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キムソクジンの愛と冒険

ジンくんってニシノくんみたい。

私はニシノくんが大好きだ。

“ニシノくん”というのは小説の中に出てくる架空の人物で、イケメンで色気があって仕事も出来て、どこかこの世界に馴染んでいなくて、女の子を喜ばせることが上手で、しぬほどモテるのに、なぜか必ずフラれる残念な男の子。

それがニシノくんだ。

ニシノくんは誰のことも愛していないから、誰からも愛されない。そこはキムソクジンという人とは違う。ジンくんはイケメンでパーフェクトで女の子がよろこぶことを知っているだけじゃなくて、周りの人をハッピーにする深い愛をもっている。

人生は恋と冒険だ。誰もが愛を手に入れたいのに捕まえられないまま、夢や人やモノに恋することをくり返す。

ジンくんってこんな人だと言うのがとてもむずかしい人だけど、ジンくんは、きっと恋をくり返すのではなく、ちゃんと愛にたどり着ける人だ。


〈 目次 〉

1.『ニシノユキヒコの恋と冒険』について
2.本当のジンくん
3.アメリカンハッスルライフの頃
4.ジンくんの哲学
5.ジンくんの恋と冒険
6.少し足りないけどうつくしいもの

 

1.『ニシノユキヒコの恋と冒険』について

『ニシノユキヒコの恋と冒険』という川上弘美さんの短編小説は、ニシノユキヒコという男性の生涯が、さまざまな世代の、さまざまな性格の女の子たちによって、語られていく。

人妻の不倫相手のニシノさん。中学生の西野くん。会社の同僚で恋人のユキヒコ。

一つ一つの物語に登場する、誰かの大好きなニシノくんは、かつて同じように彼を愛していた人にとって、ぜんぜん知らないニシノくんだ。

私たちにはいろいろな世界がある。

親の前にいる私。会社にいる時の私。ともだちといる私。恋人と2人の時の私。

その世界の人たちから見た私は、私を知っている別の世界の誰かにとって、ぜんぜん知らない人なのかもしれない。
この物語はそんな風にして、たくさんの人から見たニシノくんというひとりの男の人について描かれている。

 

ニシノくんは、しぬほどモテるのに、誰からも愛されない。優しくて、特別で、女の子の望むことを叶えてくれる。
それなのにどうしてか、誰からも愛されない。

ニシノくんは、さみしい女の子の心に寄り添うのがとても上手だ。彼女たちが求める甘い言葉をささやく。ぼくのことどれくらい好き?とか、いつまでも変わらず好きでいてくれるの?とか、僕のすべてを受け入れてくれる?だとか…わりと面倒なことを言ってくる。だけど束縛してくるようで、ちっとも束縛しない。心を重ね合わせる為のもう一歩を踏み込んでこない。だから、ニシノくんは愛を求めているのに、結局は、誰のことも愛せない。

仕事も出来て有能なのに、いつも世間になじんでいなくて、どこかぎくしゃくしている。

“おこないや言葉や動作はなめらかなのに どこかが、ぎくしゃくしている。”

 

おこないや言葉や動作がすてきなのに、どこかぎくしゃくしている生身の人間を私は知っている。

キムソクジンという名前のその人だ。

 

 

2.本当のジンくん

 今でさえソンキスという一発ギャグをたずさえて、果敢に笑いを取りにいく、明るい印象が強いけれど、デビューのステージでは、“ズボンがずれるから上手く踊れなかった”…とかいう理由で泣いていた。

 おしとやかで品が良くて、言葉がきれいで、どこの国の王子かと思うほど美しくて……どこかぎくしゃくしている。

 ジンくんは防弾少年団の長男なのに、マンネLineともよく遊ぶ。そして、ジンくんの遊びはとても幼稚だ。子どもみたいにわーわー言ったり、つまらないオヤジギャグを言ったり、あいうえお作文をやたらめったらやりたがる。そしてその行動により、たぶんメンバーや周りのスタッフたちはいつも、とても救われているのではないかと思う。

 

