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FC今治サポ1年目を終えて

日記、備忘録的な初noteです。
こういった内容を文章にするのは苦手なので、こいつ凄いなぁみたいなnoteは書けません笑
ただこれまで経験したことや感じたことを忘れないようにポイントを絞って書きました。

※一部ですが軽くファンサポーター観やゴール裏について触れます。あくまで個人的な思いなのでご理解ください。


■激動の2022/23シーズンが閉幕

FC今治のサポーターとなって初めてのシーズンが先程終わりました。
今治は最終順位を4位とし、掲げていたJ2昇格には届かず非常に悔しい結果に。
これが今のクラブの、FC今治ファミリーの実力なんだなと噛み締めています。

個人的には現地では13試合(里山 11試合、アウェイ2試合)観戦し、戦績としては6勝3分4敗という結果になりました。
開幕前に目標としていた5試合を大幅に上回る観戦数でした。

これまでもバルセロナ(2007〜)やヴィッセル神戸(2017〜)を応援してきて、1シーズンを通して13試合現地観戦したことはなく自分でも驚いています。

実家が愛媛なので今住んでいる香川との往復になる訳ですが、香川に転勤して3年の間に1年で12往復(1回はアウェイ伊予決戦)したとこはありませんでした。

帰省の頻度はいつも長期休暇+αでしたが、今治のおかげで帰省して親と会う回数も増えたので良かったかなと笑


本題にはいりますが、なぜこんなにもFC今治を応援するようになったのか先に結論だけ書いておきます。

  • 臨場感あるサッカー専用スタジアムの存在

  • 選手、クラブスタッフ、ファンサポーターの人柄

  • クラブを成長させようという努力を感じられる

ありきたりかもしれませんがこれに尽きます。

ここからは1サポーターとしてFC今治で経験したこと感じたことを振り返ります。

■FC今治との出会いについて

FC今治を初めて知ったのはクラブのリスタートとなる2015年頃。
「どうやらあの岡ちゃんが今治のクラブのオーナーになったらしい」とニュースを見たのが初めて。
岡ちゃんが今治のクラブのオーナーか!凄いな!と、おそらく多くの方と似たような反応をしていたと思います。

それからはJ3昇格後順位はどんなもんかな?とたまに確認したり、親が試合を観に行った話(夢スタ時代)を聞いたり、DAZNで駒野選手の引退試合を含め3,4試合観たくらいしか関わりはありませんでした。

そんな状況からこのように足を運ぶようになった大きなきっかけは、自費で建設された2つ目のサッカー専用スタジアムである、今治里山スタジアムのオープニングセレモニーへ参加したことでした。

そのオープニングセレモニーでは内田選手や大久保選手、中澤選手、松井選手と続々とゲストが発表され、サッカーファンとしてこれは見に行かねば!と当時はそんな軽い気持ちで足を運んだことを覚えています(セレモニーのチケット購入の早さは1番だったはず笑)。

親と奥さんと一緒に行きました
ピッチの近さに驚きました

セレモニー当日は様々なイベントが目白押しで、終始楽しい時間を過ごすことができましたが、それ以上にFC今治のクラブスタッフさんが笑顔でお客さんの対応をされていた姿や(今思えばあれだけのゲストとスタジアムでの初イベント…相当大変だったはず…)、ファンサポーターの方々から感じる優しく温かい雰囲気に感動しこれからもFC今治を見たいなぁとその場で開幕戦から応援することを決意しました。

■初めての現地観戦

遂にやってきた開幕戦(福島ユナイテッドFC戦)。
試合日までにホームページで選手の名前や背番号、ポジションを必死に覚え、YouTubeに残っている試合の映像でプレーや雰囲気を予習してユニフォームを着てスタジアムへ向かいました。

新規勢にはありがたい…

この日はベンチ真横のプレミアム席で観戦し1-0で開幕戦勝利!
勝利という結果はもちろんですが、サッカー専用スタジアムならではのこの臨場感を今治で味わうことができるのか!と一気にハマりました。
ピッチとの距離も規定ぎりぎりなので他の専用スタジアムと比べても近いですよね!
試合終了後、次のホーム戦(FC琉球戦)のチケットもすぐ購入。

またこの開幕戦のプレーを観て照山選手のファンになりました。

その後も伊予決戦含む試合を観戦。
この時はサポーターというよりサッカーファンとして試合を観にきていたので、愛媛FCに対する意識はあまりなく、サッカー少年だった頃は愛媛FCの試合を観戦したり選手と交流もあったので同じ地域同士の試合を楽しもうといった感覚でした。
試合前までは。


●小休憩(バルセロナ)

