障害者の「困った」をみんなの「よかった!」へ変える(左利きの日)アイディペンデント通信Vol.71

8月13日は左利きの日です。

左利きの方の生活環境の向上を呼びかける趣旨で、1992年にイギリスの「Left-Handers Club」により制定されました。

利き手の違いは障害ではありません。
しかし左利きの方は全人口の10%程度と少数派です。そのため日常生活で多くの不便があります。
自動改札機をはじめとする公共交通機関、はさみのような文具が有名です。

それ以外にも例えば以下のような不便があります。

・デジタルビデオカメラ
スタートボタン/ズームボタンが右側に集中しているだけでなく、液晶モニターが左側に開くため、左手で扱うことができない。

・問題文が左側、回答欄が右側にある試験
右利きの場合、回答欄に書き込みながら問題文を見ることができるが、左利きの場合それができない。回答を書いている途中で左手で問題文が隠れてしまうので不利になる。

・結婚指輪
左手薬指に嵌めるとコップに当たる、本のページ、ドアの取っ手、ズボンのポケットに引っかかる。

(渡瀬けん著「左利きの人々」(中経出版)より)

同書にはこのような実例が70以上も挙げられており、まだまだ今の社会の仕組みがユニバーサルデザインではないことを教えてくれます。

昨年、左利きの日にアメリカのナビスコ社は左利き専用オレオを発売し、話題になりました。パッケージなどが左利きの方専用にデザインされ食べやすくなっていることが特徴です。

注文が殺到し、すぐに完売になったそうです。ユニバーサルデザインへの対応がビジネスチャンスにもなることの好例です。

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法律事務所/合同会社アイディペンデント

ユニバーサルデザイン・バリアフリーの普及、また障害者が働きやすい環境は、すべての人や会社をも元気にすることに着目して各種研修、コンサルティング等を行っています。 http://idependent.jp/

アイディペンデント通信

日本で生まれたユニバーサルデザインのアイデア、また、ユニバーサルデザイン・ダイバーシティに関するトピックなどをご紹介しています。