見出し画像

誰でも知ってる有名企業2社を辞めて起業した理由

こんにちは。
株式会社Kanatta代表取締役社長の井口恵です。

今回はプライベートでよく聞かれる、なぜ有名企業2社を辞めてまで起業したのかをお話しします。
起業した理由はプレジデントウーマンに取材していただいた際もお話ししましたが、ここではそこに書ききれなかったこともお伝えしようと思います。

プレジデントウーマンの記事はこちら♡

1.  両親の影響

子供の頃の私はとにかくお金が好きで、大人になったら稼ぎたいと思ってました。

稼ぎたいと思うようになったのは、父親の影響です。
父は商社マンとしてバリバリ働いていました。
そのため小さい時から転勤が多く、私が7歳のときにはアメリカに引っ越し、コネチカット州とオレゴン州で小学校の6年間を過ごしました。

幼少期にアメリカに住んでいた時も、日本に帰ってきてからも、何不自由なく育ててもらいました。
それが会社で一生懸命働いている父のお陰であることは、幼い頃から感じていました。

一方、母は専業主婦で、私と弟2人のためにいつも家にいてくれました。
大人になってから、母が私を産んでからの7年間、一度も子供たちを置いて外出したことがなかったと聞いて、本当に人生をかけて育ててくれたんだなと感じます。

画像1

そんな母のことは今でも心から尊敬していますが、父のようにお金を稼ぎたかった私は、女性でもバリバリ働くにはどうしたら良いか考えるようになりました。
そして父のアドバイスのもと、男性と対等に働けるような資格を取ろうと、公認会計士を志しました。

2.  ハードワークが当たり前の会計士時代

公認会計士を志し、大学2年生の終わりから専門学校とのダブルスクールをはじめました。当時所属していた体育会テニス部も辞め、一日14時間勉強するという大学生とは思えないような生活をしていました。
今となっては笑い話ですが、試験前には勉強し過ぎて肩を脱臼したこともあります(笑)。

めちゃくちゃ努力をしてなった会計士だったので、監査法人に入所してからは終電帰りも気にならず、むしろもっと仕事ができるようにクライアントのすぐそばに引っ越しました。
男性と対等に働きたいと思っていた私にとって、男女差別がない監査法人はとても居心地が良かったです。
男女関係なく仕事ができて、女性だからと言って下に見られた経験もありません。

しかし、がむしゃらに働く中で、あることに気づいてしまいました。

「女性管理職が少なすぎる。」

当時私は国際事業部にいたので、女性の割合は他事業部に比較して多かったのですが、それでも女性の管理職はわずか数人。
一人の方はお子さんもいらっしゃいましたが、かなりのハードワーカーであまり家族と過ごす時間はなさそうでした。

仕事は大好きでしたが、上司の姿を見て、いつか私もプライベートか仕事のどちらかを選ばないといけないんだろうなと感じていました。
「プライベートを捨てて仕事に生きる」または「子育てしながら続けられる会社に転職する」の2択しかないと思った私は、いつか母親になったら自分の母のようにできるだけ子供との時間もほしいという思いから、女性の割合が多く、長く働ける会社に転職することを決意します。

3.  ファッション業界への転職

社会人4年目で、女性社員が8割でワーク・ライフ・バランスも良いことで有名だったLVMHモエヘネシー・ルイヴィトン・ジャパン(以下「LVMH」)に転職しました。

LVMHに入って私の生活は一変しました。
面接時に平均残業時間は月10時間と聞き、そんなに少ないことはないだろうと思いながら入社しましたが、実際は月0.5時間しか残業しなかった月もありました(笑)。

突然時間を持て余した私は、それまで行けていなかった友人と外食に行ったり、習い事をしてみたり、プライベートを謳歌しはじめました。
そして何よりLVMHに入り、色んなパーティーに行ってお土産にブランド物をいただいたり、ファミリーセールでたくさんLVMHの商品を買えるようになり、今までにはないきらびやかな生活を送るようになりました。

画像2

しかし、そのような生活にもいつしか慣れてしまい、もの足りたくなってしまいます。
もっと仕事をしようとも思ったのですが、女性が8割であるLVMHも、経営陣はほとんど男性ということもどこかで引っかかっていました。

そんな中、毎日のように出向いていた交流会で色んな方と出会い、女性でも子育てをしながら第一線で活躍されている経営者の方にもお会いしました。

そういう方とお会いする中で、
「やっぱり好きなだけ働けるうちはもっと働きたい!」
「もっと稼ぎたい!」という想いが募っていきました。

それまでは仕事とプライベートのどちらかしか手に入らないと思い諦めていましたが、どうせだったら両方手に入れたいと思うようになりました。

そして、自分と同じ思いの女性はきっといるはず!と信じて、今の創業メンバーと出会ったことをきっかけに、起業を決意します。

起業すると決めてからは色んな山あり谷ありでしたが、それはまた次回お話しします。

今後のビジョンについては、こちらの記事にも書いているので、ぜひ読んでみてください。

……………………………………

オンラインでエシカルやSDGsについて情報交換できるコミュニティも始めました♡
https://www.facebook.com/groups/sdgscommunity/

私のnoteはこちら♡
https://note.mu/igumegu_kanatta

Facebookもぜひフォローしてください♡
https://m.facebook.com/iguigukanatta/

……………………………………








この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?