標を叶えるための分解思考!実践型ワークショップ【イベントレポート】

【こんな方におすすめ】
・夢や目標を立てても叶え方がわからない方
・やりたいことがあるのに行動に移すことができない方

この記事では、2022年8月7日(日)に開催された、ICORE主催のオフラインイベントのダイジェストをお送りします。

当日は100名越えの大反響だった本イベントでは、時給30万円のマーケターすがけんさんこと菅原健一氏をお迎えし、夢や目標を叶えるための「分解思考」について具体的な事例を交えながらのワークショップを進めていきました。

ゲスト講師プロフィール

菅原健一氏 株式会社Moonshot 代表取締役 CEO

菅原健一氏
株式会社Moonshot 代表取締役 CEO


企業の10倍成長のためのアドバイザー。社会や企業内に存在する「難しい問題を解く」専門家。
クライアント10社、エンジェル投資先20社の計30社のプロジェクトを並行して進める。
過去に取締役CMOで参画した企業をKDDI子会社へ売却しそのまま経営継続し売り上げを数百億規模へ成長。
スマートニュースを経て現職。
20代のマーケター600人が参加する #20代マーケピザ 主催。

1.分解思考とは?


ゴールを明確化し、そこから目標を達成するためにするべきステップを洗い出し、1つ1つを実行させること

2.分解思考が生まれたきっかけ

自己紹介を語るすがけんさん

———自分の夢、なんだかモヤモヤするなという気持ちが今日から前に進めるような話をしたいと思います。

◆20代 エンジニアでキャリアをスタート(時給1000円/月300時間労働)
◆30代 アドテクノロジー企業をKDDIの子会社へ売却
    その会社をCMOとして数億円の会社から数百億円に成長を牽引 
◆40代 複雑な問題を解決し企業の10倍成長へ導くMoonshotを創業
    フィリップコトラーのコトラーアワード審査員に選抜(日本で3人)
    年間10社の企業へアドバイスを行う(時給30万円/月40時間)

———上記を見ると、すごい人だなと思うかもしれません。
実際は、肩書きが欲しくてやってたきたわけではなく、たまたま結果がでただけ。ここに載ってないだけでたくさんの失敗もあったし、チャレンジをいっぱいやってきた結果。チャレンジをすることで問題は必ず出てきます。

自己紹介の裏側を語るすがけんさん

———失敗したことって数えきれないほどあります。
広告代理店の会社は、経営って何?の状態でめちゃくちゃ大変でした。
アドテクの会社をKDDIの子会社へ売却の経験はこれまでやったことがなかったので詐欺に巻き込まれてるんじゃないか?本当にお金は振り込まれるのか?振り込まれなかったら明日会社が潰れるかもしれないって思いましたし、売却までは投資家と毎朝4時までやりとりして、着金までものすごく不安な日々でした。

数億円の会社を数十億円で売却後、事業を伸ばさないと買った側が損してしまい逆に詐欺と思われてしまうので慌てて働きました。結果的に数百億円の会社に成長させたけど・・・。

想像するだけで、当時の不安な気持ちや想像できないほどの苦労を笑い話にできているすがけんさんの強さを感じました。


———たまたま結果がついてきたただけ。ただ、チャレンジしただけ。
ここには書いていない失敗がたくさんあります。苦くて辛くて涙がでるようなことの1滴だけ甘かっただけ。若い時にやっていたキャリアから気づいたことは、どうしようと思考停止してしまうのではなく、分解してみることに気づいた。

大きな難問を分解することで、すがけんさんはいくつもクリアにしてきました。時に笑いを交えながらお伝えいただきましたが、私たちに想像もできないほどの努力や苦悩があったと思います。自分には無謀に思える課題に対して、「どうしよう。」と思考停止で立ち止まると不安が積もり、「解決するためにどのように分解できるか。」を考えると不安が小さくなり行動しやすくなる。すがけんさんの経験談を伺いながら、考え込まずに一つずつ分解しながら向き合うことが非常に重要だと伝わってきた時間でした。
ここからは具体的に分解思考の実践方法をお伝えいたします。

3.分解思考の実践方法

売上100億円を生み出すためには?を分解するすがけんさん


自分の大きな問題に対して、どうしたら自由に生きられるか。より自分の中で具体的に、そしてより分解しながら考えていくと意外と答えは出てくるものです。ぐちゃぐちゃに重なっていることをしっかり分けることでそれぞれのいいところや何をやらなければいけないかがわかります。

そう語るすがけんさんが具体的な分解思考の手順とポイントをあげてくださいました。

分解思考の手順


<STEP1> 理想や夢を書き出してみる
 ⇩
<STEP2>問題を分解する
 ⇩
<STEP3>優先順位や期間を決める

分解思考の具体例(仕事編)

例:売上100億円を作り出すためには?

<STEP1>夢や目標を描く
目標:売上100億円つくりたい

<STEP2>問題を分解する
そもそも売上ってどうやって作るの?→広告業界に広告を出してもらう
平均広告額×案件数(当時 100万円×12ヶ月×40社)

今の価格で大丈夫?
100万円/1件だと100億円に達するために1万件が必要
1万件を誰が生み出すの?
→無理・・値上げかな?

