見出し画像

ヤギに扮してプリパラに潜入してみた 『キラッとプリ☆チャン〜プリティーオールフレンズ』

ヤギコス着用にてプリパラに入れるらしい

男子禁制のプリパラですが、ヤギのコスチウムを着ることで、プリパラに潜ることができる。

このことは、パラ宿プリパラでの一件や、パパラ宿プリパラ騒動、アイドルランド化後のWITHの活躍が知られるに伴い、公然の秘密となっているようです。

サイリウム・ドルチェ氏などと「ヤギコスでプリパラに入りたいねえ」と会話する機会が多々あり、構想を練っていましたが、先日ついに形になりました。

今回のヤギコスは『ヤギシード』

今回のヤギコスは、
アンゴラヤギの姿をもとに1920〜30年代式のディナージャケット(タキシード)風に仕立てた、通称「ヤギシード」です。

ヤギシード

WITHのショウゴさんが「ヤギシード」を着用したことがあると伺い、「これだ!」と思いたち製作したものです。

これでプリパラに潜入できたかどうかは……闇プリでお会いしたときにお声掛けください。

つまり

桑原美保先生・小学館ジュニア文庫『キラッとプリ☆チャン〜プリティーオールフレンズ〜』

キラッとプリ☆チャンの主人公、桃山みらいさんが、プリティーシリーズの各世界を旅します。そこで出会うスタァやアイドルたちと交流し、彼ら、彼女たちの悩みや課題に寄り添い、解決していく物語です。

この物語の、アイドルタイムプリパラのパートに、夢川ショウゴさんが「ヤギシード」着用で登場するんですね。

ふだんは女の子しか入れないプリパラに入るため、ヤギの変装をタキシード風にアレンジした“ヤギシード”をじゅんびしたのだし
桑原美保. キラッとプリ☆チャン〜プリティーオールフレンズ〜. 小学館, 2021, 113

とあり、パーカーのフードのように、背広の襟元からヤギの被り物を垂らしている夢川ショウゴさんの姿が挿絵に描かれています。(pp. 120,129)

サイリウム・ドルチェ氏(実在します)と、「プリティーのライブに行くときに、ヤギコスが着たい」という話をしていたのは本当で、しかし幾つかの理由があって着手していませんでした。

  • ヤギの着ぐるみなど作れるのか

  • 作れたとして、ライブでは、そのボリュームや形状が、邪魔だったり周囲の迷惑になるのでは?

  • そもそもせっかくプリズムのきらめきに触れられる場なので、ずんぐりむっくりなヤギコスじゃなくて、男プリアイドルとして、ちゃんとしたコーデで参加したい。

と考えあぐねていたタイミングに、上記の『キラッとプリ☆チャン〜プリティーオールフレンズ〜』が発売されました。
読んでみたところ「ヤギシード」なるお誂え向きのものが登場するではありませんか!

というわけです。もちろん見どころは、ヤギシードではなくて、
さながら「劇場版 プリティーオールフレンズ」といった格好で、読み応え十分ですので、ぜひ皆様読んでみてください。

ヤギシード仕様

ヤギシード(頭部)
ヤギシード(頭部)
ヤギシード一式
ヤギシード一式

ヤギシードは大きく2つの部分からなります。

  1. 頭部

  2. ディナージャケット(タキシード)部

2.のディナージャケット部については、1930年代のディテールを再現したディナージャケット一式を持っておりましたので、それをそのまま活用いたしました。

1.の頭部を新規に作成いたしました。

ディナージャケットが旧式ですから、
同じ時代のキャスケットを参考に型紙を製作。
そのおかげで、大変にボリュームのあるシルエットになっています。
また、首から後ろに垂らせるよう、ミミアテとリボンを追加しています。

ボア生地(本体)とスエード生地(顔部分)、コットンリネン生地(角部分)で製作。

目のボタンは、ヤギにピッタリなものがあったので、これにしました。
さながら旧い写真の着ぐるみのような不気味可愛らしさが出ているのではないかと思います。

形状・デザインについては、
本編の挿絵を参考に、おそらくアンゴラヤギの顔が黒い品種?個体?と想定。
一旦実在のアンゴラヤギの姿に立ち戻り、そこから1930年代式キャスケットの形状に合わせて、お顔や耳や角を設計し、製作しました。

ヤギシード作れてよかった

ディナージャケットは喜ばしい場面でしか着ることのない唯一の礼装です。
2020年のウィンターライブから、「男プリアイドルとして、一張羅で行かねば!」とディナージャケットでウィンターライブに馳せ参じていたのですが、

プリティーシリーズのアニメも一旦休止となってしまった今、
もしかしたら、早くヤギシードを作らないと後悔するかも。と思い、かなり突貫でしたが、完成に漕ぎ着けました。

特に、だからなにということはないのですが、楽しかったです。

あと、かぶると暖かかったです。

黒須あろま様の復活のサバトに、

ヤギシードで潜入し、お姿を拝見できたことは大変に喜ばしいことでした。


※上演中はもちろんですが、客席では頭部を取り外して、膝の上に置いて鑑賞しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?