(ネタバレ含む)ミリアニ5話感想:1~4話の決算・端的に神回

 ミリアニ5話がめっちゃ面白かったので、簡単に感想をまとめます。私はアイマスに詳しくないので、内容が浅いことにはご容赦ください。
 1~4話は視聴済み、という前提で、内容にもガッツリ触れるのでネタバレにはご注意ください。

 
 話のタイトルは「未完成のThank You!」
 全体としては4話の続き、後編とも言える内容になります。765シアターのプレオープンイベントまで残り12日、成功に向けて各々が努力し、本番へ…といった流れ。
 以下ではストーリーに沿って、特に印象に残った所をまとめていきます。

 
 まず冒頭のOP前に、映画館で観た人はとても読めなかったであろう細かいイベント内容や課題が提示されます。簡潔なレジュメを、冷や汗かきながら睨む未来ちゃんが好き。
 前話でのアクシデントの反省から、雨対策としてテントを作り、その中にステージを設けることに。ちょこちょこ出てきたロコのアートセンスが発揮さます。
 私が説明するまでもないでしょうが、しれっと出てきた赤髪のイケメン、ジュリアが言っていた「武道館みたい」というのは、劇中で歌われていた「Thank You!」の歌詞に由来するものでしょう。 
 テントは手縫いで作ることに。イベントで使われるようなテントの素材って、分厚くて重い化学繊維の印象があるのですが、あんな布に手縫い用の針が通るわけがないので、恐らくもっと軽い、簡易的な布なのでしょう。

 
 
それから各々が行うイベントの練習・準備風景など。ジュリアの「自己紹介みたいなイベント」という表現が結構好き。
 マスコットに定評のあるアイマスですが、麗花さんが持っているギリ放送コードに引っかからなそうな形状の奴は、「でんでんむすくん」というらしい。全体的に保護者っぽい立ち位置ののり子が良かった。
 
ステージ兼テント作成組(2~3話で活躍した子達)は事務所に泊まり込みで作業。屋内なのに、プロデューサーが用意した寝具はどうみてもアウトドア用の寝袋。恐らく1話のサナギからチョウに羽化するイメージを持ってきているのでしょう。結構真面目なシーンなのに、登場人物全員寝袋に収まった芋虫なので情緒が乱れました。
 芋虫未来ちゃんの挙動が中々に変態で、3Dアニメーションってこんな自由に動かせるんだ、仰向けの状態から全く苦しげもなく上体を起こせる未来ちゃんの背筋はどうなっているんだと感心させられました。
 修学旅行や林間学校を思い出すような雰囲気やプロデューサーとのやり取りも地味に好き。


  少し飛ばして、いよいよイベント当日のシーン。5話の一番の見せ所となるシーンですが、話の流れやキャラクターの描写、音楽の使いどころなど、あらゆる要素が違和感を感じさせない、非常に巧みなものでした。
 ステージで披露された一曲目は「We Have A Dream」。劇中では765ASの広く知られている曲、という扱いでしたが聴きなじみがなかったので、少し調べてみたところ、パチスロのPVで初披露された曲であり、自己紹介のようなニュアンスが強いです。私はアイマスにハマって1年くらいのニワカなので、知る機会ができてよかったです。
 それから歌に合わせてイベントの様子がスライドショーのように流れるのですが、2話のシール発注のシーンといい茜ちゃんはベラが回る。それに劇中の扱いからして、生配信にASの4人を映しているのは結構すごいことなのでは。カメラを回している赤羽根Pは今回声だけの出演ですが、直立で転ぶ春香といい、アニマスの1話を思い出すようなシーンでした。
 何気なく笑ってしまったのが、今回完全にギャグ要員だった麗花さん。絶妙なワードセンス、尋常じゃない量のシャボン玉を吹くシーンは、美人が繰り出すにはシュール過ぎました。それに前話で少し損な役回りだった桃子へのフォローが多くて良かった。
 

 イベントのラストを飾るのは当然ライブです。曲は「Thank You!」にわかの僕でも知っている曲ですが、劇中では未完成の設定で、ジュリアのアコギに合わせて合唱。ミリオンライブを代表する曲ですが、聴いてみると曲に沿ったストーリーになっていたことに改めて気づかされます。

 1話で「受け取る側」だった未来ちゃんが、今度は「与える側」になるという構造が非常にキレイでした。ステージに上っていないメンバーが我慢できずに歌いだすところも感動しました。

 まとまらない文章で大変恐縮ですが、ミリアニが面白かったので、乾燥に残しておきました。最後まで目を通していただき、ありがとうございます。
 

 

 
 


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