WHO WE ARE

僕/私たちは、2015 年の 5 月、いつもの小さな喫茶店で、ビットコインとブロックチェーンという技術に出会った。サトシ・ナカモト氏の論文と彼のいくつかの言葉を読んで、その晩は眠れなかった。当時はまだニュースにビットコインという文字を見ることはなく、僕らはそれぞれの専門の学問や研究に没頭していた。でもこう約束をした。「盛んな黎明期が訪れたとき、この技術に携わる人になろうじゃないか」

あれから 2 年と少しが過ぎた頃、去年の初夏、喫茶店の同じテーブルで額を寄せ合っていた。皆同じことを思っていた。携わりたいのなら、今しかない。crypto がスケールして、そこに IoT が接続し、その上に AI が乗る世界は、いずれ到来する。そして黎明期は、もうすぐ終わろうとしている。
僕らは相も変わらず、フィドル奏者、化学者、薬学者、物書きである。しかしそれらをよいしょと脇におしやって、本格的に crypto の技術の行く先に夢を乗せることにした。

そこで記念として、僕たちの思考の記録を、編著作として書き上げる試行をすることにした。

コードには触ったことがなく、また、暗号数学者でもないため、どういったことを書くようになるのかは甚だ不明なのだが、どうか少しでも多くの人に僕らの言葉が届き、できれば少しばかり、心を震わせることができたらと願う。

そのうちそれぞれの専門の学問やら関係のないことを話し出すかもしれないが、まず初めに何度かに分けて、僕たちが分散台帳技術に見る世界を、これから検証していく仮設を、記そうと思う。 プロフィール文の中の、2 つの確信に関してだ。
1.  歴史は繰り返さない
2.  誰もが愛や純粋な appreciation を通貨に変換し、手のひらに直接届けられる時代がやってくる

これらは夢物語ではない。なぜなら、この世界においてギブズエネルギーは負に変化し、人間の世界において一度動き出したイノベーションは止められないからだ。

なお、まどろっこしいので、これからの僕たち ( @ifname_i ) の主語は基本的に「私」とし、個人の意見を炸裂させる場合は以下の表記を添える。
・フィドル弾き = ifname_fiddle
・化学者 = ifname_chem
・薬学者 = ifname_pharm
・物書き = ifname_letter

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