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子どもとおとなが交わる本棚

おとなと子どもの境界線がどこにあるのか

あまり分かっていない

大人と呼ばれる人たちは先に生まれたので、年の若い人より義務教育は先に学んだかな?くらいに私は思っている

幼少から本が大好きだったわたしは、週末に図書館で上限ひとり10冊分めいっぱいに借りて読むのが楽しくて仕方なかった

帰ってから読む楽しさは勿論のこと
選ぶ時間がたまらなくわくわくする

小学生になるとちょっと背伸びをして
大人の専門書とかの棚からなんとなく気になるカテゴリーの棚に向かい、そこから本を選ぶ自分がかっこいいと思ってたのもある笑

大人が読む本の棚は
「難しそうだけど背伸びをしたい欲求を満たしてくれる」存在
それは子どもの私でも自分の意思でそれが出来る自信にもなっていたように思う

我が家の子どもたちも本が好きらしい

市立図書館にお世話になっているけど家にも本は多い

子どもが生まれてから、いつか子どもにも手にとって欲しいなと思う本が出てきては家に溜まっていて、本は子どもの側に置きたいと考えていた

今年のGWの初日
家のフリースペースにリンゴの木箱を敷き詰めた

子どもたちの本と私が買った本をごちゃ混ぜにいれようと思ったのだ

ただ、ごちゃ混ぜにしても何が置いてあるのか興味が湧きにくいだろうなと問題点も見えていたので悩んでいたけれど

ふと自分の幼少期の大人の本の選び方を思い出し
カテゴリーをつけてみることにした

様子を見ていた小2の末っ子が私が貼っていく付箋に書いたカテゴリーを読み始めたので「じぶんの本、おんなじ棚に入れていいよ」と言ってみた

彼は、ちょっと悩んでから大好きな恐竜や魚の本を持ってきて「しぜん」のカテゴリーに並べた

彼にとって恐竜と魚は「しぜん」なんだなぁとわたしがどきどきした

それを見ていた小4の次女は、私が小学生の時から大好きだった料理の本を実家から譲り受け大切に使っていて、それを料理のカテゴリーに並べた

彼らがカテゴリーを認識して自分で本を設置した瞬間、同じカテゴリーとして横に並ぶ本は興味の対象になり得るし、手にとっていいもの

そこには子どもも大人も境界のない
純粋な興味を満たすものがただあるんだと思う

カテゴリーは私の気分で書いただけなので決まりはないけれど
今後子どもたちからカテゴリーの提案があっても良いなぁと思う

そういえば、木箱は2段以上積み上げなかった
寝転んだりグダッとしてる時に目に入りやすい高さにしたかったから

子どもが地べたに座って篭れるよう
ダメになるソファを買ってこよう

ソファにダメにされながら
なんとなく近くに互いの気配を感じながら
うだうだ本を読み耽たい

#cakesコンテスト

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