占いについて思うこと

不確定要素で話をしていくのが嫌いだ。
世間話の中で適当に話していくならまだしも、人生についてだれでも当てはまりそうなことをして人に指図していくのがイラつく。
そしてそんなのに頼る人間の思考力の低さにもイラつく。
私はアンチ占いだ。
そりゃ朝のニュース番組や雑誌などでちらっと出てくる血液型占いだの、誕生月占いで目くじらは立てない。どうでもよくすぐ忘れるので。
ただ、それをさも「人生の天啓を得た」かのようにふるまう人間には寒気がする。我が母だ。

昔は占いが嫌いどころか、好きだった。おまじないとか好きでやっていた。効果はないが、もしかしたら…!とドキドキする時間は楽しかった。
それも年々興味をなくしていった。なんの根拠があるのだろうか。そんなのを信じるなら自分で努力を積み重ねて結果を出せばいいだけだ。
しかし、就職活動中に徹底的に嫌う事件が起きた。
ピリピリしている娘を労わろうと、占いで書いてあった私の順位を言ってきた。「今日はついているよ~」とかなんとかだったと思う。それを聞いた私は怒った。余計なことをいうな、私以外にもその順位いるだろう、とか言った気がする。あまり覚えていない。
それでも母は懲りずに別日に「ラッキーアイテムだって!」と黄色のファイルを渡してきた。「黄色」がラッキーカラーだったらしい。
大激怒した。それはもう、大声で怒鳴った。これについてはよく覚えている。「敵は身内にあり」とは言ったものだ。人がここまで追いつめられるのは人生で初だという時に、よくもこんな不確定なもので励まそうとしたものだ。以前娘が怒っていたのに、また占いの話を引っ張り出せたものだ。
ここまでイラつかされて面接に向かうのなら、もうすでにラッキーアイテムではない。

母だって悪気があったわけではない。我が子の一大事に何か手助けしたいと考えた結果だったのだろう。ただただ空気が読めないお人なのだ。あと全然人の話を聞いていないだけで。
これはどうしようもない。半世紀以上これで生きてきた人間の性格を変えることは奇跡が起きない限り難しい。
人の話を聞けるようになるおまじないでもあれば教えてくれ。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

もっと頑張ります
3

ボブチャンチンミル子

名前は「ミル子」名字は「ボブチャンチン」
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。