ジンくんは周囲を利用して、自分の幸せを大きくしているのだという。(※BON VOYAGE S2 Ep2より) 

「目の前の誰かが笑えば、自分も笑う。目の前の誰かを利用して、僕の幸せを大きくしているんだ。」とまっすぐに話すジンくんは、ナムジュンに、ヒョンにとって重要なことは何ですか?と聞かれた時、「重要なのは 僕が幸せであること」だと言っていた。その話をするときのジンくんは、一つもふざけたりしないで、まっすぐに淡々と話しているようにみえたのだけれど、彼は本来、そういう人だったと思う。

最近放送された「Run BTS!」の脱出カフェに行った際、黙々とゲームをこなしながら、淡々と、優しくメンバーにルールを教えるジンくんに、普段の家にいるときのジンくんを知れた気がしてとてもドキドキした。

 

 

3.アメリカンハッスルライフの頃

 まじめで、正しくて、おしとやかで、淡々としている。

学生時代の写真に写るまじめで賢そうな男の子は、中学イケテナイ芸人そのものだけど、暗いのとは少し違う。すでにこの時からまっすぐに人の目を見て話すことのできる心の強さみたいなものを感じる。

BTSがデビューしてまもなく放送されていた番組で、エレベーターでMVの撮影中、突然泣いている女性が乗り込んで来たら、メンバーはどうするのか…というドッキリがあった。突然女性に接近され、ただただ目を合わせないようにしたり、何だこれ?といった様子でニヤニヤとやり過ごすメンバーの中、ジンくんだけが、「もしかして悲しいことがありましたか?」と、その女性に話しかけていた。とても強いハートを持っているメンバーだと思った。初期の番組を観ていると、そんなにベラベラとしゃべる方ではないのがよくわかる。

それからWINGSツアー中の海外公演で、プレゼントなのか、うちわか何かをステージに投げつけたARMYがいた時の顔が印象的だった。

ホソクくんは顔に何かが当たった時、一瞬おどろいたものの、すぐに笑顔で大丈夫だよ!というようなジェスチャーをしていたけれど、ジンくんは違った。ぎゅっと口をむすんで、怒った顔で投げたARMYの方をじっと見ていた。無言だったけど、それはいけないことだと相手によく伝わる態度を示していたのを覚えている。

 

アメリカンハッスルライフという、これも初期のBTSの番組で、現地のチューター(先生)とチームに分かれて、課題の準備をしていた時もそうだった。ジンくんとゆんぎとチームになったチューターが最悪だったのだけれど、若い2人の男の子が、怒りをあらわにすることなく、淡々と今やるべきことと、こちらの想いを上手に説明していたのが印象的だった。

ゆんぎは彼の態度に怒っているというよりは、あきらめているような印象を受けたけれど、それに対してジンくんが「ガマンしろ」とくり返していたのがとてもとてもお兄ちゃんだった。そして調子に乗ったチューターが鳥の人形でジンくんを叩いた時には、例のあの時と同じ、ぎゅっと口をむすんだような顔で、じっとチューターを見ていた。ゆんぎはもうなんにも話さなかったけれど、ジンくんは諦めずに彼にやるべきことを、それでも説明し続けていた。感情に任せるのではなく、良くないおこないをきちんと説明出来る人なのだと感心した。

ジンくんって、人への興味が強いのではないだろうか。

自分と違いすぎる他人に対して、切り捨て、あきらめるのではなく、知ろうとする人なのではないかと思う。

 

「BURN THE STAGE」で公演中、テヒョンとケンカになった時もそうだ。間違いを指摘されて、自分の想いが伝わらない時、ジンくんは引き下がらなかった。

テテちゃんはそういう時、悲しみやもどかしさを誰かにぶつけるのではなく、自分に向けてしまう人だから、最後には黙って泣いてしまった。公演後に話し合いになった時、「自分も大人げなかったけど君にもこういうことに気をつけて欲しい」と、まっすぐに話していたジンくんは、ぶつかることを避けてうやむやにするのではなく、相手がなぜそう思うのか、どうしてこうなってしまったのか、とことん深く、人を理解しようとしていたのではないかと思う。

