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ジェンダー平等を阻む無意識のバイアス

はじめまして。
株式会社Kanatta代表取締役社長の井口恵です。

今日からブログをはじめます!
毎日の出来事や日々考えていることについて書いていこうと思うので、ぜひ読んで頂ければ嬉しいです。

記念すべき第1回目のテーマを何にするか迷ったのですが、やっぱり企業理念であるジェンダー平等について、お話ししたいと思います。

1.  ジェンダー平等とは

私が代表を務めるKanattaの理念は、女性が輝ける「仕組み」と「コミュニティ」を提供し、ジェンダー平等の実現に貢献することです。

ジェンダーとは、生物学的な性別(sex)に対して、社会的・文化的につくられる性別を指します。男性と女性の役割の違いによって生まれる性別のことです。例えば、男性は外で仕事をして、女性は家庭に入って子供を育てる、というような役割です。

ジェンダー平等の実現は、2015年9月に国連サミットで採択された持続可能な開発目標(SDGs)の5番目の目標としても掲げられています。2019年、日本はSDGsの達成度ランキングで世界15位でしたが(2018年も15位、2017年は11位)、日本にとって最大の課題と指摘されているのが目標5「ジェンダー平等の実現」です。

2.  ジェンダー平等の壁は女性の自信のなさ?

ジェンダー平等を阻む要素は様々ありますが、Kanattaを通じていろんな女性とお話しさせていただく中で私が課題だと感じることは、男女の精神的な格差です。

保育園が足りていないことや、男女平等とは言いつつまだどこか会社では男性が優位であることなど、社会的な基盤が整っていないことは以前から感じていました。
しかし、それ以上に私が感じたのは、女性自身が自分の将来の可能性や能力を低く見積もっているということです。

実際、女性は男性に比べて自己概念が低いと言われています。日本だけではなく海外でも、男性は自分の知能レベルを過大評価するのに対し、女性は過小評価する傾向にあるという調査結果が出ています。

このような傾向は社会に出てから、より顕著に出ます。
事実、日本は女性の進学率においては諸外国に劣っていません。
日本がジェンダー平等の実現において低く評価されている理由も、細かく見ていくと「女性国会議員の数の少なさ」、「男女の賃金格差」など、社会に出てからの課題がほとんどです。

学生のときは色んなチャレンジをしていた女性も、社会人になるとなぜか自信を失ってしまい、チャンスがあっても遠慮したり、男性の陰に隠れてしまったり、そんな無意識のバイアスがあると感じでいます。

3.  無意識のバイアス

無意識なバイアスが生まれる理由の一つに、女性のロールモデルの少なさが挙げられます。私自身、最初に勤めた監査法人で活躍している女性の少なさに気づいたことが、その後の転職や起業のきっかけになりました。目指すべき女性のモデルがいないと、無意識に「出世は男性がするもの」と思い込んでしまうのかなと感じます。

実際、女子校に通う女の子の自信レベルは、男の子とほとんど差がないそうです。その理由は、リーダーポジションにいる女性を見て育っているからだと言われています。

ということは、社会に出てからも女性のロールモデルがたくさんいれば、女性の自信レベルが上がり、もっと活躍したいと思う女性が増えるはず!

そんな想いのもと、Kanattaでは、まず男性ばかりのドローン業界で女性が活躍できる可能性に焦点を当て、「ドローンジョプラス」というドローンの魅力を発信する女性のチームをつくりました。

ドローンジョプラス立ち上げ当時の日本は、首相官邸にドローンが落下したニュースが記憶に新しく、それをきっかけに「ドローンは怖い」という印象を持った人も多かったからか、業界的に世界からかなり遅れをとっていました。
そんな中ドローンを活用して女性が活躍するチャンスを提供することは、ドローン業界の発展にとっても意義がある、とやりがいを感じています。

ドローンジョプラスや、女子会kanatta salonを通じて、女性のロールモデルを輩出し、女性がもっと社会で活躍できるきっかけをKanattaでつくっていければと思っています。

私がKanattaを立ち上げたきっかけや今後のビジョンについては、こちらの記事にも書いているので、ぜひ読んでみてください。

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