障害者の「困った」をみんなの「よかった!」へ変える(着衣着火)アイディペンデント通信Vol.40

今年の年末年始は全国的に寒波が訪れました。
寒い時期に特に増えるのが服に着火して火傷をするという着衣着火の事故です。調理中にこんろの火が袖口に燃え移ってしまう事故が典型です。

(独立行政法人製品評価技術基盤機構)

火災による死者(放火自殺者等を除く)のうち、7.3パーセントが着衣着火によるものです(平成29年消防白書)。

着衣着火は高齢者の方に特に多く発生します。
高齢者は、加齢によって眼球の組織が変化して青い色が見えにくくなります。そのため、ガスこんろの青い炎が実際よりも小さく見えてしまうことが原因の1つです。
しかも、着衣着火は、炎が直接服にあたっていなくても炎によって服が加熱しても起きるためさらに危険が大きくなります。

これを解決してくれるのが最近急速に普及しているIHクッキングヒーターです。
このIHは炎を使いません。また、鍋の底を直接温めます。
そのため、着衣着火のリスクを大きく下げてくれます。

特にパナソニック株式会社が開発した最新のIHクッキングヒーターには「光るリング」と呼ばれる、加熱されている場合には利用者に知らせる仕組みが備えられています。

この「光るリング」は目の見えにくい人にも加熱している部分が見やすく安全で、また障害の有無と関係なく鍋を置く位置がわかりやすくなり好評です(※)。高齢者にも、障害者にも、さらに障害の有無を問わず安全で便利というまさにユニバーサルデザイン製品ですね。

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https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/489864.html

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アイディペンデント通信

日本で生まれたユニバーサルデザインのアイデア、また、ユニバーサルデザイン・ダイバーシティに関するトピックなどをご紹介しています。