2人きりの話し合いにジミンくんが助け舟を出すように現れ、和やかな雰囲気になって終わったそのシーンだったけど、ジミンくんに「割り込んでくるなよ」と言ったジンくんの顔はまだ、あの時の、ちょっと怒ってる顔だった。

正確な時期は分からないけれど、このツアー中とても辛い時期に、テテちゃんがゆんぎから手紙をもらったのだと話していた。長文の最後に“愛してる”と書かれていたと、とてもとてもうれしそうに話していた。

ジンくんは、あの時、話し足りていなかった。ジミンくんがいないところで話したかったのはなぜか。ゆんぎがテテに手紙を書いたように、きっと彼なりに、テテの辛さを感じていて、心の中の感情をきちんと受けとってあげたかったからなのではないかと思う。

もっと知りたい、もっと理解したい。自分とは違うわけのわからない他人を受け入れたい。そう思える人は、とても強い人だと思う。

自分というブレない軸があるからこそ、他人を受け入れてあげられるのだ。

 

 

4.ジンくんの哲学

ジンくんの大切にしているものは、一貫している。時間にルーズな人や早く物事が決まらないとよくイライラしているけれど、ボンボヤS2で最後までベッドでごろごろしていたり、直接誰かに迷惑がかかるわけではない時にはとてものんびりしていたりする。

彼の中に彼だけのルールがあって、それはいつもブレないでまっすぐに立っているみたいだ。

そういえば、今年のビルボードでのパフォーマンス後、韓国で行われた記者会見の時、記者の1人がジミンくんにとんでもない質問をした。殺害予告をされた時、どんな気持ちだったか。ジミンくんはいつもの微笑みで、穏やかに質問に答えていたけど、私のハラワタは、そんなこと聞くなよと煮えくりかえった。ふとジンくんの顔を見ると、ジンくんはあの顔をしていた。ぎゅっと口をむすんでこわい目でまっすぐに相手を見ている。どうやらその記者は、彼のルールに反していたらしい。

ジンくんのルールのすべてを計り知ることはできないけれど、自分がされて嫌なことを相手にかまわずする人を彼は許さないのではないかと思う。
その感覚を持つのは、普通のことなのかもしれない。
でもその普通のことを大切にし続けるのは、実はとても難しいことだと思う。

 

ジンくんの幼い頃の夢は、お父さんのように会社員になりたかったという。とあるドラマを観て俳優を目指すようになり、Bighitに入ってから、初めて歌手になりたいと夢見るようになったそうだ。(※「BURN THE STAGE」より) 

 ジンくんが練習生になったのは20歳の時で、特別な逸話はないけれど、可能性があると期待されたからここまでやってこれたと語っていた。

今年の「SEASON`S GREETINGS」で昨年印象に残ったことを聞かれた時、メンバーのほとんどは初めて行ったビルボードの話などをしていたけれど、ジンくんは、メンバーみんなでホソクくんの家に遊びに行った時だと話していた。

「BURN THE STAGE」でもそうだ。「チャートで1位になったり、ドームで公演したりすることも もちろん大きな夢だけど、すばらしいメンバーたちと一緒に、長い時間この音楽と公演をしていくのが ぼくの夢です。」と話していた。

ジンくんの大切にしていることは一貫してとても身近にある。世の中のたくさんの人が持っているのに見逃してしまう、ささやかな幸せな時間を、彼はちゃんと捕まえることができる人だ。

 

“おこないや言葉や動作はなめらかなのに どこかが、ぎくしゃくしている。”

正しくてまじめで、おこないや言葉や動作がなめらかなジンくんについて、個性的なメンバーたちが常識のラインからはみ出しそうになった時、しっかりと捕まえてくれる常識を持っているメンバーだと、パン・シヒョクPDが話していたけれど、クセのつよいメンバーの中でけっして埋もれることのないジンくんは、やっぱりどこかバグっている。ぎくしゃくしているのだ。

 