伊予決戦後、バルセロナ旅行へ行きました(コロナ禍で行けなかった新婚旅行の代わり)。
この試合は運良く22/23シーズンの優勝後初めてのホーム試合となり、優勝セレモニーも生で観ることができました。
シーズン終了後、歴史あるカンプノウの改修工事が開始されることも決まっていたため、このタイミングで行けて良かったです。
なお試合に関しては怪我でスタメン組の数名がベンチ外、優勝後の気の緩みもありしっかり負けました…
僕は2回目のバルセロナだったのですが前回の結果を含めると現地観戦3連敗です笑
次は新スタジアムで勝利がみたいですね…

99,354人入るカンプノウはこの日も満員
イムノ(クラブの応援歌)とチャントの響きは震えます
もちろんカタコトのカタルーニャ語で熱唱しました笑
優勝セレモニー後の様子

↓ぜひ聞いてみてください。歌詞の1番、2番の初めだけ音楽がかかりますがそれ以外はアカペラです。


■ゴール裏へ行くようになったきっかけ

きっかけはカマタマーレ讃岐との試合でした。
4試合目の観戦となるこの日はメインスタンド2階で奥さんと観戦。

試合は2-0で勝ったものの、応援でアウェイチームにホームジャックされるという個人的に悔しさが強く残る試合となり、次の試合からゴール裏で応援することになります。

自分が"有口無行"な人間になるのは嫌なのでまずは自分が実際に動いてからだという思いもありましたが、何より大好きな選手たちにせっかくのホームゲームをアウェイのような環境で戦わせたくないという思いが強くありました。

ウォーミングアップ時のゴール裏(カマタマーレ讃岐)

■初めての今治ゴール裏

今治での初めてのゴール裏はアスルクラロ沼津戦。
一時避難もあった激しい雷雨の日でした笑

初めてのゴール裏でしたがやるなら中途半端にやりたくない、とことんやりたいという気持ちもありゴール裏のポジションはゴール真裏、コールリーダーの真横に行きました。

実際にゴール裏に行った印象は、子どもから人生の大先輩までどんな人でも受け入れられる素晴らしい場所だなというのが第一印象でした。

と同時にクラブや選手にJ2昇格しそこで戦うことを求めるなら、ゴール裏もJ2で戦えるようにこれから成長していかなければならないなとも思いました。

ゴール裏に行くようになってからの3試合は1分2敗とメンタルにくるものもありましたがその後3連勝!

ゴール裏に来たからといって選手と同じ土俵に立てるわけでは一切ありませんし、スタンドで観戦されてる方より凄いとか偉いとも全く思いませんが、個人的にはスタンドで観ていた時よりも喜びは格別でした。

足を運ぶうちにSNSで既に知り合っていた方やゴール裏で初めて出会った方ともご挨拶させていただいたり、「今日は勝ちましょうね!」「声出し続けるしかないっすね〜」等々お話しすることも増え、試合を観るだけでなくファンサポーターの方に会いに行くことも楽しみの一つになっていました。

SNSのDMやLINEでも戦術やゴール裏、今治というクラブについて熱く語ることのできる知り合いも増え、熱量は高まるばかりでした。

そういったこともありもっと今治のことを知りたいと思ったので『群青の航海』を購入。
もちろん全てではありませんが今治の歴史を少し知ることもでき、これまでクラブに関わられた方々への感謝の気持ちが強くなりました。

地決…過酷すぎませんか…?

■初の公開TR、そして監督交代の知らせ

お盆休みだったこともあり公開TRへ行けることに!
これまで試合では見ることができなかった選手のプレーや、試合前後とは違った選手の雰囲気を感じることもでき非常に楽しい時間でした。

またサポの方々からアドバイスもいただき、たくさんのファンサを受けることができました。

まだ貰えていない選手もいて悔しい…

そして心躍らせながら2回目の公開TRへ向かう途中、工藤新監督就任のお知らせが。
これに関しては高木前監督の退任含め、皆さんいろんな思いがあるのではないでしょうか。

個人的にこのとき思ったのは、監督交代は致し方なし。ただその後の監督人事(工藤監督がどうこうではなく)はどれくらい準備した上での判断だったのか?とクラブからのコメントとのGAPを感じたのが本音です。

ただ決まったことは決まったこととしてチームを作り上げて欲しい、あとは応援するだけという気持ちでした。

過去のポストを振り返るのも面白いですね。

■FC今治への愛が増す数々のコンテンツ

・YouTube、ラジオ

トップチーム選手が登場して金井さんとのトークやイカナー(リスナー)からの質問に答えてもらえるカナイがイカナイトはもちろん、クラブスタッフにはどんな方がいてどんな想いで仕事をしているのか知ることができたり、パートナー企業がどういった企業でどんな理念を持ちどこに共感してFC今治をサポートされることになったのか、またなかなか試合を観に行くことができていないレディースの選手スタッフを知ることもできるFC今治のもじゃもじゃカナイのわちゃわちゃラジオもあり、見れば見るほどクラブのことが好きになっていきました!
今シーズン途中から収録中の様子も動画でUPしてくれるようになったのは嬉しいですね!

