井戸 聞多

2019年10月に志賀高原の宿屋さんに完全移住。ハードウェア&生体デバイスエンジニア。…

井戸 聞多

2019年10月に志賀高原の宿屋さんに完全移住。ハードウェア&生体デバイスエンジニア。子供の教育理論は長年やってきたラグビーで日本一8回を通じて得た考え方を仕込んでます。

最近の記事

娘さん対談記vol.2~プライドは必要か~

まえがき私には小6の娘さんがいてアルペンスキーという、規定の旗が示すルートを通り抜けながらスタートからゴールまでの時間を競う競技をしています。 小5で全国大会9位。今年は全国優勝を目指していて、夢はオリンピック優勝です。 選手としてかなり大人になってきたので面談を設定して今の気持ちや悩みを共有してもらうようにしています。 これは対談時の備忘録です。 起きていた課題娘さんはご縁あって年上かつ格上のレーサー合宿に参加させてもらい、死にものぐるいでついていくことで大学生にもタイム

    • 娘さん対談記vol.1~自由と責任~

      まえがき私には小6の娘さんがいてアルペンスキーという、規定の旗が示すルートを通り抜けながらスタートからゴールまでの時間を競う競技をしています。 小5で全国大会9位。今年は全国優勝を目指していて、夢はオリンピック優勝です。 選手としてかなり大人になってきたので面談を設定して今の気持ちや悩みを共有してもらうようにしています。 これは対談時の備忘録です。 直面した課題娘さんが直面した課題。娘さんはチームの合宿に1週間単位で参加し1週間帰宅、を繰り返しています。チームの合宿に合流し

      • 勉強は何のためにするのか

        子供と真剣に話した事なので備忘録。「何で勉強しないといけないのか」。子供がスマホを持つようになり何となくスマホをいじって過ごしてしまう事を見て、「勉強しろ」よりも大切な議論が出来たと思う。上手く投げかけが出来たのと子供が聞く姿勢を持ってくれたことに感謝。 学ぶ意味とは学ぶ必要は何のためにあるのか。それは自分の信念を持って生きるためだと。生きていく中で様々な情報に晒され、様々な人と出会う。本当に身を助ける情報、人をどのように判断するのか。 自らが学んだ結果から構築した信念だけ

        • アスリートを育てる親(見習い)の現在地を記録する

          子供が夢に向かう道で ・どこまで親がサポートするのか ・どこまで自律を促して放任するのか ・なかなか進まない状態にどこまで介入するのか ︙ などで毎日悩みながら試行錯誤してる、という話です。まとまりも結論もないです。本当に夢を叶えたときに、「あんなこともあったな」と読み返したいためだけに書いてます。 基本情報 子供が2名(姉小6、弟小4)いて2人ともアルペンスキー競技をしています。 姉が「オリンピックで金」と言い出してから横浜→長野の志賀高原(妻の実家のホテル)に移住しま

        娘さん対談記vol.2~プライドは必要か~

          「だから言ったでしょ」を敢えて作る

          「だから言ったでしょ」と思った経験はありますか?普通、誰かを教育する立場の時や、子供のやらかしに対して思うことがあるかもしれません。 今回は私の子育てでこの「だから言ったでしょ」の状態を敢えて作ってることを書こうと思います。 自分の原体験私の原体験から、「学び」とは座学(情報)のみの場合ではなく実践(体験)とのセットで深く得られる、という事が分かってきました。私の場合は特に「やっちまった」という経験から強い学びを得ました。 やっていたラグビーチームでは日本一を目指してい

          「だから言ったでしょ」を敢えて作る

          貢献はなんのためにするか

          こんばんは。今日もオリンピックが楽しいですね。同じ舞台を目指す子どもたちも、知り合いがいっぱい出ていて大変刺激を受けています。 貢献の定義この投稿で定義する「貢献」とは、「ある組織内で誰かがやればいい仕事を率先してやる行為」を指します。私がやっていたラグビーであれば水を汲む、掃除をする、片付けをする、など。スキーチームであれば、車の荷物の上げ下ろしとか、ポールを運ぶとかなんですかね。 貢献をやることで誰が得をするのか超普通に考えると「やってもらうことでみんなが助かるから自

          貢献はなんのためにするか

          悔しさは誰のためのものか

          2/6 栂池ジュニアCUP 5,6年女子の部 3位 3,4年男子の部 8位 今日も実りある1日でした。 「悔しさは権利」であって義務じゃない。 昨日の結果を受けて「長野県一位の人」の目印としての特別なビブ。 追われるものとしてビブを着けるだけで勝手に浮かれてプレッシャー自分にかけちゃう姉弟。 今日の目標を掲げて、ルーティンもやって、それでも心が整理できない。 見ていて分かったが、それを無理やり指摘するのも違う。この状況下で普通はおかしくなるよねと思いながら、もしかした

          悔しさは誰のためのものか

          計画は逆算で立てろ

          オリンピック金メダルを目指す娘さんとの掛け合いの備忘録です。正しさとかなんでもないので暖かく見守ってください。 計画を立てること人間は環境の奴隷です。良いサイクルに入るためには環境を変えるしかありません。毎回「やるかやぬか」を考える思考コストを捨てる代わりに「良い習慣」の奴隷になる方が良いです。 娘さんは手帳で計画を立てることに取り組んでます。計画を立てるなら逆算で考えろと伝えてます。 最近は手帳の考え方でも少しずつ逆算思考が出来る様になってきました。 まとめ取り組み

