夏メック(2023)

受けた感想

大学が補助金を出してくれたので受けた(ありがとうございます)。恐ろしいことに補助金なしだと1万円近くかかる。医学科向けの教材はどれもこれも高額。大学入試の模試が3,000円ほどだったのを考えるとかなり高く感じる。でも受験人数が少ないことを考えると適正価格なのかも。 

問題は、国家試験にまだ出ていないけど出そうな話題を優先して出題している感じがした(特に公衆衛生。国試の過去問を6年分暗記したはずなのだが、全く知らない話題がかなりあった)。
 やっぱり試験がない限り自分の好きな分野ばかり勉強してしまうので、模試は重要だと思う。時間制限もあるので、いつもみたいに国試一問解いたらyoutube 10分見て…ってだらけた時間がなくなったりもする。

解説は意義や機序についてはあまり触れず、国家試験によく出る知識を並べて「そういうものです。覚えましょう」という雰囲気。詳しい解説は映像授業でやるのかもしれない。自分には合わなかった。

国家試験に必要そうな知識を重点的に問題に出し、暗記事項を解説にまとめているって感じでした。国家試験のための模試なんで、当然と言えば当然なんですけど。

得点率。必修8割、その他7.5割取ればいいので、まあ大丈夫そう。
一般だの臨床だのは何を指しているか不明。合否に関係ないはずなので無視していい?
内科形の成績。循環、呼吸器、神経が苦手。小児、産婦人科はよろしくない。
眼科とか耳鼻科の成績。マイナー科という総称があるらしい。皮膚科は内科じゃないのか。

以下、問題別の感想。テーマの横に正答率〇〇%と書いてあるのは間違えた問題。

A問題

64/75、85%。
 しょうもない間違え(正しいのを選べで誤っているのを選んだとか、選ぶ選択肢の数を間違えたとか)が何問もあった。
 人名疾患が出てくると本当にうげってなる。偉大な先生方の名前を冠していることは分かるんだけど、血管炎みたく改名してもらえんかなあと思う。

慢性的な負荷で発生する整形外科疾患

・上腕骨外側上顆炎=テニス肘
・上腕骨内側上顆炎=ゴルフ肘
上顆ってどこだっけ? って思ったけど、手根伸筋・屈筋群のつくとこだった。上ってついてるから、ついつい肩関節に近い方を想像してしまう。
 手首使うスポーツでおかしくなるのかな? テニスもゴルフもやらんので手首使うかどうか知らんけど。

胃前庭部毛細血管拡張症

・消化管出血の原因となる。それ以外の意義は特にない?

小児の外性器異常

・精巣と卵巣を両方有する場合もある(卵精巣性性分化疾患というらしい)
・21-水酸化酵素欠損症はショックをきたす場合があり、緊急性が高い
言われればそうだろうけど、って感じ。

早期流産の原因(82%)

なんで抗リン脂質抗体症候群選んだんだろう? 徹夜でボケてたのかも。

自覚症状を項目に含む心不全分類

大嫌いな重症度分類。NYHAとAHAで迷ったが、項目まで覚えていて確実なNYHAを選んだ。
 AHAは構造異常や薬物治療への反応性で分類するらしい。実習ではNYHAで分類していたが、AHAで分類するのはどういう時だろう? 項目まで聞かないでくれ〜

完全房室ブロックの原因

・高カリウム血症ではRR延長
高カリウム→膜電位上昇のため、ナトリウムが細胞内に入りにくくて細胞は活性化しにくい→伝導は低下? いつもこんがらがるが、KCl急速静注で心停止を思い出して「心臓は止まる方向だなあ」と考えている。
 大動脈弁狭窄症→心室肥大で房室ブロック起きるのかな? とも思ったけど、解説には「起きない」とだけ書かれていて消化不良。TAVIをした場合はブロックが起きるらしいが……?

IgG4関連疾患の腎病変について

・病理像は花筵状線維化
英語はstriform(織物状)。病理像を検索して見ても、花筵より織物に似ている。
「小児に多い」選択肢の解説が「IgG4関連疾患の好発は成人だから間違い」だけれど、腎病変についての話じゃなかった? 「(疾患自体は成人に多いが)腎病変は小児に多い」を意味した選択肢だと考え、そんなの知らん……と悩んだけど杞憂だった? 日本語がわからん。

15週までの妊娠の超音波検査

・黄体嚢胞:妊娠初期〜16週まで
・分娩予定日:8~10週が最も信頼できる
癒着胎盤は前置胎盤と同じノリで診断するんだろうから違う、胎児機能不全はよくわからんけどCTGで診断するんだろうで除外した。この考えが合っているかは知らない。
 黄体嚢胞ってなんぞ? 黄体と違うの? ってレベルでこの分野はわかんない。妊娠何週には何々、はなんとなくで覚えて国試前詰め込みかなあ。

乳房腫瘤

エコーは良性だよなあ、でも選択肢に葉状腫瘍と線維腺腫があるよなあ、どっちだろう? 癌選びたいけど良性そうだよなあ、葉状腫瘍は急に大きくなるとか書かれること多いから線維腺腫かなあ、で選んだ。
 葉状腫瘍は正確には境界悪性らしい。
 「葉状腫瘍は多くは急速に発育する」と書かれていたけれど、具体的な数字がないため、「一ヶ月で(最大)1 cmの増大」は遅いかどうかが判別できない。軽く調べてところ、数週間〜数ヶ月で20〜30 mm以上の大きさになると書いてあるところが一番詳しかったので、そこを信用することにする。

毛細血管拡張性肉芽腫(正答率23%)

・毛細血管拡張性肉芽腫は外傷を契機に発生し、急速に発育する
「急速に増大」から癌だと思った。血管肉腫が外傷を契機に発生すること、画像の腫瘍が血液緊満(で易出血性)に見えたので血管肉腫を選んだが間違えた。
 血管肉腫も毛細血管拡張性肉芽腫も、どちらも高齢者・外傷契機に発生して易出血性らしい。画像上では辺縁整で浸潤傾向はなさそうなこと、手足、特に深爪は毛細血管拡張性肉芽腫の契機となりやすい事から血管肉腫と鑑別できる?

