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ツクールMZで作るRPGの簡単な進捗

ツクール2000で作ったゲームをベースにして、
MZで一昨年の年末から作り始めて、おおよそ1年くらい作っています。
なぜ作り始めたかというと、普段僕は絵を描いたり色々しているのですけど、
そんな僕が何かをすることに対して興味を持ってくれる人というのは、
大体の人はパソコンを持っていません。スマホだけということが多いです。
なので「ゲームがある」からと言ってパソコンを買わすわけにもいかないし、
それならばスマホで遊べるツクールで作り直そうと。
 ついでに言うと2000で作った作品は思い入れのある作品だし、
プレイしてくれた人の中にはすごく喜んでくれた人も何人かいるので、
できればこの先も長く作品として残しておきたいから、
2000よりもMZだと今後の保存がきくのではないかなーとも思いました。

作り始めるにあたって思ったことは、
ベースがツクール2000で作っていたものを移植するだけだし、
それ自体は生活の全てを捨てた上で1ヶ月半ほどで作っていたので、
生活に支障をきたさないペースで作ったとしても
半年ほどあれば出来るかなと思っていました。
けどいくつか思っていた通りにはいかずに苦労したので、
ちょっとだけ進捗報告がてらに自分のことやツクールのことを書き残してみます。

集中力の分散

2000で作っていた頃は前述の通り生活の全てを制作にあてていたので、
単純に時間的に集中して作ることができました。
今は最低でも週に1回はアナログで絵を描いてウェブに載せるという
しばりを自分にもうけているので、絵を描きながらだとけっこう大変。
時間的な大変さもあるのですが、むしろ集中力が分散することがきつい。
そもそも僕自身が気分の切り替えをすることが得意ではないから、
制作するものが2つあってその切り替えをするとなると、
どちらかの作業開始時にテンションを上げることにだいぶ苦労しました。

2000の機能がない

元が2000で作っていたので、2000の機能を使っていたのですが、
MZだと2000の機能を再現すること自体が手間がかかりました。
例えば戦闘中に敵モンスターの姿を変える…なんてことでも、
2000であれば敵キャラの行動パターンを設定するだけで出来るのですが、
MZだとイベントでわざわざ組む必要があるので、
ボス戦ならまだしも、雑魚戦だと色々煩わしいわけです。
なので単純に設定しようと思うとプラグイン(外部で作られたプログラム)を
用いる必要があり、クリック数回で仕上がる2000と比べて、
プラグインを探したり、依頼したり、作れそうなら自分で調べて作ったりと、
「姿を変える」たったこれだけのことの準備にだいぶ手間がかかります。
 今は一通り分かった上で顛末を説明しているので説明がシンプルですけど、
作っている段階では、2000のイメージで作り始めていると
「あれ、ない!?出来ない!?」みたいなことが多々あって、
それが仕様なのかどうか調べるところからスタートするので大変でした。

自由すぎるカスタマイズ性

僕が作るゲームはレトロ風のゲームを作ろうとしています。
2000は素人にとってカスタマイズが容易ではなく、
なおかつ元々のUIが2000はレトロ風であったため、諦めがつきました。
「出来ないからこのままでいいや!」となったわけです。なので簡単でした。
MZはプラグインを色々と用いることで自由自在にカスタマイズも出来るため、
妥協しなければ理想通りに作れてしまうわけです。それが、厄介…。
またMZの元のUIが半端にスタイリッシュになっているので、
そこからレトロ風味に作り直すのにかなり苦労しました。 
 しかも僕がプラグインを作れないにも関わらず、ただレトロにするだけでなく、
2000で作った自分のゲームのイメージを崩さないようにしたい
という事情もあったりするので、そこらへんの調整でだいぶ苦労。
甲斐あってかなり好みの仕上がりにはなったので、
仕上がったら触ってもらえたら良いなーとは思っています。

もうそろそろ完成

あと苦労したところだと、グラフィックはなんとなく作りましたが、
作曲とゲーム内で使われる7割ほどの効果音も作成したので、
作曲慣れしているわけではないので、これもかなり苦労しました。

というわけで制作が今のところ1年ちょい。
そんなこんなの苦労もあってもうそろそろ仕上がりそうなのですけど、
完成度という意味では前述のとおり曲も作っているし、
敵キャラも2000で作ったものと比べてけっこう増えているし、
色んな要素も増えているので、今回が完全版みたいな形になっています。
このゲームは発祥が2011年頃に作っていて、その次が2019年、
今が2024年なので、そういう意味では13年かかっているのかなと思うと、
大事にしたい作品だなーと思っています。
 ただゲームの内容的に、喜んでくれる人は恐らくかなりマニアックなので、
とりあえずの目標は10人くらいにクリアしてもらうことです。
難易度自体は恐らくそんなに難しくはないと思いますが、
プレイしていて辛いゲームだと思うので(そういうのが好きだから作ってます)、
楽しいエンタメを求めている人には客観的に見てきついだろうなと。
もちろん可能性があるならば大勢に遊んでもらいたいなーとも思います。

(なお現在、1つだけUIで調整したい部分があって、それをどうするか悩み中。
 ゲームにも見た目にも全く支障はない些細な部分なのですけど、
 もし手伝ってくれる人がいらっしゃればゆるく募集です)

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