【詩】かわいそうなワタシを 脱ぎ捨てる

私 かわいそうな女なの

そんな女は ちょとイタい


僕ってさあ かわいそうな男なの

そんな男は かなりイタイ

 

僕ってさあ かわいそうな男なの

そんなおじさんは 超イタい

何を隠そう 僕はそんなおじさんだ

 

おじさんが 愛を欲しければ どうするか

それは ごねることだ

酒を飲みすぎて 家に帰って家族に 迷惑をかけたり

会社で 自分よりレベルの低い 部下にお説教をしたり

いやあな おじさん臭を 醸し出す

 

そんなおじさんに なりたくて なったんじゃないけれど

なるべくして なったとも言える

 

そんな風に 決めつける 考え方が

まずは自分を苦しめている。

 

私かわいそうという 女も男もおじさんも

結局は 

自分で自分を認めようとしないのに

自分を愛そうとしないのに

人から認められることを 

愛されることを必死になって

求めている

  

結局、周りがどんなに褒めって 

かわいそうな人たちは 自分がダメな人間だと

必死になって証明をする。

その証明は完璧だと信じて

親切も愛も 全てがこぼれ落ちてゆく

 

おい お前のその信念 もっと違うことに向けてみろ!

 

お前は 甘えていることを自覚しているか

甘えるのがいけないとは言わない

だけど 甘えることを 自覚しているのか

 

甘えることに いいも 悪いも ない

ただ 甘えてたい 

この感情が 心の中に存在することを許しているか

 

まずは 気づくのだ

お前には お前を 癒す力がある

 

お前の神を信じろ

お前の髪が たとえ薄くなっても 

神は存在しているんのだ

  

お前は 自分が小さな子どもだったことを

覚えているか

あの少年は 今もお前とともにある


嬉しければ ピョンピョンと跳ね

悲しければべそをかいたあの頃のお前

 

お前は あの頃のお前の 小さな手のひらを覚えているか

お前は あの頃のお前と 手を繋いでいるか?

お前は あの頃のお前の 声を覚えているか

お前は あの頃のお前と 遊んでいるか

  

お前の中のお前 静かに抱きしめてみろよ

あったかい体温が お前の体に伝わってこないか

お前のことを 愛してくれる小さな命

幼いお前が父親を愛していたように 

お前が 小さなお前から たっぷりと愛されているのを

感じているか


少年の心臓の鼓動は お前に何を伝えるか

静かな寝息は お前に何を告げるか

 

この子は かわいそうな子なのか

お前は かわいそうなのか

本当にかわいそうなのか

 

お前たち二人は 仲間だ

どんな苦しくても 仲間がいれば 歩いていける

そのことを忘れるな

 

お前たちは かわいそうじゃない

お前たちには 愛がある

お前には ともに歩む お前がいる

それを胸に刻め 固く胸に刻め



いつもサポートしてくれて本当に感謝です。 文字があるから、私たちは生きていける。繋がっていける。 そんなことをかみしめて生きています。 イイねや ナイスや スキ そんな暖かな気持ちに ありがとう。本当にありがとう。