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学校教育目標を問い直す

第51回教育展望セミナー(教育調査研究所主催)で天笠茂先生(千葉大名誉教授)とご一緒させていただきました。

「子どもが主体的に学びを深めるために『個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実』をどのように構想し指導すればよいか」がテーマ。私はツッコミどころ満載の「海の命」の実践の話をさせていただきました。

私の後が松山市立東中学校の村上先生の実践報告。その後が天笠先生からの理論提案でしたが、その中に「これは考えたことなかったな」ということがありました。

天笠先生は一貫して「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実は組織の問題として取り組まなければならない」と主張されていたのですが、その流れで「一体的な充実の実現のめざすところに学校教育目標がある。学校教育目標との関係や位置づけを皆で確認することが大切」と指摘されました。

学校教育目標!

全然、意識していませんでしたよ。勤務校の学校教育目標は「明るく思いやりのある子 強くたくましい子 深く考える子」なのですが、「思いやりはあって欲しいけれど別に陰キャでもいいぜ」とか「いや、貧弱でもいいんじゃないか」程度にしか思っていませんでした。

でも、「組織の問題として取り組まなければならない」のだとすれば、それはやはり学校教育目標の確認なり再検討なりは避けて通れないでしょう。

大きな、しかし大切な課題をいただけた時間でした。

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