飼い主はワンコに
快適な寝床・美味しい食事・適度なお散歩を提供しなければなりません。
「お散歩に連れてって」
ワンコ役になった私は飼い主役に設定した夫に言う。
（妻・パートナー・相棒・ワンコ、時々によって役割を使い分けます）

夫：どこへ

私：遠いところ

夫：もっと具体的に

私：じゃ、足摺岬へ

こうしてちょっと遠い散歩に行くことになった。

運転：夫
食事の調達：夫
ルートを決めるのと宿の選定：夫

私はワンコの役に徹します。
助手席でお昼寝して、ここあそこと行きたいところを見つけては指さす。
食べたいものを見つけては連れてってとおねだりする。

目指すは足摺岬。
桂浜を通過し

奇岩の竜串海岸に先により

ついでに足摺海洋館でクラゲを見て

たどり着いた四国最南端の足摺岬

途中で赤い葉が見えれば紅葉狩りをし、

みかんのシーズンだと聞けば道の駅をはしごしてどっさり買い込む。

ワンコ役の私の役目はクンクンと面白そうなところを探すこと。

日本地理なんて私は知りゃぁしない。
行きたいところにピンポイント。
ルートも所要時間も知ったことじゃない。

長い散歩の途中で夫が言った。
「俺は飼い主でなくしもべでないか？」

聞かないふり、聞かないふり。

まぁ、何であれ行って帰れたら良しとしよう。

走行距離843km、ちょっと長い散歩のお話でした。