大人になってから作曲を始めるのは遅いのか?

 こんにちは、こんばんわ、はじめましてアイディアサイトというものです。ボカロPとして活動しています。
 

 作曲に興味があるけど、技術がないから、お金がないから、時間がないからとあきらめている人に向けての記事です。
 

Q:大人になってから作曲を始めるのは遅い?

A:遅くない

むしろ、「興味をもった、もしくはもっている今が作曲を始めるのにベストな時期」です。

 ただ、一口に作曲ができるといっても、人によって、どれくらいできるかの基準は様々だと思います。そのため、参考まで現在の自作曲を載せておきます。
 下レベルの楽曲であれば絶対音感のような子供の頃にしか身に付かない特殊能力がなくても作曲可能です。


 遅くないということに説得力をもたせるために、ここで1つほど身の上話をしたいと思います。

【作曲を始めたきっかけ】


 僕自身作曲を始めたのが大学1年の冬ごろでした。それまでにピアノを習っていたことのなければ、音楽の成績が良かったわけでもありません。むしろ小中学校のリコーダーのテストは下から3番目をとった実績があるぐらいできませんでした。当然、家族や親類が音楽をやっていたということもありません。
 ただ、友人が作曲をしていて、その悩みを少しでも技術的な面で手助けしたいと思ったのと、単なる興味があったからです。

【曲作りといっても何をつくればいいの?】
 表現したいもの、訴えたいのがある人は、言葉にした感情に合う曲をつくったり、表現したいその感情自体を曲として表現すればいいと思います。訴えたいものがある訳じゃないけどかっこいい曲をつくりたいなや、あのアーティストみたいな曲つくりたい

 もしくは化学の実験のようにこの音を使って曲がつくりたいといったものでもいいです。ちなみに私は最初はこっちよりでした。

【作曲するのに特別な能力はいるのか】
 1つだけあります。それは作曲自体に対する興味です。この内容においては別の記事で深掘りしようと思いますので、ここでは軽く触れます。
私は創作自体に興味があるかないかの違いはあれど、特別な才能がないといけないものとは思っていません。また、特に作曲においては、技法や一定のルールを知っていれば作曲未経験でも曲は造れます。
 基本的な技法やルールといった知識は本やネットを探せばいくらでも転がっています。あとは、百聞は一見に如かずと言うように、とりあえず造ってみるだけです。
 とはいっても、無闇にやっても作曲の成長速度は遅くなってしまいます。そのうち、熱意や興味を失ったら元も子もありません。上達の鍵は正しい方向、量で努力することです。その第一歩として作曲の基本的なルールを知ることです。基本的なルールを知らないとスポーツやゲームはできないゲームはできません。そこで大事になってくるのが音楽理論です。次に、作曲を行う上で最初にやったほうがいいことを自身の体験談をもとに紹介していきたいと思います。

【DTM機材を買うまでに取り組んだこと】

 音楽機材を揃えるのに最低20~30万はかかります。当時はお金もあまりなかったので、すぐに買うという決断がなかなかできませんでした。そのため、機材を買うため専用の資金源を集める間に、音楽理論の勉強と、無料の作曲アプリでの実践を行いました。

作曲できるまでに取り組んだこと ~パソコンを買うまで~ 編】
・音楽理論の勉強
・無料の作曲アプリでの実践

・音楽理論の勉強
 作曲をするのにしても、受験勉強をするにしても努力する方向、順番、量が正しくないと結果がついてきません。僕はYouTubeで勉強し始めました。その中でも非常にわかりやすかったのが、おざしんミュージックさんの『誰でもわかるコード進行・音楽理論講座』です。part1から29まであり、非常に細かく解説しているので、わかりやすいです。


 この記事でも音楽理論など作曲関連の知識について発信していくので、ぜひ、活用してみてください。


・無料の作曲アプリでの実践
 曲作りも含め制作は形にしてこそなので、実践も同時進行で行っていきます。使用したアプリはmusiclineというアプリです(※案件ではないです)。これは、実際の有料版の作曲ソフトと同じような画面で、操作も似ています。これは、仮に後々、本格的に作曲したいと思ったときに操作を1から覚えなくていいので、作曲にすぐに集中することができます。
 
 話は戻して、作曲を実践していく上で2つのことを意識しました。
1つ目はとにかく作曲を楽しむことを意識していました。また、作れない日は無理して作らず、自分のペースでやっていました。僕の場合は、これまでの経験上、無理してやりつづけると、そのうち嫌いになっていたので…
ただその代わりに、造れるときは気がすむまで造りました。(学生だったからこれができたと社会人になって身に染みています…)

 2つ目は音楽理論で学んだことをすぐに既存曲もしくは、作曲中のものにフィードバックしました。人間どんなに勉強しても、使わないものは忘れていきます。だから最初はとりあえず、学んだことを片っ端から曲の中に詰め込んでみると意外にいいものができたりします。(実際に後から聞いて詰め込み過ぎて闇鍋みたいな曲になったものもあります…)

 
 以上今回は、音楽はいつからやっても遅くないということを長々話してきました。
やってみようかなと思っていただけたでしょうか?

本格的にパソコンを買って作業したいという方に向けての記事もありますので、興味があればそちらも読んでみてください。

ここまで読み進めてくださり、ありがとうございました。

不定期ですが、曲も出しているのでぜひ聞いてみてください。

【最後に】
最初は楽しむことが最優先ですが、ある一定のレベルまでいったらはとりあえず1曲完成させることをおすすめです。仮に今作っているのが納得いくものでない場合は制作中のものを「完成(仮)」として次のものを造ると完璧にこだわりすぎるのがいくらかマシになります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?