5.ジンくんの恋と冒険

 少し前に全ヌナARMYがざわざわしたツイートがあった。いきなり裁ちバサミのような大きなハサミを持って、今から前髪を切ります!と言い、前髪を切るところを動画に収めツイートした。洗面台にはテッシュが敷いてあり、きれい好きできちんとしているように見えたけれど、そういう問題ではない。前髪を切っているのは、明らかに髪を切る用のハサミではないし、片手にスマホを抱えて顔の周りにハサミを持ってくるなんて、とても危ない。私のTwitterのタイムラインは、ヌナたちの「あぶない」という感想で埋まっていた。

 

このエピソードもなかなかだ。 

ジンくんは“僕たち最強アイドル”という、ゲームをする為のカカオトークのグループを作っているらしいのだけれど、Wanna Oneのパクジフンくんが音楽番組で一緒になった際、そのチームにスカウトされたそうだ。彼と面識はあったとしても、果たしてプライベートでの親交があるのだろうか。テレビ局を歩き回って、色々な人に適当に話しかけてみては、ゲームが好きだと言った子をスカウトしているような気がしてならない。ボンボヤでハワイに行った時も、すれ違う人に手当たり次第、アロハ〜!!と元気よく挨拶していた。とにかく知らない人に、とても自然に話しかけるのだ。

余談だけれど、私がジンくんとリリイベで握手をした時もブースに入るなり「こんにちは〜」と言われた。こんにちはと言われると思っていなかったので、「???」となってしまったけど、ジンくんにとって、人に会ってすることのはじめは、決まってシンプルな挨拶なのかもしれない。
(なんとその後、東京ドームに立ったジンくんは、東京ドームにも「はじめましてーーーー!」と挨拶していた。)

 

おこないが常識的で、まっすぐで、時にクレイジーな彼だけど、私が 大好きなニシノくんと初めて似てると思ったのは、ソルビさんという、女性の先輩芸能人がジンくんとのカトクのやりとりをSNS上に公開した時だった。ファンからしたら知らない女とのやり取りなんてみたくないという意見もあったみたいだけれど、そのやりとりはあまりにも普通の男の子で、でもぜんぜん普通じゃなくて、100点満点だった。ビルボードの件へのお祝いのメッセージを送ったソルビに対して当たり障りもない会話だったけれど、とてもとても最高に良い男だと思った。

少し考えてみてほしい。

彼氏でもなく、親友でもない友人の男の子にお祝いのメッセージを送る時、どんな気持ちでメッセージを打つだろうか?

ソルビの送った文はすべて、たくさんのお祝いメッセージをもらうであろう忙しい彼に気遣ってか、「誇らしいよ^^身体に気をつけてね!」というメッセージのように、返信しなくてもいいような文章に見える。それに対してジンくんの返信は、必ずクエスチョンマークで終わっていた。

「わお ありがとうございます にゅな ww      元気ですか?」


..........まず、注目したいのは“にゅな”呼びだ。

いつも正しくてまじめで、ギャグは言っても、かわいこぶったりあざといファンサービスはしてくれない。どちらかと言うと、意外と女の子に対しては淡白なタイプなんじゃないかと思っていたのに。……にゅなってなんだよ。最高にキュンときてしまう。

そして、「身体に気をつけてね!」と会話を切り上げようとしたとも取れるメッセージに対して、「絵もちゃんと描けていますか?」と“にゅな”の近況を気にかけてくれている。

ソルビが、偉業を成し遂げ遠くなってしまった彼に気を遣いつつ、それでもお祝いのメッセージだけでも…とカトクを打っていたとしたら、クエスチョンマークのうれしさったらないんじゃないだろうか。恋とか友情とか下心は関係なく、ただただ、そのうれしさをくれるすばらしい男の子を、世界中のファンたちに知って欲しかったんじゃないだろうか。

 

 

6.少し足りないけど、うつくしいもの

ニシノくんは穏やかで、儚くてやさしい。

でもニシノくんは誰にも愛されない。

誰のことも深く理解しようとしないで、愛に値する女性を探し続けるだけのニシノくんは、とてもさみしくてかわいそうで…。まだ愛することを知らない女の子たちは、少しだけ自分と似ているかわいそうな彼に、どうしようもなく惹かれていく。

