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~宮城県の酒蔵~宮城県の魅力を探る!その5

こんばんは。今日も数ある投稿から私の投稿をご覧いただきましてありがとうございます。
今日(日付変更線を越えて昨日になってしまいました)は東京はお天気不安でした。
昨日までは酷暑でしたし、今日は突然バケツをひっくり返したような雨でした。

東京オリンピックで早いもので31日で8日目ですか。自分はたまに見る程度ですが、家族は時間さえあればチェックしています。東京開催のため競技日程に時差がないので朝から日中、夜といつ確認しても何かの競技がやっていますね。家族には“スマートフォン断ち”のように2~3日“オリンピック断ち”を勧めています。

ところで時間が空いてしまいましたが「宮城県の魅力を探る!」シリーズの5回目として

日本酒

についてご紹介したいと思います。
ちなみに前回のその4「宮城県出身の有名人と言えば?」の投稿はこちらです。

日本酒の歴史は

日本酒の歴史は相当古いです。以前、ご紹介した“醤油”よりも更に奥が深いかもしれません。紀元前300年頃に水稲の渡来〜米麹利用による米の酒造りが日本の酒作りはじまりのようです。3世紀末の中国の史書『魏志倭人伝』「人性酒を嗜む」「歌舞飲酒す」と書かれている酒、あるいは日本最古の書『古事記』(712年)『日本書紀』(720年)に出てくる「八塩折の酒」(やしおりのさけ)「天の甜酒」(あまのたむざけ)などがあります。
ただ、現在我々が飲んでいるお酒と同じであるかは定かでありませんが。

宮城県での日本酒つくり

宮城県での日本酒つくりは17世紀まで進みます。
宮城の酒は慶長9年(1604年)に、亘理(わたり)の武田源左衛門が町酒屋として酒造を始めたのが記録に残されている中では最初だそうです。
そして本格的な酒造りは、宮城県の発展には欠かせない

仙台藩祖伊達政宗公

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の力によるものが大きいようです。

武田源左衛門が町酒屋をした数年後には、
食通で酒をこよなく愛した伊達政宗公が、
柳生但馬守宗矩(やぎゅう たじまのかみ むねのり)の紹介により、大和(奈良)の「榧森又右衛門(かやのもり またえもん)」に経済的な支援と青葉城三の丸の南に住居を与え、また酒造蔵を準備し御用酒屋を始め、宮城県の酒づくりが発展・磨かれたそうです。

日本酒の文化

改めて書くのも何ですが、

日本酒は日本の文化の根付いていますね!

お正月にお屠蘇を飲みます!

ひな祭りも白酒を飲みます!

和装の結婚式でも日本酒を飲みます!

神社の初詣や厄除けなどで神社に訪れた際には御神酒(おみき)をいただきますし、日本酒を奉納します。

ということで、糖質制限とか糖尿病という言葉が現れる遥か昔から日本酒はあり、愛され嗜好品という分野では語れない深い意味合いがあるのではないかと思います。

ちなみに御神酒という漢字は同じでも、神様にお供えするときは「ごしんしゅ」と読み、その後に振る舞われるときに「おみき」と呼ぶそうです。

日本酒の消費量減少

そんな日本の文化に切っても切れない日本酒(清酒)ですが2017年の古いデータですが、1975年をピークとして40年以上減少し続けています。現在は最盛期の3分の1だそうです。市場の縮小に伴いメーカーの転廃業が進み

1975年に3229工場もありましたが、

2014年には半減し1634工場だそうです。

今、緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置もあり、更に減少しているかもしれません。減少している理由は大衆層は焼酎に移り、高級志向はワインへと移っていただからそうです。

とは言え、日本文化の基礎である日本酒も何とか頑張っていきたいもうです。

東北の日本酒

このような状況ですが、日本には沢山の杜氏の方がいらっしゃいます。2015年度時点で全国で703人の方がいらっしゃいます。因みにこちらも1996年度比で812人減少(54%減少しています)しています。

東北で代表的な杜氏と言えば、日本の三大杜氏の一つである岩手県の南部杜氏、青森県津軽杜氏、秋田県山内杜氏、福島県会津杜氏となり、残念ながら宮城県の杜氏がいません。

宮城県の清酒製造数量ランキングは2019年が5881kl 、2020年度:5420klで15位です。全国的に認知度の高いお酒もあります。そして

宮城の日本酒の特徴は、キリリと冴えわたるキレのよい“淡麗辛口”だそうです。東北の厳しい冬の寒さに培われた「低温長期発酵」の技が、淡麗で辛口の酒を生みだし、その味は日本酒業界全体における味の主流の一つとなっているそうです。私は細かい違いは正直分かりませんが、とても美味しいと思います。

皆さんが思い浮かべることはできるでしょうか?

