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#006:カンボジア、“問い”が溢れる魅力的な国〜その3

その後、カンボジアという国について調べたい気持ちが止まらない。

「なぜに旅行の前に下調べしておかなかったんだ?!」と思いつつ、「東京〜横浜〜京都〜福岡〜シンガポール(チャンギ空港)の旅の直後ではキツかったし」という諦めと、昔から予習の苦手な私であったことを思い出しつつ、「実際に見たから起こるこの衝動というものを大事にしよう」と思う。いいんだぞ、これで。カンボジアという国を知ろうとする、この気持ちと行動による体験が大切なはず。

まずは手っ取り早くNHKのアーカイブで資料を探す。検索する。

NHKスペシャル アジア巨大遺跡 第1集 密林に消えた謎の大都市 カンボジア アンコール遺跡群』と『世界ふれあい街歩き〜アンコールワットの誇り
シェムリアップ/ カンボジア
』を視聴。飛行禁止区域でドローンを飛ばせたのは、「さすがはNHK」なのだろうか「さすがは日本」なんだろか・・いや、2015年ではまだ、ドローンは禁止されてなかったのかもしれない。

いずれにせよ、なんにせよ。
良いものを見た。

まず、『Nスペ アジア巨大遺跡〜アンコール・ワット編』。
アジア巨大遺跡として、他3ヶ所の遺跡を退けての第一回。筆頭。
遺跡の意味や建築方法、見るべき箇所の説明から(嗚呼、行く前に観たかった!)、王朝の成り立ちまで。映像資料と共に勉強になる1時間。実物を見ていたから理解できたことも大きいと思う(だから現地に行ってから観て正解だったのだ)。
そして、アンコール朝は非常に長命で9世紀から500年近くにわたって栄華を極め、その領土はインドシナ半島全域、都の人口は60万人と言われ、世界屈指の大都市として栄える。その鍵は三毛作の米作と豊かな食糧、そして宗教・・だと私は感じた。勿論、他にも灌漑技術や都市造りのレベルの高さや、アンコールエリアを中心にしたインドシナ半島をX字型に結んだ交易路の発展などが挙げられるにしても、ジャヤーヴァルマン7世による治世の証として紹介されていた、ヒンズー教のシヴァ神もから仏教までまるっと観音像にして、崇めるものを1つに統一するという考えは、ダイバーシティ、インクルージョン&イクォリティーが当たり前に唱えられる現代と同じレベルな気がして、当時の王にしては斬新だったのだなぁと感じた。

続いて『世界ふれあい街歩き〜アンコールワット』と行きたいところだが、眠気に勝てない。どうせ書きたいのは私の思いつきの与太話なので、また明日にでも。

アンコール・アイからアンコール・ワットを臨む。
この観覧車、北九州市の遊園地スペースワールドにあったんだって。

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