教習日記#2 左折と右折 2018/03/08

技能教習3回目。

今日は女性の教官だった。ユーモアのある関西弁の気立てのいい妙齢。これまでは男続きだったので、やや変な緊張。

初めは助手席で、今日の教習でやることをさっと説明される。寝起きで頭はぼーっとし、さらに一週間ぶりということもあり、自分がこのメニューをこなせるというイメージがわかない。緊張。

「それじゃあ交代しましょう」

「嫌だ」と思った。けどしょうがない。やるしかない。

案の定、できない。ギアチェンジとサイドブレーキの解除すらままならない。こちらの緊張を察して、「慣らしでぐるぐる回ってからやりましょう」と教官。さすが妙齢の淑女。気が利く。

サーキットをぐるぐる回り、右折の指示。

できない。右折できない。淑女が「うりりりりり?」と変な声を出しながらブレーキ。確かにうりりりな運転だった。右折、できない。

前回はひたすら左折を練習したので、今回は右折に入りたいのだ。さらに欲を言えば路肩に駐車するところまで行きたいのだ。しかし、右折ができない。

見兼ねた教官は左折を指示する。左折はできるぞ。1番を左折でそのまま4番を左折、この前散々繰り返した。

できない。左折もできない。何もかもを、体が覚えていない。困った。

そこからは、怒涛の左折特訓。途中、ハンドルの切り方を熱血指導されながらひたすら左折。どうやら俺は「そんな器用な回し方あたしできひんわ」と教官に言わしめる独創的なハンドリングを見せていたらしい。回りゃあええやん。とは言えない。

淑女教官は、イントロで「今日は右折と左折、良さそうだったら駐車までやっちゃおう」と言っていた。しかし蓋を開ければ怒涛の左折。左折に次ぐ左折。東京ドーム15個分の左折。

期待に応えられなかった。早々に見切られ、左折特訓に切り替えられた。そのことが悔しい。結局最後までほとんど右折はさせてもらえなかった。悔しい。次こそは、次こそは。右折の神は、僕に微笑むだろうか。

【他覚書】
・教官によって、微妙に教えかたが違う。前回良しとされたことが、今回あだになることがあった。左折時の戻しタイミングなど。一人の教官の教えを内面化しすぎぬよう、注意したい。
・アクセルとブレーキをじわ〜と踏む感覚がまだ身につかない。滑らかに加速したい。
・ミラー、シート位置、ベルト、ロック確認、サイドブレーキ引いてあるか確認、ブレーキを踏みながらエンジンオン、ギアチェンジ、サイドブレーキボタンを押しながら解除。この一連できねえ。覚えてられっか!とは言えない。
・普通にバックミラーが視界の邪魔なんだが、そういうものなのか?死角ができる。
・教官それぞれの雑談レパートリーがあるんだなと感じる。今回の教官は、身長と家族の運転歴について話題をふってきた。
・「すごい変なハンドリングしてるな」「どうなってますか?」「わからへん、どうなってんねやろな?笑 ごめんな、疑問に疑問で返して」
・「他に聞きたいことある?わからないことだらけって感じ?大丈夫?」「大丈夫です」「まあ大丈夫って言うしかないわな。」






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