障害者の「困った」をみんなの「よかった!」へ変える(視覚障害者と歩きスマホ)アイディペンデント通信Vol.35

11月は、一般社団法人電気通信事業者協会、全国の鉄道事業者や携帯電話会社などが共同して行った、「やめましょう、歩きスマホ」キャンペーン月間でした。


このキャンペーンは年に1度行われていますが、今年は、駅や車内に貼られた

「ぶつかった、とあなたは思う。ぶつかってきた、と周りは思う。」
「即レスしなかった程度で失われるものを、友情とは呼ばない。」

という強烈なフレーズのポスターが印象的でした。

この歩きスマホは、障害の有無と関係なく危険ですが、視覚障害者の方にとってはさらに危険です。
もともと、視覚障害者の方のうち実に3割を超える方が駅ホームからの転落経験があります。
そして、ホーム上で困ることとして、8割近くの方がスマホの操作をしている人とぶつかることを挙げています(※1,2)。

また、視覚障害者の方というと、普通は盲導犬を連れていたり、白杖を持っていたりしている方を想像しがちです。
しかし、盲導犬はまだ普及途上です。視覚障害の内容やひったくりや痴漢に遭いたくないという理由で白杖を持たない方がたくさんおられます。
そのため、視覚障害者かどうかは盲導犬や白杖の有無といった外見では分かりません。

ですから「この人はちゃんと見て避けてくれるだろう」という考えで歩きスマホをしてしまうと、大きな事故に繋がります。
先入観をもたず、ルールを守ってスマホを使うことが大切ですね。

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※1

http://nichimou.org/

(社会福祉法人 日本盲人会連合)
※2
http://nichimou.org/all/news/secretariat-news/170313-jimu/

(鉄道駅に関するアンケート調査 調査結果について)

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アイディペンデント通信

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