膀胱痛の症例問題(正答率46%)

・間質性膀胱炎は膀胱痛や出血をきたす膀胱炎で、ハンナ病変と呼ばれる特徴的な病変が見られる。
・出血性膀胱炎は出血を伴う膀胱炎で、ウイルスや薬剤などが原因となる。
答えを見てから泌尿器の臨床実習で間質性膀胱炎を教わったことを思い出す。

Kienböck病

・月状骨の無菌性骨壊死をKienbock病と呼ぶ
・de Quervain病は短母指・長母指伸筋腱の腱鞘炎
・舟状骨骨壊死をPreiser病と呼ぶ。
解説に人名疾患が乱舞する地獄のような問題。全部聞いたことすらなかった。正答選択肢が簡単だったのが救いか。
 KienbockとPreiserはPerthes病の手根骨版と考えればいい? 血行障害やステロイドが原因とか書いてあったし。

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症の治療

・ステロイド内服
・アレルギー性気管支肺アスペルギルス症で気管支拡張、気管支粘液栓を認めることがある。
ステロイド静注だと思ってた。

慢性好酸球性肺炎(正答率77%)

・ステロイド投与でとりあえず治まる→ステロイド反応性が良い
「ステロイドで一度治るけど再発を繰り返す→ステロイド反応性は悪い」だと思っていた。言葉の定義の覚え間違いだった。答えがないなあと思いながら、画像読み間違えたと考えて中枢優位の選択肢を選んでしまった。

肺高血圧症

エコー画像の左心室の下の隙間なんだろう? と思ってたら心嚢水だった。

梅毒の薬

・アモキシシリン:βラクタム
・ミノサイクリン:テトラサイクリン
・セフトリアキソン:第三世代セフェム
・アジスロマイシン:マクロライド
こんなカタカナの羅列覚えるの無理だって。迷った末に選んだアモキシシリンが合っていた。

溶連菌の検査(正答率31%)

・ASOは溶連菌毒素に対する抗体
咽頭ぬぐい液の存在を忘れてて間違えた。脊髄反射で溶連菌=ASOと選んでしまった。ASO=抗体と理解していれば、急性期に測定しないと気づけたはず。覚えておく。

急性膵炎

・造影CTで非造影域が多ければ重症
・周囲に液体貯留をきたす場合がある
症状からは急性膵炎だと思ったものの、CTで周囲脂肪織の濃度上昇が読み取れなかったのでパニックになった。急性膵炎では見られなくてもいいのかな? それともスライスが非炎症部位しか写してないのか。腹水はあるようだけど。

書痙(正答率89%)

・書痙はストレスを誘因とし、薬物治療を行うことが多い。
「適切でないものを選べ」を読めておらず、正しいものを選択して間違えた。正しい選択肢3つくらいの間で「どれも正しいよな……」と悩んだ末間違えた。とは言っても、知識がしっかりしていればおかしいと思えたはずなので、単なる知識不足か。

アトピー性皮膚炎

・眉毛はHertoghe徵候、内眼角下のシワはDennie-Morgan fold
人の名前徴候。正解不正解には関係ないけど、本当にやめてほしい。

アルツハイマー病の認知機能検査

・田中-Binetは2歳〜成人が対象の知能検査
・内田-Kraepelinは単純計算の人格検査
・WPPSI-III(Wechsler)は幼児の知能検査
簡単な二つが答えだったから良かった。上の3つは何度も見た気がするが、何度見ても覚えられない。人名の検査、本当にやめてほしい。

下垂体腺腫の出血(破裂?)時の治療

・経蝶形骨洞手術
どっかで見た問題。「下垂体卒中」は脳卒中と似た概念と考えていいんだろうか。今だに本当に鼻からだけで手術できるのか疑問に思う。

先天性胆道拡張症

・新生児〜成人のどの年齢でも
なぜか勝手に乳児だけに見られると思ってしまう。

West症候群

・イコール点頭てんかん
・発達の退行をきたすことがある
いつも「点頭てんかん」の人名バージョンを思い出せない。

セミノーマ

・AFPは卵黄嚢腫、胎児性癌、奇形腫で上昇
・hCGは絨毛癌、胎児性癌、セミノーマの一部で上昇
・LDはセミノーマの診断基準の一つ
・非セミノーマは胎児性がん、絨毛がん、卵黄嚢腫、奇形腫のこと
非セミノーマの内訳も腫瘍マーカーも、すべての記憶があやふやだった。
かろうじてLDの記憶があったこと、病理像に見覚えがあったのでセミノーマを選んだ。この分野は本当に覚えられない。

胞状奇胎(正答率55%)

