ソーダストリームを買わなかった話


1.我が家の飲料水事情

みなさんは炭酸水を飲んでいるいだろうか。
そのまま飲料水として、あるいはお酒の割りものとして使用されているだろうか。
我が家ではそのどちらでも活躍しているため、月間50l以上の炭酸水を消費している。
ちなみに、私は普通の炭酸水では物足りないため、強炭酸のものがお気に入りだ。

ところで、50lの炭酸水はどのくらいの価格になるのか。
我が家では500mlあたり56円の炭酸水をAmazon定期配送で購入しているため、月間コストは6,000円に迫る。
それ以外にも2lの天然水、500mlのペットボトルコーヒーも定期的に購入しており、我が家の食費に占める飲料水の割合は決して小さくない。
そこで、飲料水のコスト削減を図るために、ソーダ―ストリームの購入を検討した。

タイトル通り、結果として購入を見送ったが、本記事ではその検討過程を記す。

2.救世主ソーダ―ストリーム


ソーダ―ストリームは、本体と、それに装着するガスシリンダー、専用ボトルから成る商品だ。
本体にガスシリンダーを装着し、専用ボトルに入れた飲料水にガスを充填する仕組みだ。



コスト削減のために本製品の購入を検討したが、
実際にどれほどのコスト削減が期待できるのか確認した。(※1)
結果、本製品で炭酸水を作る時のコストは500mlあたり18円。
対して、現在購入している炭酸水は500mlあたり56円。
つまり我が家の場合、本製品で500mlの炭酸水を1回作るたびに、38円のコスト削減となり、その合計が本製品の購入価格を上回るタイミングで導入コストをペイできる。

例えば、2023/01/03現在、ソーダストリームセットの公式最安価商品は13,200円であるため、こちらを購入すれば4か月目で導入コストをペイできる。

3.本当のコストは?


前章までに我が家の飲料水事情とソーダストリームの概要を記載した。
ここまでの情報であれば、コスト削減のために導入を考えている人からすれば、導入しない手はない。
興味を持った私は本格的に検討するために、本製品のコストを深堀りした。

3-1.好みの炭酸水を手に入れるためには

1本18円で炭酸水が作れる触れ込みの本製品だが、あくまでガスシリンダーの話だ。
炭酸水の元になる水は無料ではない。
我が家では、飲料水として2lペットボトル(120円程度)をAmazon定期配送で購入している。

話が少し逸れるが、私は私生活で考えることをなるべく増やしたくない。
従って、最も利用しているAmazon以外とのやりとりが増えるウォーターサーバは導入したくない。清掃の対象が増えるのも面倒だ。
また、浄水器も、定期的な取り換えというタスクが増えることは受け入れ難い。
かといって水道水を直接飲むことには抵抗がある。
つまり、Amazonの定期配送が個人的な最適解なのだ。

話を戻そう。
元となる水のコストを考慮すると、500mlの水(30円)+ガスシリンダー1回分(18円)=48円が炭酸水の単価になる。
500mlあたり48円であれば導入によってコスト削減が見込まれるが、炭酸の強さに問題がある。
冒頭話した通り、我が家で定期購入してる炭酸水は強炭酸だ。
本製品を用いた場合、1回48円で強炭酸水を作ることはできない。
引用元のサイトによると、強炭酸にするには3プッシュ以上が必要らしい。(※2)
つまり、水(30円)+ガスシリンダー3プッシュ分(18×3=54円)で84円必要になってしまい、導入コストを永遠にペイできない。

3-2.見えないコスト

コストはお金だけではない。
現在利用しているAmazon定期配送は便利だ。
玄関前に置き配してくれてたダンボールを生活動線の延長線上でキッチンに運び込み、毎日4本ずつ冷蔵庫に入れて好きな時に飲む。
ラベルレスなので捨てる時の面倒な作業も不要で、他のペットボトルのゴミと一緒に捨てることができる。

対してソーダ―ストリームを使う場合を想定すると、そうはいかなことが分かる。
初回は本製品をセッティングした後、飲料水をボトルに入れて本製品を稼働させる。
ここまでは良いだろう。
しかし、ソーダ―ストリームのボトルは使いまわしだ。
次に飲む時には一度洗う必要がある。
毎日1.5l以上の炭酸水を消費する我が家では洗い物が3回増えることになる。
また、一定回数以上使用するとガスシリンダーの交換が発生する。
追加のガスシリンダーが届くまで、使い終わったものを保管しておかなければならない。
それだけ使うまでの間に、ボトルとの結合部の拭き取りが何度も発生するだろう。
加えて、専用ボトルの耐用年数は2年だ。
500mlボトルは1,320円であるため金銭的コストは気にならないが、普段使いのもに対して、交換期限を意識することが面倒だ。

4.ソーダ―ストリームの価値


3章で挙げた理由により、「我が家で導入する場合はコスト削減にならない」として、ソーダ―ストリームの導入を見送った。
決して、本製品が悪いと言っている訳ではないため、誤解をしないでほしい。

例えば、水をもっと安価に購入している場合や、微炭酸での運用であれば導入コストをペイできる。
また、複数人世帯や来客がある際は、人によって炭酸の強さを調整できる点は便利だろう。
時間・肉体コストの増加についても、私ほどのものぐさでなければ気にならないかもしれない。

商品によっては、消費者によって享受できる恩恵が異なるものがある。
今回は、私が受けられるであろう恩恵が求めているものではなかったということだ。
もし、自身のライフスタイルや使用用途と照らし合わせてみて、良い体験ができそうであれば、購入してみてはどうだろうか。

5.出典

※1 ソーダ―ストリーム1回あたりの単価

SodaStreamで炭酸水を作るときのコストは、500mlあたり18円
平均的な市販の炭酸水と比較して、とっても買い得です。

saokdaり引用

※2 強炭酸水に必要なプッシュ回数

まず結論から言ってしまうと、強炭酸は3プッシュ以上がおすすめです!

https://greeeeenchan.com/sodastream-tansan/

さらに強めに作るために3回プッシュ!

このレベルになるとウィルキンソンと同じくらいのかなりキツめの強炭酸!!

https://salty.style/sodastream-timer/

ソーダストリーム ジェネシス 強炭酸を作る押し回数
3プッシュで通常の炭酸
4プッシュで強炭酸
・・・が押し回数の目安です。

ソーダストリーム スピリット 強炭酸を作る押し回数
2プッシュで通常の炭酸
3プッシュで強炭酸

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