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障害者の「困った」をみんなの「よかった!」へ変える(スプーン)アイディペンデント通信Vol.75

食べることは単に肉体維持のための栄養補給というだけにとどまりません。
精神的にも大きな意味があり、おいしい・楽しいという気持ち、ひいては自分自身を価値ある者だと感じる感覚(自尊感情)を得ることもできるというとても重要な意味をもちます(※1)。

高齢者にとっても同じです。

要介護高齢者の日常生活での関心事を聞いたアンケートによれば特別養護老人ホーム、老人保健施設、老人病院、療養型病院を問わず、食事がすべて1位でした(※2)。

そして自力で食事ができること(自力摂取)はさらに重要です。
全介助だった95歳の女性が自力摂取できるようサポートしてみたところ成功したばかりか、簡単な作業やコミュニケーションがとれるようになるまで回復した事例が報告されています(※3)。

自力摂取のハードルになっているのが食器です。

腕の筋肉の衰えにより重いものを継続して持つのが難しくなったり、握力が低下したり、手が震えて途中で落としてしまったりなど、要介護状態になるとなかなか思い通りに自力摂取ができなくなるからです。

これを解決してくれるのがライト ユニバーサル スプーン(株式会社青芳)です。

まずフォークとスプーンを兼ねているので持ち替えが不要です。

スプーン部分は小さくて浅くなっているため、安全性が高められています。
フォーク部分も尖りが少ない設計になっており、安全に食べ物を切って口に運べます。

さらに実際に持ってみるとわかるのがその軽さです。空洞構造になっているからです。これにより持ちやすい太さの確保と負担にならない軽さの両立を図っています。

そして通常のスプーン(下)と比較して先端が上向きになっています。これによって食べ物が落ちにくい設計になっています。

ユニバーサルデザインの発想による、子供から高齢者まですべての人に安全で使いやすいスプーンです。

※1 QOLと食事(弘津 公子) 厚生労働省ウェブサイト
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-019.html
※2 口腔機能向上マニュアル ~高齢者が一生おいしく、楽しく、 安全な食生活 厚生労働省ウェブサイト
https://www.mhlw.go.jp/topics/2009/05/dl/tp0501-1f.pdf
※3 https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160913-OYTET50033/

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法律事務所/合同会社アイディペンデント

ユニバーサルデザイン・バリアフリーの普及、また障害者が働きやすい環境は、すべての人や会社をも元気にすることに着目して各種研修、コンサルティング等を行っています。 http://idependent.jp/

アイディペンデント通信

日本で生まれたユニバーサルデザインのアイデア、また、ユニバーサルデザイン・ダイバーシティに関するトピックなどをご紹介しています。