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あなたが億万長者になれない理由は、たった一本のYouTube動画を見るだけでわかる。

「あーなんかお金持ちになる方法ないかなー」という安易な願いは、誰しもが一生に一度は持つものだろう。

この世には、そんな悩みの処方箋となりえる動画がある。
ディスカバリーチャンネルが提供する『起業チャレンジ!覆面ビリオネア』という番組である。

この番組はドキュメンタリーであり、ノンフィクションである。

番組の企画は、「億万長者が身なりを隠して事業を始めて、成功できるか?」という至ってシンプルなものである。

具体的なルールを述べると、主人公のグレーン・スターンズという億万長者が100ドルを渡されて、知らない街に放り出され、わずか90日後に100万ドルのビジネスを育て上げられるか挑戦するというものだ。

なお、挑戦者が、既に成功した億万長者であるという情報は、いわゆるハロー効果という形で有利に働きえるので周囲に伏せられる。
そのため、コネを使うのも自分の本名を明かすのさえナシだ。

実に挑戦的な企画であるが、なんと、この動画はYouTubeで無料公開している(執筆時点)

正直なところ、この記事で述べたいのは「この動画を見てくれ」そして「俺は動画を見て、こう思った」ということに尽きる。


「運」が絡む人生を攻略する方法

すでに財を成している資産家だから、成功のコツを掴んでおり、物事が次々と順調に行くのではないかと動画を見る前は思っていたのだが、とんでもない。

この人は、猛烈な勢いで失敗する。

それはもう、とんでもないスピードで失敗するのである。

やはり、お金持ちは、ちょっと人とは変わった行動をするのだ。

お金持ちは行動「量」が尋常じゃない

これを自分なりに解釈するなら、人生の成功を左右するのが「運」ならば、行動という試行回数を増やすことで人生の成功確率を増やすのが重要であるということだろう。

たとえば、人生をごく単純なゲームに置き換えてみよう。
仮にプレイヤーがサイコロを振って、1の目が出た回数の総和を、人生の成功値とする。
ところが、あなたは不調な期間で、何回サイコロを振っても1の目がでない、いわゆるスランプの期間があったとしよう。

こういうとき、あなたがするべきは、サイコロで出る目で悩んだりすることではなく、すぐさま次のサイコロを振ることである。



お金持ちにも自信が必要だ

主人公のグレーン・スターンズも、失敗するときに自信を失う。
自信を失ったとき、どうするのかというと、次の挑戦をするのである。

とにかく挑戦を繰り返していくうちに、成功が生まれ、自信が育つのだ。
ここで失敗への処方箋がわかる。

それは次の成功の目がでるまで、次の失敗をすることなのだ。


お金持ちは制度を知り尽くしている

グレーン・スターンズは「中小企業開発センター」といった中小企業支援の行政サービスをいち早く使い、情報収集を行う。

日本で言うところの、中小企業庁が展開している経営サポートのようなものである。
こういった支援制度は、公にはなっているものの公共機関が提供するサービスのため、企業の提供する営利目的のサービスのように大々的に宣伝されている訳でもない。

そういった制度を探り当て、国や自治体などの組織の力を利用するのは、ビジネスを始めるのに得策である。

億万長者たるもの慢心せず、自分のゲームを有利にするための情報収集を常に怠らないのだ。


お金持ちは事業を起こすためにチームを爆速で作る

ここが、主人公であるグレーン・スターンズが普通の人と明らかに違うと思ったことである。
この億万長者は、序盤の段階でビジネスのための自分のチームを作るという手を選んでいる。

仕事で知り合ったビジネスオーナーやアポイントメントを取った起業家、アルバイトの途中で知り合った腕利きの職人と繋がるなど、とにかく出会った人の才能を見抜いて、チームを作っていくのだ。

この世の中には、完璧な人間などいない。ときには自分の短所と向き合わなければいけないときもある。

しかし、この社会で一人で戦わなければいけないなんてルールは一つもない。

この億万長者は、本来みんなが個人戦だと思っている、人生というゲームをチーム戦に変えてしまうのである。

そして主人公グレーン・スターンズは、自分の短所と長所も把握している。
その短所を補うように、自分より優秀な人材をそばに置くのだ。

この動画を見て私は、鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの墓石に刻まれた言葉を思い出した。

「おのれよりも優れた者に働いてもらう方法を知る男、ここに眠る」

ピーター・ドラッカー『経営者の条件』


でも「この人がうまく行くのは○○のおかげじゃないの?」と思うあなたへ


この記事では、散々番組について語ったが、もちろんこの番組にも、完全にフェアではないと言えるところがある。

たとえば、カメラの取材が入ることで起こるバイアスはあり得る。
「カメラに取り上げてもらえるのだから、この人に協力しよう」といった具合に、挑戦に有利に働く場合もあるだろう。

そして、この番組を見たときに湧き上がった、いくつかの感想がある。
「この人はアメリカだから成功した」「もともと成功する人だった」「人間的魅力が備わっているから成功した」「日本で同じことがうまくいくわけがない」

それでも、どんな苦境にあってもめげない、主人公のグレーン・スターンズの生き様を見ると、私は感じ得ないのだ。

こういった「行動しないための」言い訳が、私たちの人生の可能性を狭めているのではないかということを。

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