          計画は逆算で立てろ

          勉強かスキーか

          小学校5年生の娘が「オリンピック金メダル」を本気で目指す道のりを親子で模索してます。目的はログを残すことであり何が正解かは未来のみぞ知る事です。書いていることもただの父親の独り言なので、共感、建設的な議論は歓迎ですが否定は不要です。 練習のために学校を休む必要が出てきて、最近は合宿で1週間まるまる休むようになりました。 スキーを頑張ってるのはいいが、勉強とどう向き合うのか、親としては意見を聞くいい機会だったので話しました。 勉強とは何のためのものか私は「人生は学びの連続

          勉強かスキーか

          移住して2年半。見失いかけていた「何のために移住したのか」の再設定

          移住して2年半が経ちましたが、人生の師匠と呼べる人ととある機会で飲んだことで、この期間で自分が「なんで移住したんだっけ?」を見失いかけていたことにハッとしたので未来の自分のためにまとめておこうと思います。 ※Facebook投稿の原文に画像やリンクを添える感じで行きます 2021年11月12日Facebook投稿内容移住してから3年、誰にも言えなかった悩みを師匠に相談できたことで「心が折れそう」とか調子こいてた自分の心が実はボッキボキに折れていたことがわかった。 だがそん

          移住して2年半。見失いかけていた「何のために移住したのか」の再設定

          リゾートテレワーク生活18ヶ月経過して見えてきたもの

          まずは私が運営しているhiroenについての歴史やコンセプトについてグラレコにしてもらいました。大変素晴らしいものを作っていただいた甲斐さんに感謝!これを大判印刷して入り口に飾ってやろうと思っています。 この中身については以下の動画ですべてが語られていますが、大変長いので倍速で聞いていただくのが丁度いいかと思います。 1.リゾートテレワーク生活で具体的に何しているか?知っている人は多いと思いますが、私は2019年4月に長野県に移住して妻の実家のホテルに住んでいます。ま

          リゾートテレワーク生活18ヶ月経過して見えてきたもの

          移住して1年半〜移住して感じた教育の横浜→長野の差分

           2019年4月に移住して子供もそのタイミングで横浜→長野県山ノ内町へ転校しました(下の子は入学)。最近、移住をテーマにしたイベントに出ることがあり「教育が心配で移住を躊躇してます」とコメントされることがあり、「自分の子供の教育はどうだったかな」と思ったのがキッカケで、備忘録として、移住してみて子供が受けている教育でどんな差があるかを言語化するチャレンジをします(出来るとは言ってない)。 前提として・「横浜」も「長野」も住んでいる(た)地域や学校をぼやかして表現しているので

          移住して1年半〜移住して感じた教育の横浜→長野の差分

          hiroen-日本で一番星に近いコワーキングスペース-について

          1.志賀高原内のコワーキングスペース hiroenは志賀高原内に2019年12月にオープンしたコワーキングスペースです。長野県の「リゾートテレワーク拠点整備事業」の一環で山ノ内町に出来た最初のコワーキングスペースとなります。志賀高原内のバスターミナル「山の駅」の2Fに入っています。 hiroenの入る山の駅は志賀高原の玄関口(写真中央) 2.hiroen = 広縁 hiroenは「広縁」であり古民家にある縁側の一番広いものを意味します。縁側は「内側と外側を曖昧にする」とい

          hiroen-日本で一番星に近いコワーキングスペース-について

          ラグビーW杯 準々決勝 日本vs南アフリカレビュー

          最高の試合でした。大会に向けて全てを費やしてきたことも、試合にかける想いもプレーから伝わりました。 この大会のこの瞬間まで鋭意努力されてきた選手、スタッフ、全ての皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。 プレビューをしちゃったからにはレビューもセットで書いておこうと思います。 今ラグビーに興味を持っていただいている人のため、自分の目の現在地の記録のため。プレビューで気にしてた項目そのまま流用して書きます。予想していたわけではないので当たり外れではなく見た感じの結果を書きます。

          ラグビーW杯 準々決勝 日本vs南アフリカレビュー

          ラグビーW杯準々決勝 日本vs南アフリカプレビュー

          明日のラグビーW杯Japanの準々決勝は普段ラグビーを見ない方も見てくれそうなので楽しんでもらえるようにプレビューしようと思います。 テレビで五郎丸くんや浜畑が言っていることのほうが参考になると思いますが、この文章はお暇なら見てください。 ■南アフリカとは端的に言えば「大きい」「圧力」です。大きさと上半身の強さに物を言わせてキックを蹴って競り合う、陣地を取る。ディフェンスで圧力をかけてボールを奪う。敵の陣地ではドカンドカン当たりながら前に出て攻める。外が空いてたらちゃんと

          ラグビーW杯準々決勝 日本vs南アフリカプレビュー

          久しぶりの横浜出社で感じる長野生活との差分

          2拠点生活で実は先週はチャレンジしてました、地味に。1週間まるごと長野にいても大丈夫か?というもの。 結論から言って「大丈夫だ」(周囲の理解と協力含む)です。で、今週久しぶりに横浜に出社して感じたことがあり、書いてみようと思いました。 ■前提条件:長野の生活スタイル長野での生活スタイルは概ね以下の通り 6:00 起床 7:00 子供の送り出しTo学校 7:15 業務開始 12:00 昼食 13:00 業務開始 16:00 子供帰り→以後夕食までトレーニング、宿題を見る、遊ぶ

          久しぶりの横浜出社で感じる長野生活との差分