フィンカイラの織り布について

マガジン『フィンカイラの織り布』について

読書、映画鑑賞などのメモを書きます。下に目次を掲載しています。

フィンカイラの織り布というのは ifname_letter が小学生のときに夢中で読んでいた T. A. バロンの小説、マーリンシリーズで、ハーリアが語る霧の物語にちなんでいます。

昔は、口から出る言葉には形があり、誰かが物語を語るたびに一本の輝く糸が紡がれた。その糸は流れて他の糸とともにひとりでに織り合わさり、様々な色や模様、影や光に溢れた布となった。一度リタガウルに奪われてしまったその布は、ダグダによってフィンカイラの島を包み込む霧となった。

という、“カイルロクランのつむぎ絵” の物語。フィンカイラに憧れていた小学生の ifname_letter は、この島はそういう力に守られているんだなーと神妙に頷いて、ますますその霧をくぐってフィンカイラに行ってみたくなりました。自分が産み出す言葉の紡ぎ糸を想像しては、織り布が見てみたくてたまらなかったものです。

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