浦霞(うらがすみ)
一ノ蔵(いちのくら)

は認知度が高いので名前を聞いたことがあるでしょうか?

浦霞(うらがすみ)

こちらは宮城県塩竈市のお酒となります。
浦霞醸造元 株式会社佐浦です。
享保九年(1724年)に酒造株を譲り受け、奥州一の宮で1000年の歴史を持つ
塩竃神社の御神酒酒屋として酒を醸しています。
基本方針である『本物の酒を丁寧に造って、丁寧に売る』を軸に、じっくりと心をこめて醸した高品質な酒を誠実丁寧に消費者の皆様にお届けする事で、より多くの人々に豊かさや安らぎ、潤いを提供し、日本酒の持っている素晴らしさをより伝えることだそうです。英国にある日本大使館でもこのお酒が使われたそうです。
ホームページはこちらです。

私はお酒についてはとてもともてコメントできませんが、軽くて華やかで芳醇でおいしいです。皆さんも一度如何でしょうか?

あとは一ノ蔵ですね

一の蔵(いちのくら)

こちらは宮城県大崎市松山のお酒となります。
昭和48年1973年に宮城県内の酒蔵4社、浅見商店、勝来酒造、櫻井酒造店、松本酒造店がひとつになり一ノ蔵が誕生しました。
主要銘柄としては「無鑑査シリーズ」、「特別純米シリーズ」、「すず音」となります。
ホームページはこちらです。


醸造元 株式会社一ノ蔵です。
一ノ蔵の酒造りの原点は

自然との共生を大切にし、伝統を守っていくこと。
お客様に満足していただくこと。地域振興につなげること。

だそうです。全国新酒鑑評会で2019年、2020年は本社蔵で金賞を受賞し、2021年は「金龍蔵」で金賞を受賞しています。お酒の軽快、芳醇、柔らかい、キレがあると言った全ての分野に豊富な品ぞろえをしています。

この認知度が高い蔵元も以外にも美味しいお酒を造っている蔵元は沢山あります。折角なので、宮城県の酒造会社を一覧でご紹介します。
  ※蔵元名、主要銘柄、所在地の順番です。
私はこの中では、阿部勘酒造さん、萩野酒造さんや男山さんは飲んだことがあります。確かにキリリとした美味しさです。

宮城県の酒造会社を一覧

仙台伊達家勝山酒造  主要銘柄「勝山」仙台市泉区

内ケ崎酒造店 主要銘柄「鳳陽」    富谷市

大和蔵酒店  主要銘柄「雪の松島」  黒川郡大和町

佐々木酒造店 主要銘柄「宝船浪の音」 名取市閖上

阿部勘酒造  主要銘柄「阿部勘」「於茂多加男山」「四季の松島」
       塩釜市西町

新澤醸造店  主要銘柄「伯楽星」「愛宕の松」 大崎市三本木 

森民酒造店  主要銘柄「森泉」  大崎市岩出山

田中酒造店  主要銘柄「真鶴」「田林」加美郡加美町

山和酒造店  主要銘柄「わしが國」「山和」 加美郡加美町 

川敬商店   主要銘柄「黄金澤」、「橘屋」 遠田郡美里町 

寒梅酒造   主要銘柄「宮寒梅」、「鶯咲」 大崎市古川

中勇酒造店  主要銘柄「天上夢幻」 加美郡加美町 
千田酒造   主要銘柄「栗駒山」「奥鶴」 栗原市栗駒

金の井酒造  主要銘柄「綿屋」       栗原市一迫 

萩野酒造   主要銘柄「萩の鶴」「日輪田」 栗原市金成

石越醸造   主要銘柄「澤乃泉」  登米市石越町

角星     主要銘柄「金紋両國」「船尾灯」「水鳥記」    気仙沼市魚町

男山本店   主要銘柄「蒼天伝」、「気仙沼男山」、「美禄」 気仙沼市魚町

平孝酒造   主要銘柄「日高見」 石巻市清水町

墨廼江酒造  主要銘柄「墨廼江」、「谷風」、「弁慶岬」 石巻市千石町

大沼酒造店  主要銘柄「乾坤一」 柴田郡村田町 
蔵王酒造   主要銘柄「蔵王」  白石市東小路

皆さんもお近くで宮城県のお酒を見つけたら、この機会に一度手に取ってみては如何でしょうか?
暑い日に日本酒を飲むのも、なかなか味わい深いのではないかと思います。

今日はここまでにしたいと思います。
本日は最後までお付き合いいただきありがとうございました。

また次回の記事で会いましょう!
皆様にとって良い週末でありますように!

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