・メトトレキセートは侵入奇胎、絨毛癌に用いる
・侵入奇胎への進展率は全胞状奇胎で10~20%。部分は数%
「治療後に経過観察は必要」、「初回治療は薬物」で迷い、「初回治療は薬物」を選んで間違えた。治療はメトトレキセートだと覚えていたが、初回治療は子宮内容除去術らしい。そりゃあ取れれば手術だ。

急性喉頭蓋炎の対応(正答率76%)

まずは挿管を試みる。同じ間違えを10回はしてる。一度実際に挿管をやらせてもらって「むずい!」と感じたから、画像を見るたびに「無理っぽそう」と思えば無意識に気管切開を選んでしまう。
 卒業試験の過去問にも同じような問題があって、何回か解いたけど一度も正解できなかった。何度も癖を直そうと思ったけど直らない。

劇症I型糖尿病

・劇症I型糖尿病は妊娠を原因とすることもある
原因は感染症だけかと思っていたので迷ったが、他選択肢が明らかに違うので選べた。
 DWIとADCは細胞浸潤を示しているらしい。

結節性硬化症(正答率40%)

・皮膚神経線維腫はNF1
2つ選べなのに3つ選んでた。

解離性障害

・解離性障害とは、アイデンテティの感覚をまとめる機能が一時的に失われた状態。
正直よくわからない疾患。

多発性骨髄腫

・骨髄穿刺は骨盤骨から
そういえば骨髄穿刺ってどこから採るんだろう? と思ったけど普通(?)の骨髄穿刺と同じ場所から採るらしい。今だに白血病とかはどんな状態なのかわかってない。腫瘍細胞が全身の骨髄に散らばっていると考え、原発巣とかは定義しない?

食道アカラシア(正答率27%)

・アカラシアでは同期性収縮が見られる
蠕動運動異常と下部食道括約筋弛緩不全しか覚えていなかったため、「内視鏡通過困難」を選んでしまった。蠕動運動「異常」の内容が蠕動運動波消失と同期性収縮? 曖昧な言葉で濁して覚えるとダメかもしれない。

アキレス腱断裂(正答率20%)

・Jacksonテストは頚椎の検査
・Thompsonテストはアキレス腱の検査
ま〜た人名。知るか。どっかで似たような問題をやって人名のやつがアキレス腱の検査だったので選んだ。リスクファクターの選択肢は合ってそうだな、と思ったものの人名検査がうろ覚えで否定できなかったので選べなかった。
 正答率の低さを見る限り、みんな同じ間違えしてそう。確か国試の過去問に同じ問題あったよなあ。

虹彩ルベオーシスの原因

加齢黄斑変性も血管新生が起こるから発生してもおかしくないよなあ、と思って消しきれなかった。加齢黄斑変性の病変は黄斑だけっぽい?

B問題

46/50(90%)、解答時間30分。正答数と得点率は一致しない? 
 感覚5割で合ってると思った問題を全部間違えてた。以下、間違えた問題、怪しい問題。

Pernicious anemia

悪性貧血でよかったよな….と思いつつ、選択肢に萎縮性胃炎を見つけたため選んだ。
 異食症ってpicaって言うんですね笑。

ヘルシンキ宣言

なんちゃら宣言で唯一覚えているのが出てきてくれた。国試前に暗記しなきゃいけないと思うと気が滅入る。

食事摂取基準の問題(正答率63%)

・ビタミンB1には耐容上限量がない
 水溶性ビタミンでもB3、B6、葉酸は上限がある。逆に脂溶性でもKはない(なぜ…、ゴロ)。生化学で勉強して、無理すぎて覚えるのを放棄した記憶が蘇る。正確に暗記していないとこういう所でつまづく。
・フレイルのためのエネルギー量基準がある
 そりゃあそうだ。でも知らないと自信を持っては選べない。覚えておく。

抗菌薬の医学史

耐性菌のやつ以外全然わからん…って思ってたらフレミングが出てきてくれて助かる。
 フレミングとかランダウ(医学ではLandauをランドーと読むらしい)とか、たまに物理学者と同じ名前の医学者がいるのが面白い。何かの家系? それともよくいる名前なのか。

水痘で注意して診る場所(正答率14%)

・水痘は頭皮にも発疹ができることが特異的
 「”注意”すべき診察部位」と書かれていたので、「将来眼合併症を起こす可能性があるかどうか」を調べるために目を診察するのだろうと思ったが間違えた。単純に特異的な場所を選ぶ問題だったらしい。
 問題の意図が読めても、水痘と頭皮の関係はかすかに覚えているだけだったので、たぶん正解を選べなかった。

心肺停止後に蘇生された患者の管理(正答率83%)

「体温管理」、「抗菌薬」、「抗てんかん薬」で迷い、「抗てんかん薬」を選び間違えた。
 若いから体は丈夫だろうし抗菌薬はいらない、脳が虚血でダメージを受けているから痙攣を起こす確率は高そう、なので「抗てんかん薬」を選んだ。体温管理は急性期だけだろう…と思ってた。

バセドウ病の薬

薬の名前が羅列されてて終わったか? と思ったが、馴染みのある薬ばかりで助かった。イソなんちゃらロールが紛れてたらわからなかった。

意識障害の患者への気道確保(正答率71.9%)