照山選手のチェキ当選!
ありがたや〜

・グッズ、ガチャ

グッズやガチャはどこのクラブにもありますがガチャに対する熱意や、それぞれ選手グッズを求めている人にすぐ声をかけて、譲ったり交換したりとそういった交流があるのもいいなぁといつも眺めています笑

僕も多くのサポさんに照山選手と冨田選手(奥さんがファン)のグッズや過去のマッチデープログラム、ポスター等をいただく機会が多々あり本当に感謝しています!
親切にしていただく分、自分も同じように他の方に親切にできるようになったなと思います。

グッズ展開に関して欲を言えば、選手着用のTRウェアや日用品、勝利時限定のVictory Goods等より幅広くなってくれると嬉しいです笑

テンション上がりますよね
神棚のように試合前にはここで手を合わせてます

■FC今治IMABARI感謝祭

前日のヴァンラーレ八戸戦を勝利で終え迎えたFC今治IMABARI感謝祭。
初めてのファン感だったこともありますが、このIMABARI感謝祭と名付けられた理由を知り益々楽しみに!

感謝祭ではこの選手こんなキャラやったん?と新たな発見もあったり、若手の選手だけでなくベテラン選手も盛り上げようとされてる姿を見て更に愛が深まりました笑

試合の翌日、またTR後で疲れている中、参加者を一生懸命楽しませてくれた選手や運営してくださったクラブスタッフの方々、また名前の通り今治に感謝した1日となりました。

街にも活気は出てきていると思いますが、この商店街ももっともっと賑やかになればなと思いました。


●小休憩(ヴィッセル神戸)

大学生の頃、兵庫県に住んでいたこともありヴィッセル神戸の試合を数回観に行ったこともありましたが、イニエスタの移籍をきっかけにファンからサポーターへ。

退団試合はもちろんゴール裏から声を届けました

そして今シーズンはクラブ史上初のJ1優勝!
昨シーズンは一時降格の危機もありましたが、後半戦から今シーズンにかけて神戸のスタイルを徹底したサッカーで優勝まで登り詰めてくれました泣
選手たちが報われたのが何より嬉しかったです。

現地で観ることができたのは幸せでした
欲を言えばゴール裏に行きたかった…

■忘れることのできない伊予決戦

サポーターとして初めて臨んだ伊予決戦。
試合日に近づくにつれ、選手でもないのに緊張が増していました。

この試合に関しては絶対に負けてはならない、勝利しかない試合です。例え昇格が決まっていても昇格の可能性が既になかったとしても絶対に勝たなければいけない、そんな試合だったと思います。

試合開始前からチャントの声量や雰囲気もいつもと違う盛り上がりを感じましたが結果は0-1で負け。
目の前で愛媛FCに優勝を決められる辛い結果となりました。
試合終了後は愛媛FCの選手やサポーターが優勝を喜ぶ姿をじっと見つめている方も多くいました。

話は少し変わりますが、2014年W杯決勝戦のドイツ対アルゼンチンの試合で解説を務めた岡田さんは、表彰式で歓喜に沸くドイツ代表をじっと見つめるアルゼンチン選手の姿を見てこんなメッセージを残していました。

岡田さん
「アルゼンチンの選手がじっとドイツを見てますよね。これを見なきゃいけないんですよ、じっと。そして、スタンドにいるアルゼンチンの子どもたちがじっとみて、いつかはと悔しさを次に繋げていくんですよ、目を逸らしてはいけないんですよ」

そのアルゼンチンの姿を見ていた当時の若い選手や子ども達も、8年後には代表の中心選手となり2022年W杯で見事優勝を勝ちとりました。

スケールは違えど今治にも同じことが言えると思います。
この悔しさを現選手やこれからの選手たちはプレイヤーとして、我々はサポーターとしてこの日の結果をしっかりと受け止め、次へと繋いでいかなければならないなと思いました。

この日の思いは忘れず

このように試合は悔しい結果となりましたが、一方で有志の方々(FC今治ビッグフラッグの会)の本当に素晴らしい企画もあり、サポーターの成長を肌で感じられる試合にもなりました。

今回は残念ながら参加できなかった方も、今後は関わりたいとポスト等されていることも多く見かけ、もっと良くしたいと熱く思っている方がたくさんいるんだなと感じました。

改めてこの企画にご尽力された方々、またお誘いいただいた方に感謝申し上げます。

ホーム最終戦時のビッグフラッグ掲出(公式より)

