障害者の「困った」をみんなの「よかった!」へ変える(ショッピング)アイディペンデント通信Vol.60

5月17日、消費者庁が障害のある方の消費者被害に関する調査の結果を公表しました(「障がい者の消費行動と消費者トラブルに関する調査」)。

障害者の消費生活相談件数は年々増えており、平成28年度では9187件にも上りました。
しかし、障害者の消費者トラブルや消費行動の実態について十分な調査が行われているとは言えませんでした。そこで消費者庁が平成29年度から調査を行っているものです。

今回の調査結果では、目の不自由な方が何種類もの高額なカツラを購入してしまい自己破産せざるを得なくなった事例、「ご自由にどうぞ」と書かれていた試供品のお菓子を全部持って帰ってしまい両親が賠償した事例などが報告されています。

全体を通してみると特に目立つのは携帯電話やスマホ関連のトラブルが多数あることです。

・次々と新しい携帯電話を契約して多額の費用が発生した事例
・データ通信量が大きい高額プランを契約してしまった事例
・有料サイトで多額の課金をしてしまった事例
・携帯電話の契約をしたところネット接続、ミネラルウォーターサーバーなど他の契約もしてしまった事例
・詐欺メールにだまされお金を振り込んでしまった事例
・スマホのゲームに多額の課金をしてしまった事例

などです。

残念ながらスマホはその複雑な契約、料金システム、細かい字がびっしり書かれたパンフレット、バージョンアップごとに二転三転する操作方法などからみてまだまだユニバーサルデザイン、バリアフリーとはいえません。このことがトラブルの多さの背景にあります。

しかし、スマホは年齢層、国籍の違い、障害の有無に関わらず生活、仕事のために必需品です。改善が望まれます。

7

アイディペンデント通信

日本で生まれたユニバーサルデザインのアイデア、また、ユニバーサルデザイン・ダイバーシティに関するトピックなどをご紹介しています。