薬を飲んで意識障害を起こした患者の気道確保をどうするかの問題。
 まずエチゾラムが何の薬か思い出せなくて軽くパニック。次の問題で「拮抗薬を投与した」と書かれていたので、多分ベンゾチアゼピン系の睡眠薬だったのだろうと思って読み進める(調べてみるとベンゾジアゼピン系らしい。ベンゾジアゼピン系は語尾が二種類あって非常に覚えにくい)。
 気管挿管だろうと思ったものの、「舌根沈下」がわざわざ書かれているあたり「挿管出来ないよ」と言いたのかな? と勘繰って間違えた。
 答えを見てから、似た問題を何度もやった記憶が蘇る。全然覚えてなくて少しへこむ。

C問題

59/75、78.7%。
結構間違ってる。知らん! って知識が多い。

月経困難症(正答率79%)

・月経困難症:月経に伴って起こる様々な症状(下腹部痛だったりイライラだったり)
そもそも月経困難症を知らず、名前から経血が出にくい→基質的無月経が起きやすい疾患と解釈して解いたが間違えていた。

一次性脳病変

・頭蓋内に病変があるものを一次性、外にあるものを二次性脳病変と呼ぶ
知らん言葉。補足説明なかったら怪しかった

労働災害

それっぽいのを選んで当たってた。少し捻られたら間違えるな〜と思う。

死因・身元調査法(正答率56%)

よく知らない法律。国試前丸暗記か。

介護医療院

それっぽいのを選んだら当たっていた。介護老人福祉施設と介護老人保健施設の総称だと思っていたが、全く別の概念らしい。

後下行枝(正答率72%)

・後下行枝は#4または#15の別名
冠動脈は番号で覚えていたため、言葉を知らなかった。そういえば4番はよく4PDと言っていた。

クレアチニンクリアランスの計算(正答率88%)

割り算の筆算を間違えた。計算力が小学生以下で笑える。

インスリンについて

・インスリンは腎のNa再吸収を促進する。
細胞膜のNa/K交換輸送体亢進と同じ感じか。尿酸は何か関係あるのかと思ったが何もないらしい。

交互作用(正答率64%)

選択肢からいちいち発症率を計算し、Cのみ従属だと判断したが間違えていた。答えを見たから改めて計算するとA。どこでミスったんだろう?
 解説の通り、独立と仮定して全部計算する方式の方がミスが少なさそう。

受動喫煙防止の法律

健康増進法かがん対策なんとか法かいまだに覚えられない。惑わせる選択肢がなくて助かった。

遺伝形式(正答率70%)

・Huntington病はAD
・Wilson病はAR
・Nieman-PickはAR
・筋強直性ジストロフィーはAD
代謝はAR、それ以外はAD、伴性は暗記と覚えていたが、伴性の暗記がおぼつかず、筋強直性ジストロフィーがXRだと思って間違えた。

国民医療費(正答率49%)

全くわからなかった。国試前丸暗記か

抗炎症サイトカイン(正答率54%)

・IL-10が抗炎症
・IL-12はTh1、NKに作用
抗炎症は10番代のどれかだったことは覚えていたものの、その先があやふやだった。サイトカインも数字の丸暗記が必要なため、非常に覚えにくい。

卵膜(正答率81%)

なぜか脱落膜を胎児由来だと思ってしまった。

一次予防の根拠となる資料

なんとなくそれっぽいのを選んだら当たっていた。

保健所の業務

・保健所は薬品の監督も行う
食品衛生だけかと思っていた。

医療圏

それっぽいのを選んだら当たっていた。選択肢全てがうろ覚えだった。

夜盲の検査

・視覚誘発電位は視神経〜大脳皮質の検査
原理的にこれもできそう…と思った。でも網膜の電位だけを測定する方が余計な情報が入らなくていいのか。

エンベロープウイルス(正答率23%)

・エンベロープウイルスはヘルペス、インフル、コロナ、RS
暗記問題。他にもいっぱいあるけど、接触感染が問題になるのはこれくらい?
 何回も唱えて覚えたはずなんだけど、きれいさっぱり頭から消えていた。
 非エンベロープのゴロ「あのパピーポリス呪ったらあかん」

患者調査

それっぽいのを選んであっていた。国試前丸暗記か。

心肺停止した妊婦に対する処置(正答率46%)

・心肺停止妊婦にも、アドレナリンや除細動器が使える
・死戦期帝王切開は母体救命を第一。死後帝王切開は胎児救命を第一
・死戦期帝王切開で静脈還流量を増やせる
帝王切開か? と思ったものの、除細動器がだめっぽすぎて選べなかった。よくわかんないけど使っていいらしい。

電気性眼炎の治療(正答率20%)

・紫外線による角膜障害を電気性眼炎と呼ぶ
・点眼麻酔は角膜上皮障害を起こすことがある
なぜかは軽く調べたが不明。とりあえず覚えておく。

黄斑円孔の治療(正答率52%)

・黄斑円孔は網膜がまだ完全に剥がれていない状態
・治療は硝子体手術、ガスタンポナーデ
完全に網膜が剥がれている状態だと思っていたので、これ以上孔を広げないよう凝固するのかな、と思ってしまった。

産休

なんとなく6という数字が頭に浮かんできて、選んだら当たった。国試前丸暗記か

特定健診

前日にちょうど勉強したことが出てきたので解けた。特定健診やメタボは基準値・方針が一般的な基準値と異なり覚えにくいので、来週にはたぶん忘れている。

胆嚢炎の起因菌(正答率25%)

腸球菌だろうと思ったものの、2つ選べという文言が見えたため黄色ブドウ球菌も一緒に選んだところ、実は1つ選べだったらしく間違えた。幻覚? ブドウ球菌は考えにくいなあと何回か確認したはずなんだけど…

