平成も終わるのに未だにヤミ市をやっている街、六角橋のススメ (コーヒー屋&ラーメン屋編)

今回は、六角橋のコーヒー屋ベスト3とラーメン屋ベスト3をご紹介しようと思います。なにげに六角橋は両方とも激戦区なんです。

・コーヒー1位「珈琲文明」
丸山珈琲(丸山珈琲!!)で修業したマスターがサイフォンで淹れてくれるコーヒーをたっぷり2杯分味わえます。スイーツとの相性も抜群。ケーキはもちろんとして、かりんとうやよもぎもちなどの和風の甘味がなぜかコーヒーにぴったりなんです。店内の照明や音楽もリラックスできて、気が付くと2時間くらいワープしてます。

・コーヒー2位「テラコーヒー」
堀口珈琲(堀口珈琲!!)で修業した店主の選りすぐりの豆とスイーツが購入できます。店主は本当に珈琲マニアで、以前この店に買いに来たら臨時休業だったんですけど、貼り紙に「グァテマラに買い出しに行くので休業します」って書いてありました。グァテマラ……自分で行くんか……。酸味系が好みの私のおすすめは、モカ・イルガチェフェです。

・コーヒー3位「BRコーヒー」
丸山、堀口と大御所が続いたので最後にちょっと変わり種。ここは普通のコーヒーももちろん美味しいのですが、数多くのフレーバーコーヒーを扱っていて、店内でも、豆を買って自宅でも楽しむことが出来るんです。デカフェの豆にフレーバーをつけることも出来るので、私は妊娠中によく利用してました。そのままでは物足りないデカフェの香りが、チョコレート、キャラメル、ヘーゼルナッツなどの華やかなフレーバーによって一気に楽しくなります。

・ラーメン1位「くり山」
店主は池袋大勝軒、六厘舎などで修業した方ですが、味は六厘舎の直系ですね。最近雨後の筍のように増えている、有象無象の魚粉を入れたボリュームつけ麺とは一線を画した味。完全に格が違います。さっぱり派もこってり派も全員満足だと思います。

・ラーメン2位「中々」
澄んだ牛コツスープがベースの、いわゆる神奈川淡麗系の名店です。ここでは断然「塩ラーメン」がおすすめ。中村屋、しなそばやのような有名な淡麗系の繊細さと比べるとやや素朴な味わいなんですけど、そこがまた良さなんです。

・ラーメン3位「いさみ寿司」
いわし料理に定評のある昔ながらの回らない寿司屋ですが、ラーメン屋です。何を言ってるのか分からないかもしれませんが、六角橋ではよくあることです。
世の中、「おいしいラーメン」はいくらでもありますが、「寿司に合うラーメン」はここだけなのではないでしょうか。ぜひとも握りをつまみに一杯飲んでから〆に食べてみてください。つみれの乗ったあっさり醤油のスープが酢飯の余韻を優しく包み込んでくれます。

というか本当は、創業以来の味を守り続けた「六角家」(劣化したと言われがちでしたが、他店が進化しただけです)、もはやG系を超えた「F系」だと言われたファットンとか入れたかったんですけど、どちらも最近閉店してしまったんです。ラーメン激戦区も時代の過渡期なのでしょうか。今後また、新進気鋭のお店が出てくることを期待しています。

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