障害者の「困った」をみんなの「よかった!」へ変える(映画)アイディペンデント通信Vol.42

視覚障害者や聴覚障害者の方には、これまでは手軽に映画を楽しむ環境が十分に整備されていませんでした。
そこでスマホを使って視覚障害者や聴覚障害者の方であっても映画が楽しめるアプリがリリースされています。
UDCastです。

(ios版)

(android版)

音声はスマホのイヤホン端子を、字幕はスマホやメガネの形をした器具(スマートグラス)のレンズを通して供給されます。

これまでは特別な設備が必要だったバリアフリー映画を個人が持っているスマホやスマートグラスを通して実現できる先駆的なシステムです。


興味深いのは視覚障害者や聴覚障害者の方向けだけでなく、副音声提供、外国人への字幕/吹き替え提供、美術館/博物館での利用などの試みも行われていることです。

たとえば昨年9月に公開された「銀魂2」ではこのUDCastを使って監督・キャストによる副音声版が提供されており、監督・キャストが話す撮影中のエピソードや裏話などを聴くことができます。

最近の大ヒット映画では同じ映画を何度も映画館に足を運んで観る人が多くおられますが、このような試みがさらに広がれば、障害の有無と関係なくもっと多くの人が何度も映画館に足を運んで楽しむことができますし、映画館にとってはさらなる需要喚起にもなります。

まさに障害者の「困った」をみんなの「よかった!」へ変えてくれるアプリです。

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アイディペンデント通信

日本で生まれたユニバーサルデザインのアイデア、また、ユニバーサルデザイン・ダイバーシティに関するトピックなどをご紹介しています。
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