SIADHの治療(48%)

・生理食塩水は低Na血症を悪化させる
・フロセミドによる利尿は等張
SIADHはNa排泄は保たれるが水排泄は障害されている。そのため、生理食塩水負荷ではNaを逃すだけになる。
フロセミドはヘンレの上行脚でのNa吸収を阻害する(対向流増幅系)ので、尿は等張となる。サイアザイドは高張尿となる。
 電解質むずい。おぼろげにフロセミドと覚えていたのだが、Na-K-Clの再吸収阻害→低Na血症がさらに悪化と考えてしまい選べなかった。原理を理解していなかったので間違えてしまった。

PAO2

・PAO2=吸気酸素分圧-PaCO2/呼吸商
A-aDO2の二項目、PaO2+PaCO2/呼吸商のことだと思っていたが、覚えていた定義が違った。肺胞の酸素分圧のことらしい。大文字Aは肺胞、小文字aは血液。

D問題

60/75、80%。
前半をかなり間違えた。耳鼻科、眼科で結構致命的な知識不足があることが判明。

心臓移植(正答率43%)

・一生免疫抑制
・10年生存率90%ほど
数字が全部ありそうで迷った。一生免疫抑制と生存率で迷い、確か10年生存率7割だったはず…と思って選んで間違えた。たぶん肝移植(10年で七割強)と間違えて覚えてる。

ポルフィリン症(正答率32%)

・ヘムの合成傷害
・根本治療なし
機序、治療、予防の選択肢がどれもありそうでわからなかった。代謝性疾患は発症機序から症状が想像できないため、丸覚えしかない?

マロリー・ワイス症候群の症状(32%)

吐血と喀血を見間違えた。おかしい、答え二つあるなあと思っていたがよく考えずに選んでしまった。たぶん間違えた7割は同じ間違えをしたと思う。

急性中耳炎のリスクファクター(正答率64%)

よくわからなかった。言われれば確かに耳掃除は中耳炎のリスクにならないかも。起因菌がいつまで経っても覚えられない。

高齢者の高血圧(正答率70%)

・血圧動揺性とは日をまたいだ動揺性
・高齢で白衣高血圧が起きやすい
歳をとると自律神経の働きが弱くなるはずだから白衣高血圧は起きなさそうだな、と考えて選んで間違えた。自律神経が弱くなるなら血圧動揺性もおかしいな、と思いはしたが白衣高血圧の方がよりそれっぽいと思ってしまった。
 ネットで調べてみると加齢で交感神経の基礎活動は増加し、副交感神経は減弱するらしい。ただ、交感神経が活性化しても効果器の反応性が低下している場合もあり、発汗などはこの理由で減弱する。
 上に述べた理由から交感神経↑、副交感神経↓と単純化して覚えるわけにいかないので、一つ一つ覚えなきゃいけない。

中心性漿液性脈絡網膜症(正答率53%)

・ステロイドはリスク
ステロイドを治療に用いると間違えて記憶していたため、わからなかった。

回旋異常(正答率60%)

第一回旋と第二回旋を間違えた。なんでだろ。演習不足?

三叉神経痛(正答率47%)

確か三叉神経ブロックしたな、ということは頭蓋骨外の血管が原因か? と考えてしまい解けなかった。原因は上小脳動脈や錐体静脈らしい。
 何も考えず他の一次頭痛の記述を除外して答えればよかった。

糖尿病治療薬の副作用

・SGLT2阻害薬では正常血糖ケトアシドーシスが起こることがある
・ビグアナイドでは乳酸アシドーシス
アシドーシスの分類がむずい。

ALL

・エクリズマブはC5
卒業試験で毎年出ているので先月100回くらい見て覚えたはずなのに、全く何の薬か思い出せなかった。どーすんだこれ

耐性菌に対する薬(正答率35%)

・カルバペネムを使う
知らなかった。抗菌薬が覚えられんため、見た瞬間思考放棄してしまう。

BCGが赤くなった(正答率48%)

・コッホ:数日〜一週間以内
発生時期を覚えていなかったため、正常反応か区別がつかなかった。

バルトリン腺膿瘍

・バルトリン腺は膣口5, 7時
なんか11時くらいだと思ってた。

スタージウェバー

・軟膜血管腫を認めることがある

突発性発疹(正答率52%)

麻疹と迷い、麻疹の選択肢を選んでしまった。迷ったらとりあえず重症そうな方を選んでしまう。
 どちらの病気もよく知らないので間違えたか。何々期、何々期と分かれている病気は覚えるのがキツ過ぎて避けてしまう。
 熱がニ峰性でないこと、重症感がないこと、ワクチン接種歴があることから突発性発疹?