どうしたら値上げできるだろう?
広告費をあげる提案をしよう
→コンサルの提案とか高単価だったな・・

どっちの価格帯でコンサルやってみる?
1000万円? 1億円?どっちもやってみよう
→どっちも売れない

1000万でも1億でも売れないなら10億にしてみよう
どうやったら10億で売れるだろう?
→相手は何を求めているか調べる 
 
<STEP3>期日や優先順位を決める
2018年12月までに10億円を10社に売る 

<結果>100億円を作るのにわかったこと
・100万を1万社に売るのは難しい
・10億円で10社に売った方が売れた
・案件単価より年間でやってほしいのニーズが見えた
 10億円で売ってみたら売れた

分解思考具体例(理想の生き方編)

例:どうしたら自由に生きていけるか?

<STEP1>夢や目標を描く
目標:どうしたら自由に生きていけるか?

<STEP2>問題を分解する
・自分の思う自由はなんだろう?
 お金と時間に余裕があって、仕事はしたい
・お金と時間の自由を分解 
 年収3000万/月50時間労働 →根拠はなく、なくなんとなく思った。
・やりたくないこと 資料を作りたくない、人の仕事を取るのが嫌だ

<STEP3>期日や優先順位を決める
2018年12月までに会社を設立する
理想が高嶺の花すぎるなということでも期間を設ければ意外と見えてきます。

<結果> 分解を繰り返し誰もやったことのない仕事を調べ日本には珍しかったアメリカのアドバイザーをやってみようかなで始めた。始めた4年前は当アドバイザーという人はいなかった。自分が想像していた理想に近づいた。

問題だけみると複雑に絡み合っているからこそ解決できないと悲観してしまいがち。優先順位を分けて整理していくことで必ず結果、夢が叶うと経験談から想いを込めてお話いただきました。
・何かになりたいけど何になりたいかわからない人
・目標がない人
・具体的に何もあげられない人
そんな自分とはお別れできそうですね。

「分解思考」のポイント

すがけんさんが詳しくポイントをまとめてくださいました。意外と考える中で躓きがちなポイントがたくさんあります。

  1. とにかく頭でぼんやり考えない  →それはただの悩み

  2. 課題や目標がない人は理想の人や状態を書いてみてみる。なぜそれを選んだか、理想を分解する

  3. 課題や目標を書いたらそれを分解してみる

  4. どうやったら実現できるのかを期間に分解する

  5. 短期的なものより長期的な方がいい(リターンが大きいから)だいたい5~10年後の中長期の方がいい。理想に近い、叶わないかもな?と思う夢や目標をあげてみる

  6. 頭の中で考えず、髪にとにかく書いて整理する。わからないことは行動して情報を増やしながらまた考える

  7. 物事を分解することで解像度を上げることにもつながる

  8. 頭の中から紙にごちゃごちゃちゃでもいいから書く。頭の中で考えない。思ったことを箇条書き、キーワードを書いて肉付けして具体的に整理していくこと

理想や問題の目標の設定について

目標の視点を語るすがけんさん

理想や問題の目標が大きければ大きいほどいいです。視点は5つあります。

社会視点「もっと多くの人に役に立つためにはどうしたらいいのか」
業界視点「自分の業界を社会に役立つ業界に変えたい」
会社視点「会社を業界NO1に」
事業視点「この事業で売上を増やそう」
個人視点「今日疲れたな、もっと楽になりたい」

視点を上にあげればあげるほど、あなたは世の中から必要とされ、より社会的に意味や価値があり収入もあがります。

この後は実際にすがけんさんが特別にご用意いただいたワークシートを使用し、仕事編・理想編と分けて分解思考のワークを実施し、すがけんさんから
直接アドバイスをいただきました。


4.参加者の声

20代女性
ワーク中に他の人から答えを求めようとしていたけれど、紙に書く事で自分のことを整理でき自分で答えを見つけることができました。ありがとうございました。

30代女性
今日のワークを受けて私の悩みがいかに漠然としていたかに気づきました。
そして、分解することで焦りが減りました。自分がやりたいことを、具体的にこのワークシートを通して繰り返し行うことで言語化し、さらに尖ったことを具体化していきたいと思います。また、周りにシェアすることで自分にはなかった考えをもらうことができてすごく参考になりました。貴重な時間をありがとうございました。

30代男性
「それをやることにどんな意味があるのか?」
理想を考えた時に、それをやることでどういう意味を与えられるのかを考えた時に前向きに感じられました。これから自分でやりたいことをする時にやる意味をしっかりと考えていきたいなと思います。
また、自分の理想を周りの方が真剣に聞いてくれて嬉しかったし、前向きなフィードバックで頑張っていこうと思いました。ありがとうございました。

———今日ここで理想の3年と決めたからと言ってそれだけをするのはよくない。
人は情報が増えたら考え方を変えることが重要。どんどんアップデートしていくことがいいと思います。と語るすがけんさんでした。

通常はワークショップをされないすがけんさん。
今回は特別に、しかもオフラインで開催いただきました。
すがけんさん、おいそがしい中貴重なお話をありがとうございました!

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記事:あやぞぉ/中村綾花(Ayaka Nakamura)
執筆の他、スポーツや親子のキャリアを考えるオンラインサロン運営に従事。"いつだって始めるのは遅くない。そんなあなたの応援隊”として最初の一歩を踏み出すきっかけを後押しするために活動中。公式Instagram(こちら)



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