そして本当に誰かを想う心に気づいた瞬間、変わらないニシノくんからはなれていく。

そのやさしさは、本当のやさしさじゃないから。

 

ジンくんは違う。

彼のやさしさは「I NEED U」のパートのそれのように“青く晴れて日差しがさした空”のように広大だ。

最近、メンバーがこぞってBT21の商品を身につけたステマみたいなセルカを投稿していたのだけど、ゆんぎだけが、待てど暮らせどUPしてくれない。なぜなのかは知らないけれど、空港にも姿がなく、ファンたちはしばらく、いったい一人だけどうしたのだろうと、とてもとても心配していた。

BT21のパジャマを着るのが恥ずかしいのかもしれないし、ただめんどくさかったのか、音源の作業をしていてそれどころじゃないのかもしれないし…。

そんな中、ジンくんがゆんぎとの2ショットを公開した。かっこよく撮れた自分のセルカと、ピンボケになっている2ショットの2枚のコントラストはとてもおもしろくて、光の速さで、「なんですかこのフォーカスの外れた写真は?」とゆんぎと思われる返信が付いていた。(追記:どうやらこの写真を撮ったのがナムくんかもしれないので返信したのはジンくんかも!?)

ピンボケのゆんぎの手には、BT21のグッズの扇風機がしっかりと握りしめられていた。世界中のARMYがゆんぎもBT21持ってるじゃん!と返信をしていて、宣伝完了したことになっているし、純粋に久しぶりに彼の姿が見れてうれしいとコメントしている人もいた。

後になって、そこには仕方のない事情があったのだと分かったのだけれど、ゆんぎがもしも、セルカを撮れなかったことに後ろめたさを感じていたなら、ジンくんの少しふざけたツイートのおかげで、楽になったのではないだろうか。ゆんぎがいないと騒ぐARMYの様子をジンくんが把握していたのかは分からないけれど、その一枚の写真だけで、どれだけ多くのARMYがよろこんだことだろう。

 

ジンくんは、いつも前に出てくるわけではなく、そっとメンバーを見守っている。

インタビューでの返答はビジネスライクで、心温まる泣けるエピソードはめったに話してくれないけれど、陰ではきっと、メンバーのことをとてもよく見ていて、最後の最後に救いの手を出してくれる。ジンくんてそういう人なんじゃないかと思う。まさに幼い頃の夢だった、有能な会社員みたいだ。

そんなジンくんをメンバーたちは、見えないところでたくさん努力をしている人だという。


「天才歌手じゃないけれど、一生懸命練習して 少しずつ上達する姿を見せようと努力しています。」

そう話すジンくんの成長していく姿を見て、がんばろうと思ったとジミンくんは話していた。ジミンくんのように勇気をもらったARMYが世界中にどれだけいるのだろう。

 

「重要なのは 僕が幸せであること」だと言っていたジンくんのアルバムの初イントロ曲が公開された。

この世界で愛すべき たった一人の自分。

“少し足りないけど とても美しいんだ        
I`m the one  I should love”

この歌がこんなにも私たちARMYの心に響くのは、歌詞や曲がすばらしいからだけじゃない。

天才じゃなくて、特別な逸話もない、お父さんみたいな会社員にあこがれていた、まっすぐな少年が、たくさんの人と関わり、数々の冒険を乗り越え、成長する過程で手に入れた、誰もが持っているはずなのに誰にも見つけられない、つよくてやさしい心と正しさが、そのきれいな声に滲むからだ。

LYSツアーが始まり、世界中のたくさんの国でジンくんの歌う「Epiphany」が鳴り響いていた。
ジンくんが努力の上に手に入れた唯一無二の歌声は、世界中のARMYの心に刺さっただろう。
その強くてまっすぐてきれいな声は、
まるで天まで届くみたいに、
それはそれは美しく響いていた。


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