胸膜中皮腫(正答率17%)

・胸膜メソテリンは中皮に存在する分子で、腫瘍や炎症で高値になる
二つ選べを一つしか選んでなくて間違えた。メソテリンは知らなかった。

耳下腺腫瘍(正答率42%)

・耳下腺は意外にでかい。耳の下にもある
耳下腺を胸鎖乳突筋と取り違えて間違えた。
 画像で線維のようなものが見え、耳介の下にあるから位置的にも胸鎖乳突筋だろうと思ったが間違えた。耳下腺は外耳孔の前にあると思っていた。
 よく見たら腫瘤のある部分は後頚筋群と見え方が違った。造影だから腫瘍かなあ、と思ったものの耳下腺腫瘍は選べなかった。

多系統萎縮症(正答率10%)

・多系統萎縮症では安静時振戦は少ない

そもそも病型がわからなかった。症状はパーキンソニズムも小脳失調もある。スリットサインもあるし(と思ったけど、解説では特に異常なしらしい。また、スリットサインを線状低信号と記憶していたが高信号みたい)、中脳水道(と思ってたけど、解説によると第四脳室)も拡張しているし、どっちを答えればいいんだろうと思った。
 ふらついて倒れたのが初発症状、画像から小脳型と考えるべきだった。
 また、多系統萎縮症はパーキンソン病と違い安静時振戦は少ないみたい。

白内障手術の事前検査(正答率20%)

さっぱりわからなかった。網膜電図、超音波、光干渉断層計、どれでもよくない? と思って適当に選んで間違えた。よく考えたら白内障なので光断層干渉計は使えない。でも同じ理屈で網膜電図も使えないんじゃない? と思ったけど使えるとのこと。よくわかんない。

E問題

43/50、正答率87%、解答時間30分。本番一時間半は絶対暇する。
以下、怪しい問題、間違った問題。

縮瞳を認める疾患

選択肢むずい! と思ったらHornerがあって救われる。
・Adie瞳孔
 毛様体神経節麻痺により、瞳孔括約筋が持続的に麻痺して開いている状態。若年女性に多い。人名かあ….泣
・コカイン中毒
 交感神経↑により瞳孔散大。モルヒネは逆なのでこんがらがる。爽やかなコカ・コーラで目が覚める印象で覚える。
・三環系抗うつ薬
 抗コリン作用により瞳孔散大。いつもコリンだったか抗コリンだったかわからなくなる。でも薬の副作用は大体抗コリン。

関節内の異常により関節可動域が制限されること(正答率33%)

「拘縮」は筋肉とか腱とかの異常だよなあ、違いそうだなあ、でも他はもっと違いそうだよなあ、で拘縮を選んで間違えた。
 答えを見てから「強直性脊椎炎」の「強直」だったことを思い出す。
 「強直」、「強剛」、「剛直」、「痙縮」、「攣縮」、「固縮」、このあたりは本当に何がなんだか分からなくなる。調べても「用語に混乱が見られる」とか書かれてて、もうどうすればいいのか。

更年期障害の症状

・感覚神経障害も認める。
 何かの漢方薬の効用にあったなあ、などと思いつつも自信が持てなかった。
 少しググるも、記憶にある漢方薬は見つけられず。

母体の生理的変化

国試117回で間違えたGFRを選べたのは成長を感じて嬉しい。産科を勉強した成果が出てきている。
・腸運動は低下
 ホルモンの影響らしいが、覚えてもすぐ忘れるだろう。「女性→便秘、妊娠→便秘進行」と覚える。
・膣内のpHは下がる
 またホルモンらしい。解説には書いてなかったけど、エストロゲンでラクトバシリスが増えるかなかな?

尿閉の原疾患

・「尿閉:膀胱内に尿が貯留し、尿意があるにもかかわらず排尿できない状態」
 定義を正確に覚えられない。「おしっこ出ない」で覚えていいのかな?

肝硬変で見られる症状

・頸静脈怒張は見られない
 いつも最初に「見られる」を選び、よく考えてから頸静脈と肝臓は無関係なことを思い出す。反射的に否定できるようにならんとなあ。「答えないじゃん!」って三十秒くらい考えてた。

癌転移と比べ炎症性リンパ節腫脹を疑う所見

・2 cm以上の腫大だと癌の転移を疑う
 癌転移の方が大きそうだなと思ったものの、正確に何センチかは知らんかった。数字を出されると途端に詰まる。

PICCについて正しいもの(正答率24%)

・急速輸液には向かない
 中心静脈に入れるから、浸透圧とか考えなくてもいいはず…と考えて「急速輸液に適する」を選んだけど、よく考えれば輸液と書いてあるから栄養じゃないし、浸透圧なんて考える必要なかった。
・組織障害性の高い薬剤を扱える
 上の選択肢と迷った。答えを見ればそりゃあそうだろと思う。
・感染率は中心静脈カテーテルより低い
 なんでかは不明。解説には太い血管の方が感染しやすい、というニュアンスで理由が書かれているが納得はせず。ドレーン腸瘻チューブの埋め込みみたいに侵入路を長くしているわけでもないし。感覚的にはそうだろうなと思うけど。

健康日本21(正答率39%)

答えの見当すらつかなかった。国試前丸暗記か。
・COPDがどうちゃらこうちゃら。

疾患のリスクファクター

・慢性硬膜下血腫
 血管系だから喫煙ありそう…と思ったものの、よく考えれば出血だからあまり関係はない。

喫煙に関して正しいもの

・低タールでも癌のリスクは減らない
 正確には「下がるエビデンスが無い」。減りそうなものだけど。
・10年の禁煙で癌のリスクは半分くらいになる
 「禁煙はリスクの上昇を止めるだけで減少はしない」と覚えていたが、記憶違いだった。

医薬品医療機器総合機構/PMDA(正答率9%)

・医療品の審査を行うが、承認するのは厚生労働大臣
・医療品の健康被害に合った人へ補填する
 承認する権限は無いのに責任取らされる可哀想な組織。名前は聞いたことがあるような無いような。
 なんやこれ、って問題。

腰椎間板ヘルニアの症状

画像の第一印象から、そもそも腰部脊柱管狭窄症だと思っていた。よく見たらヘルニアあり。
・Hoover徵候
 重症COPDで吸気時に肋間や鎖骨上窩が凹むこと。名前ついてたんだ。呼吸器系の事柄だったことだけは覚えていた。また人名かあ。小児の呼吸困難で見られる陥凹はHooverとは呼ばない?
・下肢進展挙上テスト
 坐骨神経のテストだよなあ、変だなあ、記憶違いかなあと思っていたものの、他が違うと思ったため選んで正解。この問題は半分間違えたようなものだと思う。

E型肝炎の対処

・栄養療法もする
 流石に絶食はしないだろうと思って「絶食する」の選択肢は切った。栄養療法は積極的にやるらしい。肝炎なのに胆汁出させるって痛く無いのかな?

