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ガーデニングシーズン到来!

あおいとり通信 vol.16
ガーデニングシーズン到来!2021.04.15

春たけなわです。
今年はいち早く木蓮の開花を見かけました。桜も木蓮ももう終わってしまいましたが、今はツツジが見頃を迎えています。通りを歩いていると、他にもハナミズキ、藤、ラベンダー、ローズマリー、マリーゴールド、パンジー・・・と色とりどりの花々が咲き誇り、私たちの目を楽しませてくれています。
彼らは先の季節から土に根を張りその幹に、茎に栄養を蓄え春の光と熱に呼応して、次の世代を残すために命をきらめかせています。

モモの家の庭でも、立夏に向かう土用の前にと、庭仕事を行いました。
(今原稿を書いているのは4月15日で、ここから5月5日の立夏までの18日間です。土用は土を休ませる期間とされており、土いじりは控える方が良いそう)
食べるために購入した根付きのミツバ、青ネギ、パクチーをしばらく水につけ、元気な状態になったものを、すでに植っている(冬に植えていた)ネギの横にどんどん定植しました。

去年封切りしたコンポスト跡地が素晴らしいフカフカの土に仕上がっていたので、一部畝立てをし、種の図書館からお裾分けでいただいた在来種の小蕪と春菊の播種をしました。

種と挿し芽から育てたラベンダーの苗、引っ越しや私の一時期の不調の時期に手入れが満足にできず植木鉢の中で枯れてしまったように思っていたのですが、先日その薄茶けた茎と葉の先から産毛に覆われた新芽をのぞかせいるのを発見し、とても驚き、そしてその生命力に感動を覚えました。

同じく、気まぐれに植えた、たった一粒の種から発芽したレモンが、小さな鉢の中でじっくりゆっくりと成長を続けてくれています。本当に嬉しいです。

ミニバラも挿し芽から根付いたもので、去年よりもひとまわり背丈が伸びています。

ペパーミントもスーパーで購入し、水に挿して根を出してから定植したものです。やはり夏にいったん枯れたと思っていたのですが、土の中で根はしっかりと生きていてくれて、可愛い新芽を見せてくれています。

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彼らはまだまだ小さく花や実をつけるまでまだもう少し時間がかかりそうですが、モモの庭に馴染み、成長する姿を楽しみながら見守っています。

また、庭部の方々が植えてくれたセージも柔らかな白銀の新芽をつけているのを発見しました。
植っている場所の条件があまり良くないので、一度植木鉢に移植して、強くしてから別の場所に再度定植を考えています。
去年からの持ち越し組であるスイートバジル、ホーリーバジル、オレガノたちはまだ静かです。昨秋に種を落とした場所から新たな命が芽吹いてくれるのかどうか、それは天にしかわかりません。

庭の中で静かに起こる生命の盛衰とは別に私の気持ちにも波があり、庭仕事に励む時期もあれば全く気が向かない時もあります。

手をかけるからこそ上手く育ってくれる部分と、手をかけなくても己の力で生き残る強さを見せてくれます。

自然の恵みのお裾分けを、ティンクチャーやハーブティ、お料理のアクセントとしてなど、台所と庭をもっと繋げていけるよう、今年もやっていきたいと思っています。


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