みなさんこんにちは。

今日は、先日参加させていただいたクックパッド株式会社さん主催の「Food　Tech　Hackathon」で学んだことや感想などを書いていきたいと思います。

ハッカソンとは？

IT業界では、馴染みのある言葉なのですが、読んでくださる人の中には、ハッカソンってなんぞや？って人もいるかと思います。

ハッカソンとは、エンジニアやデザイナー、マーケッタなどがチームを作り、与えられたテーマに対して、制限時間内に自分たちの技術やアイデアを駆使して、アプリケーションやサービスを開発し、成果を競う開発イベントのことを指します。

今回のハッカソンは、クックパッドさんが主催ということもあり、「毎日の食をより便利に、より楽しく。」という「食」がテーマとなっていました。

参加者の方も、フードロス分野の課題解決のためのハードウェア系の成果物を作成したチームや冷蔵庫の中の食材の管理や効果的に利用するために機械学習を使ったシステムを作成したチームなどみなさんとても面白いプロダクトを作っていました。

審査員の方々も、クックパッド株式会社のスマートキッチン事業部の方や食に関する事業を行なっている会社の役員の方など豪華な顔ぶれでした。

私たちは、チーム「ばるびんじょぼんごす」として3名で参加させていただきました。

私たちが作ったアプリケーション

アイデアや構想を練るのに時間を使いすぎて、残り2時間で作ったサービスがこちらです（笑）

ラーメン二郎初心者さんのために作った、ラーメン二郎さんのオーダーする際に必要な呪文を生成するジェネレータです。

技術的な面は、Qiitaなどに書いて後日乗せたいと思います。

またハッカソンが終わっても、ラーメン二郎呪文生成ジェネレータは、インバウンド向けに分かりやすいデザインにしたり、iOSでも使えるようにするなど改良を重ねています。

ハッカソンだけで終わるのではなく、今後みなさまに使っていただけるようなアプリケーションになればいいなと思っています。

ハッカソンでぶつかった壁

私たちのチームは、ハッカソンの中で以下の壁にぶつかりました。

・時間制限の壁

・技術力の壁

・チームメンバーの壁

体感として、これらの壁一つ一つというよりは、複合的に合わさってぶつかってきたイメージです。

ハッカソンで与えられた所用時間が、6時間でした。

その6時間の内、4時間をアイデアやそのアイデアは時間内に実現可能かなどの構想を練るのに使ってしまいました。

その理由として、一番大きかったのが、メンバーが3人とも全員がサーバーサイドエンジニアだったことです。

デザインをしてくれるデザイナーや見た目を構築してくれるフロントエンジニア、ニーズなどを的確に捉えてくれるマーケッターがいないというかなり偏ったパーティーでした。

その偏ったメンバーの中でアイデアを議論した時間で、様々な実現させたいアイデアが出てきました。以下にその一部を紹介します。

・極めるシリーズ
料理の敷居を下げる目的のサービス、卵焼きなどの特定の料理を1品だけ極めるサービス、ゲーム性を追求する仕掛けを組み込む

・Geek飯（ロジカルクッキング）
食をデザインするという発想に基づいて、旨みなどを数値化するなど科学的なアプローチで料理を作ることを促進するサービス、料理を電子回路設計から作るなどGeekっぽい料理を投稿し、評価するサービス

・メシステイ
ダイエットなどをするとき、周りに宣言をして、一定期間内に達成できなければ開発者にお金が支払われるという仕組み

上記の3つを含めて、素晴らしいアイデアが出たのですが、制限時間に対して機能が複雑すぎて、現状の自分たちの技術力では、完成させられる可能性が低いと判断したため、最小限の機能に絞ったラーメン二郎呪文生成ジェネレータにすることになりました。

結果的に、実際に動くものを作りきることが出来たので良かったです。

実際に使える形まで作りきったことが高評価だった1番の要因だと考えています。

振り返ると様々な制限があったからこそ、結果が出たのではないかと思います。

下の画像は、3位決定した直後に撮っていただいた喜びの写真です（笑）

次回のハッカソンで意識すること

今回のハッカソンは、自分たちは時間制限や技術力の壁もあり、かなり機能を制限し、良くも悪くも手作り感満載のサービスとなりました。

次回のハッカソンでは、ニーズやマネタイズなどのマーケティングの面やUIデザインやマテリアルデザインなどのデザイン面もしっかりと考慮したサービスを作りたいと考えています。

そのために自分の技術力を高めていきます。

「Food　Tech領域」に対する考えの変化

実は、このイベントに参加する前はクックパッドさんは、レシピを検索できるサービスと優秀なエンジニアが集まる会社だというくらいの認識でした。

しかし、イベントに参加して、クックパッドさんが現在そして、未来で取り組もうとしているサービスの構想についてのお話を聞き、ただ「食」について取り扱っているのではなく、食の周辺の「生産」「流通」「フードロス」「次世代食品」など多くの範囲の課題解決のためにテクノロジーの力を駆使していました。また取り扱っている課題だけでなく、その取り組み方にも感銘を受けました。

技術的な面では、クックパッドさんの検索用語から未来のニーズを掴むなどのデータの活用法やそのデータをマーケティングに生かす考え方や技術力などがかなり興味深いと思いました。

「Food　Tech領域」は、技術者としてかなり面白い領域だという結論に至りました。

下記が「Food　Tech領域」の説明に使われた資料です。

https://speakerdeck.com/tomosumi/cookpad-food-tech-hackathon-intro

さいごに

今回のハッカソンで、多くの価値のある体験をさせていただきました。

その多くの体験たちが自分の成長に繋げてくれたと考えています。

関係者のみなさま本当にありがとうございました。

そして、ここまで読んでくださったみなさまもありがとうございました。