アクシデント発生時の対応(正答率28%)

・医療事故はアクシデント
 インシデントと非常に紛らわしく、「インシデントレポート」を選んで間違えた。ヒューマンエラーを誘発する用語なので改名して欲しい。
 インシデントは事故る前。医療過誤は注意義務違反があるもの。覚えられんなあ。
・事故の報告先はリスクマネージャー
 まず患者と家族じゃない? と思って選んで間違えた。

大動脈弁狭窄症の重症度

・重症ASは最大流速>4、圧格差>4、弁口面積<1
 最大流速4 m/s以上で重症だよなあ、と思ったものの自信が持てなかった。エコーではcm/sの単位で表示されるため、さらに自信をなくす。症状を読む限り明らかに重症だが、基準値が絡む問題だと途端に難しく感じる。

大動脈弁狭窄症+冠動脈狭窄の治療(正答率75%)

なんで間違ったか不明。
 ステントってどこまで適応だっけ? 確か2本以上はバイパスじゃないとダメだったよなあ、でも自信ないなあで悩んで大動脈弁の事が頭から消えたからだと思う。見直せば気づけたなあ。
・PCIを優先する場合
 2枝までの病変で、LAD近位部に狭窄がないもの。本当はSYNTAXスコアなるものがあるので、それを調べないといけなさそう。スコアは存在だけを覚えておく。

PICO(正答率46%)

初耳の言葉。何のことかわからなすぎて、「血圧管理は厳しいか緩いかどっちかだろう」の受験テクに走って間違えた。
・Patient、Intervention、Comparison、Outcome
 「誰に、何をするかを、何と比べ、どうなるか」。「何と比べ」の比較先がもうある前提なのがよくわからん。これから治療法を選ぶんじゃ無いのか? なんでIII相試験みたいなことをするんだろう?

F問題

57/75、76%。公衆衛生が非常に難しく、手も足も出ない問題が多かった。

第四次障害者基本計画(正答率35%)

何もかもがわからなかった。
 第四次計画で条約との整合性をとるとは思いもよらなかった。普通一次でとるもんじゃないの? それとも最近締結したばっかなのか…

ランダム化比較試験

・ITTは計画通り、per protocolは脱落者を省く
Intention to treatとper protocolがいつもどっちかわからなくなるけど、他の選択肢が簡単だったので当たられた。
per protocol=計画ごとに、の意味がいまだにわからない。なにがどう「ごとに」なんだ?

酸素投与の方法と濃度(正答率56%)

丸暗記問題。覚えたと思っていたら忘れてた。解説の対応表と、どっかから引っ張ってきて暗記した(と思っていた)式が微妙にずれていて気持ち悪い。

喉頭の機能

・努力性声門閉鎖では前提ひだを使う
・発生時は声帯筋と輪状甲状筋により声帯が緊張する
喉頭の構造と役割を忘れていた。正解選択肢が難しかったら解けなかった。

大泉門の閉鎖時期(正答率72%)

少し前に解いた症例問題で、2歳児で「大泉門膨隆」の記述があったため、それ以降だろうと考えて間違えた。1.5歳らしい。
 覚えても明日には忘れてそう。7割の人はどうやって覚えたんだ…

精神保健福祉法

他選択肢が全くわからなかったが、気分障害での受診が一番多いことだけ知っていたため解けた。
 他四つは国試前に覚える。

水道水の水質基準(正答率43%)

「大腸菌が検出されないこと」を探して選択肢になかったので諦めた。pHは5.8〜7.6らしい。
午後の紅茶(無糖)がpH 5.7、ウィルキンソンの炭酸水が4.8らしい。エナメル質の臨界がpH 5.5らしいので、結構重要そうな基準値。覚える。
 実感としてどれくらいかはいまいちわかんない。

新生児の基準値で成人より高いもの(正答率50%)

目についた成人と新生児で基準値が違うものを選んで間違えた。
 小児は腎機能が低く、増えるかとも思ったが筋量が少ないため低値らしい。これは覚えるしかない。
 新生児では溶血があるのでLDは高値かと思ったが、小児期を通して高値なので、多分違う。
 ビリルビン、AST、リンなども高値らしい。なぜかは不明。

対光反射の経路

いまだに視床を介さないことを忘れそう。

障害者の生活相談(正答率13%)

地域包括支援センター以外知らなかった。この模試の公衆衛生は知らん施設ばっかり出てきて辛い。実習で行ったことない施設なんて知らんよ。

公的医療保険について(正答率70%)

何もかもわからなかった。

鉄欠乏性貧血と慢性疾患での鑑別(正答率79%)

慢性疾患=慢性炎症と思って血清鉄を選んでしまった。
不飽和鉄結合能が疾患によって上下バラバラなので総鉄結合能も同じようなものだと思っていたが、鉄欠乏性貧血と妊娠時以外は上昇するらしい。
 最近、「TIBCのTはトランスフェリンのT」と覚えるとごちゃつかないことを覚えた。

訪問看護について(正答率18%)

何もかもがわからなかった。

卵巣悪性腫瘍について(正答率30%)

・成熟奇形腫の悪性化は扁平上皮
・大腸からの転移が最も多い
ずっと胃からの転移が一番多いと思っていた。クルッケンバーグの印象が強すぎた?

