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231013 優しさは可視光線


自分の行動が如何に相手を幸福にするか


昨年、10月。ジミンさんの誕生月を迎えた頃に、Twitterのトレンドに上がってきたハッシュタグ #serotomin

恐らくセロトニンとジミンを掛け合わせた造語だが、何ともまあ、彼にピッタリな言葉だと思った。

セロトニンとは、脳内の神経伝達物質のひとつで、ドパミン・ノルアドレナリンを制御し精神を安定させる働きをする。


ジミンさんは優しい。

周りの人に優しい。子供や年配の方にももちろん優しい。犬や猫にも優しい。時には虫にだって。


ステージに現れた虫に話し掛けるジミンさん


一度彼の優しさに触れてしまったら、もうそれ以前の自分には戻れないのだ。なぜなら彼は、ただ人に優しく接するだけでなく、自身のその優しさを、相手の心にも分け与えてしまう人だから。
ああ、そうか。こうやって人に優しくすればいいんだ。と。思わせてくれるような人だから。


自分よりもまず先に、他者を思い遣り、優先できてしまう優しさ。そういったポーズを取るだけなら簡単に出来るかもしれない。なんなら、ポーズを取るだけでも十分優しさだと言える。けど、彼はそうじゃなかった。

泣いているメンバーがいたら真っ先に駆けつけ、相手を安心させるような微笑みと抱擁を与える姿。常に傷ついている人や弱っている人に寄り添おうとする姿。場の空気が悪くなりそうになると自然に明るく振舞ってみたり。時にはただ隣に座ってみたり、ただくっ付いてみたり、同じことを一緒になってやってみたり、率先してふざけて相手を笑わせてみたり。ただ、あたたかくて、やわらかい、心地のいい愛を与えられる人。


ファンに対して出来る限り誠実であろうとする姿も、彼の優しさだと感じる。
自身のグループが何か賞を受賞する度に彼がSNSに投稿するのは、#우리아미상받았네(ウリアミ賞もらったね)というハッシュタグ。
この賞はファンあってこそだと、いつも提示する。ファンからしてみればそんなの、彼や彼らの努力他ならないのに。それでも一緒にもらった賞なんだと、明言してくれる彼に、ファンへの愛を感じる。



SNSをあまり多用しないジミンさん。そんな彼だが、時折Weverseにメッセージを残してくれる。

雨が沢山降ってますね。
良い天気ですね。
肌寒いので暖かくして下さいね。
風邪を引かないでくださいね。
楽しい秋夕をお過ごしください。
メリークリスマス。

等々。季節の変わり目に訪れる彼のささやかな挨拶にいつも心が綻ぶ。他人だけど大切に思っている、遠くでいつも幸せを祈っているよ、というような、彼のファンとの距離感に心地良さを覚える。
自分も、普段は自身の私生活を生きることに必死だが、例えば道端に咲く花を綺麗だと感じた時。ジミンさんもこんなことを感じられる心の余裕は今あるかな、楽しく過ごしているかな。とか思ったり。そんな気持ちは決して一方通行ではなく、同じなのかなと感じられるから。


優しさに輪郭はない。でも彼が持つ優しさに実体を確信してしまうのは何故か、考えた。例えば太陽の光が目に入った時に"眩しい"と感じることで、そこに太陽の光が存在することが分かるのと同じ原理だと思った。
自然と、好きなアーティストの歌詞の一節を思い出した。"優しさは可視光線"なんだと。

優しさは可視光線  愛以外さざ波になって消える

小袋成彬 / Formula


他アーティストの曲でいえば、個人的にジミンさんを連想してしまう曲がもうひとつある。歌詞の一つ一つ、自分にとってはジミンさんのことだなと感じてしまう。

ちっぽけで  からっぽで  何にも持ってない
優しさに触れるたび  わたしは恥ずかしい

藤井風 / 優しさ



彼の優しさを日々受容するファンとしては、彼の私生活や私的な感情を勝手に推察することは、個人的にはあまり好まない。彼がファンに'見せたい自分'があるとするならばそれを尊重したいから。

とはいえ、人間は生きていたら辛いこともあるし、人には言えないことも起こる。人を傷つけることもあれば、傷つけられることもある。彼がどんな日々を送るかは知る由もないが、ただ、孤独を感じる夜に"自分は決して一人じゃない"と、思い出せる存在が、彼にもあればいいなと思う。(きっとあるだろうけどね)
なぜなら、そうやって幾晩もジミンさんの存在に救われた人間がここにいるから。


Happy birthday!  20231013

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