サンリオトプ画

サンリオピューロランドのV字回復から学んだこと

みなさん、こんにちは。

今回は、私が今一番気になっているテーマパークの1つである「サンリオピューロランド」について書いていきたいと思います。

サンリオピューロランドってどんなところって人のために軽く説明すると、ハローキティをはじめとする、たくさんのサンリオキャラクターに触れ合えるテーマパークです。

私の思い出としては、幼い頃(5才くらい)の時に楽しんでいた記憶があります。
(下の写真は、証拠写真です(笑))

私個人の話で恐縮ですが、ここ1年くらいでFacebookやInstagramなどのSNSで写真を投稿している知り合いをよく見かけます。

調べてみると、5年前くらいには来場者数で伸び悩み「黒字化は無理」と言われていたらしいです。

しかし、今では5年前にくらべて、1日あたりの来場者数が約4倍にもなっています。

この来場者数4倍という背景には、因果関係がありました。

急成長の理由として、施策の面ももちろんありますが、その土台となる人づくりの面が大きいと考えられます。

特に人づくりの面で、どのような考えで行われていたのかに注目していただけると面白いと思います。

会社が社員のことをしっかり考えていることを伝える


会社には2種類あると思っていて、それは「社員のことを考えている会社」「社員のことを考えていない会社」です。

もちろん、白黒はっきり分けられることではなく、グラデーション的な要素もありますが、今回は分かりやすくするため2つに分けてしまいます。

私の意見としては、社員のことをしっかり考えていてそれが社員に伝わっている会社の業績は、良くなると考えています。

反対に社員のことを考えていない会社は、長期的にみるとその会社の業績は、良くならないと考えています。

もちろん、会社に余裕がなくなると社員のことを考える余裕なんてなくなるという考えもあります。

だから、社員のことを考えられない会社の業績が悪くなるのではなくて、余裕のない会社が社員のことを考えられなくなるのではないかという意見もあると思います。

それも大事な要因だと思いますが、現在持っている会社のリソース経営者の考え一つで変わっていくと考えています。

では、社員のことを考えているとはどんなことなのか?

トヨタ自動車株式会社の社長は「どんな会社でも通用する人間に育てて、その人材がそれでもトヨタに残りたいと思える環境を整えていく」ということをスピーチで語っていました。

これがどんな業界においても、目指すべき環境だと思います。

ではサンリオピューロランドは、経営的に余裕がない状況で社員に対してどのように考えていたのか?

誰よりもスタッフがハッピーでいられる環境づくりを大切するという考えを持っていました。

ハッピーな気持ちでいられる環境づくりにも、理由があって、心に余裕が持てない環境では、不安や怒りの感情の方が優勢になり、接客業で大事な笑顔などが消えてしまいます。

また人としての成長にも、プロジェクトを通じて、関わったスタッフが成長し、組織としても成長していけばいいという考えを持っていました。

これらの考えを持って、様々な施策を打っていました。

私の中で特に印象的だったことは、スタッフ用のトイレを改装するというものです。

たったそれだけと思う人もいるかもしれませんが、トイレの中でのネガティヴな会話が減ったという結果が得られたそうです。

トイレ改装という一見小さなことだけど、「会社がスタッフのことを考えている」という気持ちが従業員には伝わっていて士気が高まったと考えられます。

個人が会社のことを自分ごととして考える工夫

サンリオピューロランドは、様々な職種の人が集まるテーマパークです。

人によって行う業務も違います。

一般的な会社がよく陥ってしまう考えとして、あげられるのが違う部署のことだからそれをあまり配慮しなくてもいいやというものです。

その考えに対して、サンリオピューロランドは、個人が会社や違う部署に対して、もっと大局的に考えられるような施策を打ちました。

スタッフが組織全体としての方向性を認識して、自分の役割を理解出来るような施策ですね。

その施策の一つが、部署横断の「コンセプト会議」です。

各部署の視点を取り入れながら、共通のコンセプトを創り上げることによって、他の部署の苦労やこだわりの意味を互いに理解するような空気が生まれたそうです。

今自分がやっていることは、何に繋がるかが理解出来るので、個人のパフォーマンスも向上します。

テーマパークとしてのポテンシャル

やはり急激に成長した要因として、そもそもテーマパークとしてのポテンシャルを持っていたことがあげられます。

・暑さやゲリラ豪雨などの天候に左右されない屋内施設

・ショーの世界観を演出するための設備も整っている

・独自性のある「かわいい」キャラクター

この3点が揃っていたことは、非常に大きな強みだと思いました。

おわりに

ポテンシャルを持った企業が考え方を変え、それに基づく施策を打つ事でここまで急激な成長が実現できるんだと正直驚きました。

私は、組織だけでなく個人にも言えることだと思っていて、ポテンシャルを持った人が考え方を変えて、それに基づく行動をしていったら、急激な成長に繋がるのではないかと考えています。

この記事を書いていて、サンリオピューロランドの世界観をもう一度、肌で体感してみたいと思いました。

一緒に行ってくださる方いれば、連絡をお願いします(笑)

貴重な時間を使って、最後まで読んでくださって、ありがとうございました。


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