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21世紀版・完全家出マニュアル

毒親のいる家から出て、安心して暮らすための実践的な方法と知恵

 1999年、被虐待児と殴られ妻が安心して家から避難できるための本『完全家出マニュアル』(メディアワークス ※現アスキー・メディアワークス)という本を書きました。

 それから20年が経ち、2018年の日本は家出しやすい住環境が豊かに増えているものの、親に植え付けられた自己評価の低さによって「私には虐待する親元から離れられない」と思い込んでいる人が、未成年だけでなく、大人にも珍しくありません。

 そこで、1999年版の『完全家出マニュアル』の中から今でも活用できる内容や最新情報を紹介していくことで、なるべく早めに毒親のいる家から避難できる実践的かつ具体的な方法を伝えたいと思います。

 ここでいう家出は、15歳以上を想定しています。中学校を卒業する年齢になれば、誰でも容易に家から出て自立できるのです。児童相談所が機能不全化しつつある今日、「自立とは何か?」を考えながら、安心できる環境を自分で作り上げる必要があります。

 自分を害する家からは、誰でも避難する自由と権利があります。その自由と権利を行使するためにも、自立に必要な知恵や知識、情報を学んでおきましょう。想定外の災難に合わないためにも。

■著者・今一生(こんいっしょう)

1965年、群馬県生まれ。千葉県立木更津高校卒。
早稲田大学第一文学部除籍。1990年10月からフリーライター&編集者。
1997年、親から虐待された100人の手紙集『日本一醜い親への手紙』3部作をCreate Media名義で企画・編集。芥川賞作家・村上龍氏から対談を申し込まれる。
1999年、被虐待児童とDV妻が経済的かつ合法的に自立できる本『完全家出マニュアル』を発表。そこで造語した「プチ家出」は流行語に。
その後、15年以上、300人に上る自殺経験者と付き合い、自殺の誘因となる社会的課題をビジネスの手法で解決する「社会起業」(ソーシャルビジネス)の取材を続け、2007年には東京大学で自主ゼミの講師に招かれ、1年間、社会起業を教える。
2011年3月11日以後は、地方自治体や日本財団など全国各地でソーシャルデザインに関する講演を精力的に行う。
著書に、宮台真司・田口ランディらと対談した『家族新生』(ワニブックス)、『よのなかを変える技術 14歳からのソーシャルデザイン入門』(河出書房新社)など多数。国内外の新聞・テレビ・雑誌でのコメント、大学・自治体から依頼された講演多数。

つづきは、以下リンクへ!

(1)家出は、虐待からの自主避難

(2)家出に、大きなリスクはない

(3)目次案

『完全家出マニュアル』1999年版を先着10名に販売

特別編:被虐待児は、親の金を盗んで家出できる?

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