■今治の底力 意地を見せてくれた3連勝

愛媛FCとの試合を含め3連敗、またホーム試合としても3連敗で迎えた、同じく昇格を目指す鹿児島ユナイテッドFC戦。

昇格への僅かな望みを繋ぐための試合となったホーム最終戦のFC大阪戦。

そして先程終わった今シーズンの締めとなる最終節のアスルクラロ沼津戦。

逆転勝利がシーズンを通して1回しかないこのチームは、2試合は試合開始早々に、また沼津戦は2失点してしまい逆転するのは難しいと思った方も多かったのではないでしょうか。

選手たちはそんな不安を一掃してくれるような試合を見せてくれました。
点を取られようがなんぼでも返してやるといった気迫も感じましたし、シーズン中なかなか活躍の機会が得られなかった選手の奮起と活躍もあり、これこそチームで勝ち取った勝利だなと感じました。

試合後には泣き崩れる選手や涙を浮かべていた選手も数名いて、このJ3という給料面やサポート体制、今後のキャリアを含めて様々な面で難しい環境下ながら戦ってくれている選手をもっと応援したい気持ちになりました。

ゴール裏も先制された時や劣勢な時に、諦めるような雰囲気を出さず、今治の選手なら逆転してくれると信じて強い気持ちでこれからも後押しして行きたいですね!

公式より

シーズン中に限らず終了後も入れ替わりの激しいJ3リーグでは今後たくさんの移籍情報が出てくると思います。
これから先、今と同じメンバーで闘うことはできませんが、このラスト3試合の戦い方はきっと来シーズンに活きると信じていますし、クラブにとってはいろんな意味で大きな3連勝だったと思います。

何より勝利後の選手の笑顔がみられたのが1番の喜びです!

■一年を通して感じたこと

途中にも書きましたが臨場感を味わえるスタジアムにクラブスタッフさんの人柄、ファンサポーターの方々との交流がここまでFC今治を応援するようになった大きな要因です。
ただサッカーを観るだけや応援のためだけだとここまで今治に時間を割くことはなかったと思います。

"今治らしさ"という表現もよく目にしますが、その良さはこれからも継続しつつ、今治を更に活気あるクラブにするためにも建設的な意見が出し合える雰囲気はもっとあってもいいのかなと感じました。

ここも表現が難しいですが、言い合いの喧嘩しようぜ!ということではなく、もっとFC今治を良くするためにもクラブだけに任せるのではなく、みんなでできることも頑張って行きたいですね!ということです笑

■来シーズンに向けて

これも先程述べたように、これから多くのリリースが出て選手の入れ替わりがあると思います。
応援し始めた最初のこのメンバーから送り出す選手が出てくると思うと本当に寂しいですが、新しい地でも頑張って欲しいなと思います。
また来シーズン以降もFC今治で戦ってくれる選手、新しく今治に加入してくれる選手には今以上の声援を届けたいです!

そしてシーズン最後に見せてくれた意地の3連勝は綺麗な崩しや自分たちの定着した形での勝利ではなかったかもしれませんが、シーズン中に感じていた劣勢での雰囲気を全く感じさせない気迫を感じました。

今シーズン昇格することができなかったのは、当たり前ですがこういった試合があと1,2,3試合と1つでも多く積み重ねられなかったところにあると思います。

来シーズンからは選手・サポーターともにどんな時でも、リードを広げられる、逆転できる、絶対に勝てるという雰囲気を全試合全力で出して行きたいですね!

僕自身今治のことをたくさん考えたシーズンになりました笑
この1年の中でも特にここ半年程、仕事以外の時間の7〜8割は今治のことを考えていたと思います笑

そうやって考えたことや感じたことも、これまではまだサポ1年目で何も知らないから…等々、何かと理由をつけて出さないこともありました。
ただ大好きなこのクラブと選手を応援したい強い気持ちもあります。

特にゴール裏に関しては、ヴィッセル神戸サポとして何かを成し遂げたような経験は全くありませんが、ゴール裏での応援経験やその雰囲気を知っている者として何か少しでも還元していけたらと思っています。
※良い表現が思い浮かばなくて凄く上から目線な書き方になってますが、そんな風には一切思ってません。

こうやって振り返っていると、先程シーズンが終わったばかりなのに、もう来シーズンが楽しみでしかないです!

個人的な不安があるとすれば今の仕事が全国転勤(北海道から沖縄まで)なので、いつどこにいくか分からないことですかね…
愛媛を第一希望に、香川ステイ、広島岡山徳島高知で希望は出してますが笑

推しは推せる時に推せ、ではありませんが応援できる時にできる限りの応援を続けたいと思います。

さらっと書いたつもりが長文になってました…
最後まで読んでくださりありがとうございます!

これからもFC今治を応援していきましょう!!
そして来シーズンこそ優勝して昇格しましょう!!
Vamos FC今治!!



※自分の文章力の無さを痛感し、もっと本を読もうと思わせてくれる貴重な初noteになりました笑

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