HIVの検査について

・感染から4週間で抗体検出可能
2週間だと思っていた。

妊娠週数を決める検査値(正答率49%)

一瞥して諦めた。どっかで一度まとめたはずなんだけど。

コブ角と治療方針

・≧25°で装具
・≧40°で手術
数値暗記問題。10°くらいから装具、50°くらいから手術だと記憶していたが、間違えていた。

ホジキンリンパ腫の診断

・リード=シュタインバーグ細胞は特異的でない
そのためCD30による免疫染色が必要。

COPDの栄養療法(正答率70%)

・COPDは骨粗鬆症の合併が多い
間違っているものを選べ、なのに正しいものを選んでしまって間違えた。
 明らかに違うのはBCAAだけだが、カルシウムとリンは知らんし、COPDは食欲減退するので食事量を増やすのは酷、だから高エネルギー食と選んでしまった。よく問題文を読めが解けた問題。
 骨粗鬆症の原因は諸説あるらしいが、身体活動性低下によるとする説で覚える。

S状結腸捻転の対処(正答率45%)

S状結腸が大きすぎてそれと認識できなかった。イレウスっぽいからとりあえず胃管、と考えて間違えた。「内視鏡的整復術」が選択肢にある意味を考えれば気づけたかも。反省。
 いまだにS状結腸があんなに膨らむのを想像できない。

皮膚筋炎の検査

正直わかんなかった。MDA、TIFは測定していないから、今間質性肺炎と悪性腫瘍を検査する理由がないので、他にするべきはステロイド使用前の評価? と思って胃潰瘍を調べるのかなと思って上部消化管内視鏡を選んだ。
 解説には「特にARSで間質性肺炎、悪性腫瘍合併が多い」と書かれていたが謎。慢性進行性の間質性肺炎は多いらしいが、悪性腫瘍に関した記述は軽く探したところ見つからず。やっぱり多いのはTIFだよなあ。
 皮膚筋炎自体に悪性腫瘍合併が多いからか。仮に悪性腫瘍が多かったとしても、なぜ検索手段を内視鏡だけに限るかという謎は残る。

突発性難聴のオージオグラム(正答率64%)

・全周波数の感音性難聴
低音域優位の感音性難聴、と覚えていたが記憶違いだった。

血液型不適合への対処(正答率61%)

・交換輸血:瀉血と輸血を同時に行うこと
・血液型不適合による黄疸へは交換輸血。
よくわからなかったけど、胎児血中の抗体を除けばいいと考えて血漿交換を選んだが間違えていた。すでに胎児RBCと抗体はくっついていると考えるべきなのか。
 交換輸血の定義を正確に覚えておらず、その名前から誰かと血を取り替えるのかと思っていた。

心房細動への対処(正答率46%)

・ATP房室結節の伝導抑制
ATPはよく知らないが不整脈の治療であった気がする、血圧が110近くと低めなのでβブロッカーはだめだろうと考えて間違えた。
 また、対応を聞かれているので今すぐに効きそうにない貼付剤はだめだろうと思った。
 ATPは色々なとこで出てきて違う作用をするので覚えにくい。一つ一つ作用機序を覚える。

CO中毒(正答率10%)

・CO中毒では淡蒼球が壊死する
・脳卒中では後遺症としててんかんが見られ、皮質障害で多い
・SpO2とPaO2の乖離も大事
脳出血だと思った。脳出血でもけいれんするイメージだけど、後遺症としてのてんかんらしい。
 酸素濃度の乖離もひっかかったが、CO中毒で脳の局所が障害されるとは思えず、無視してしまった。知識不足だった。答えを見てから、そういえばそんなこと習ったなあと思う。

血球貪食症候群

・sIL-2は診断基準の一つ
伝染性単核球症からの血球貪食症候群? 
 Th1は主にIFN-γとIL-2を放出する。IFN-γがマクロファージ活性化を行うことは覚えているので、sIL-2はTh1が活性化されその余波で上がると覚える。

SOFAスコア

各臓器一つずつくらい評価項目があった気がするが、暗記があやふやなので自信がなかった。

Burn index

体表面積の記憶があやふやだったが、なんとか考えて正解。腕一本がたった9%でいいのかな? と今でも思う。頭の中で皮を剥いで広げて比べるとわかりやすいかもしれない。

Baxter

半分を最初の12時間、と覚えていたが最初の8時間だった。

食道挿管時の対処(正答率49%)

レントゲンを選んだが、撮影しても意味ないなあ。それに「まず」なので一度換気か。

Bishopスコア

勘で選んだら正解。
 子宮位置が中間で1点、硬さが普通で1点は覚えたが、それ以外が本当に覚えられない。友人から1点は「2ちゅう×2ちゅう=4ちゅう」という語呂合わせで覚えれば良いと教わったが、スコアの数字に幅があるためまだ正確には覚えられない。国試前には覚えられるだろうか。


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