スパイダーマン:ファーフロムホームを観ました

注)本投稿は本編を含め、スパイダーマンの他の実写シリーズやMCUの映画のネタバレを含みます。ご注意下さい。

先日、Amazonプライムで「スパイダーマン:ファーフロムホーム」が期間限定セールだったので観ました。僕の知っている実写版のスパイダーマンは2000年以降では3回目になります。

1回目はトビー・マグワイア主演のシリーズ。全3作から成り、主に主人公ピーター・パーカー(スパイダーマン)とその家族、友人、恋人関係という人間関係にフォーカスした秀作。アクションシーンの迫力もさることながら、登場人物の気持ちの揺れ動きや葛藤が良く表現された秀作だと思います。

2回目いは”アメイジング”と名のついた「アメイジング スパイダーマン」こちらは全2作。前回とはうって変わって、ザ・アメコミな内容と演出。スパイダーマンの動きをとらえたカットは迫力があって見応えがありました。

3回目が今作ですね。MCU(マーヴェル・シネマティック・ユニバース)と言われるマーヴェル映画に出てくるヒーローのコラボレーション。一つ一つのヒーローの映画が「アベンジャーズ 」の結成により繋がり、そして大きな的へと立ち向かいます。MCUの第一期(と言うのかな?)は「アベンジャーズ :エンドゲーム」で一旦は終了しました。本作はその「エンドゲーム」後の世界を描いています。

ストーリーとしては、クラスメイトと修学旅行のヨーロッパへ向かったピーター(スパイダーマン)が向かった先で未知の敵に出会い、新たなヒーローに助けられ、そしてそのうち一悶着あって(笑)またひとつ人間として成長し、最後はお決まりの、次回作及び次のMCU作品に繋がる様なフリを残して終わるといった感じです。

3代目(?)のスパイダーマンですが、MCUと言う個性のあるキャラクターの中で存在感を示すためか、前の2シリーズに比べて特徴的なキャラ設定になっている様に思います。ピーターは自信がなさすぎるし、MJも可愛いと言うより個性的な感じ。ピーターには何でも話せるネッドと言う親友も今シリーズで初めて登場していますし、何よりメイおばさんが若くて綺麗(重要)

当然ながら、ストーリーもMCUの一部分な感じが否めなくて、エンタメとしては楽しくすっきり観られる映画なんですが”MCUとしてのシリーズありき”な感じなので、これ1本観ただけでは物足りなくて消化不良な感じです。MCUはシリーズとしては好きで、全部観ていくと楽しめるのですが、映画1本ではシリーズを構成する1つのパーツになってしまい、多少の物足りなさを感じます。

とは言え、いったん観始めると目が離せなくなる位に次々と色んな事が起こり、最後まで飽きさせずに楽しませてくれる所はさすがだと思います。映画がエンディングに向かう頃には、最初の内容を忘れている程に。(これは僕の記憶力の問題ですね)

先に書いた様に、次回作を匂わせながら終了したので、早くも次が楽しみです。MCU一期ではどちらかと言うとそんなにメインのキャラクターでは無かったと思うので、もっと活躍する次回作を期待しています。


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