障害者の「困った」をみんなの「よかった!」へ変える(戸締まり・火の元チェック)アイディペンデント通信Vol.70

家やオフィスを出た後、「カギを掛けたかな?」「火の元は大丈夫かな?」と心配になることはないでしょうか。
小さなお子さんにひとりでもちゃんと戸締まりや火の元を確認する習慣を身につけてもらおうと考えている親世代の方もおられると思います。
戸締まりの有無やガスや電気を消したかを何度も何度も確認しないと気がすまないという病気(強迫性障害)もあります(※)。

これらの問題を解決する一助となるアイデア商品があります。
火の元・戸締りチェッカー(コモライフ株式会社)です。

外出時に忘れてはいけない火の元・戸締りなど、任意に設定できる6項目をスライダーを上下させることで実行したかをチェックできるキーホルダーです。
使い方はかんたんで、戸締りなど実行した項目のスライダーを動かして「○」にするだけです。外で不安になってもキーホルダーを見ればいちいち戻らなくても確認できます。

この「火の元・戸締りチェッカー」はユニバーサルデザインの観点からも優れています。

①操作部が目立つ
もっとも大切なスライダー部分は地の部分(薄橙色)と色が変えられ、白で目立ちやすくなっています。このためどこを操作すればよいかすぐにわかります。

②操作方法がわかりやすい
スライダー操作は上下に動かすだけの単純な動作です。多くの人が容易に理解できます。

③操作結果が複数の感覚でわかる
スライダーを動かす操作が完了するとカチッとした感触があります。また○・×という記号、赤と青の色でも操作結果が表示されます。つまり、触覚(カチッとした感覚)と視覚(記号と色)という複数の感覚で確認できるため操作ミス、操作漏れが防げます。

④項目順を自由に設定できる
各項目はあらかじめ印刷されているわけではありません。
スライダーに対応する項目(玄関、ガスなど)がシールで提供されており、また無地のシールも添付されています。
そのため使用者が普段どの順番でそれぞれの操作をするかに応じて項目順を自由に設定できます。これによってさらに操作漏れ、操作ミスが防げます。

もともとはシニア層向けに開発されたものですが、子育て中の親世代から大人の忘れ物チェックまで幅広い世代の方に受け入れられているそうです。
ユニバーサルデザインの観点からも頷けます。


http://www.myclinic.ne.jp/imobile/contents/medicalinfo/gsk/top_mental/mental_003/mdcl_info.html

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法律事務所/合同会社アイディペンデント

ユニバーサルデザイン・バリアフリーの普及、また障害者が働きやすい環境は、すべての人や会社をも元気にすることに着目して各種研修、コンサルティング等を行っています。 http://idependent.jp/

アイディペンデント通信

日本で生まれたユニバーサルデザインのアイデア、また、ユニバーサルデザイン・ダイバーシティに関するトピックなどをご紹介しています。