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絵を描いている理由(2020.12.30)

心の病にかかった頃、私は辛い思いを文字に書き起こしていました。

でも、次第に感情を文章に変換するのが難しくなっていき、さらに、言葉でうまく話せなくなっていきました。

そして、字も書けなくなり、ただの落書きのようなものしか描けなくなりました。だけど、私は落書きを描き続けました。

なぜなら、他人が見たら落書きでも、私にとってそれは私の感情そのものであり、落書きではないのです。言葉も話せない、字も書けない私にとって、落書きだけが唯一の私の感情表現で、今では絵を見せることがコミュニケーションそのものになってきているようにも思えます。

だから、絵を描きたいのに描けない状況になったり、ノートを奪われたりする行為は、自分にとってとても怖いことなんだと、最近になって気が付きました。

長い間、暗い部屋で引きこもりながら、ずっと絵を描き続けていましたが、今年の8月に橘川幸夫さんがやっている闇大学の深呼吸学部に入学したのをきっかけに、私の内面に変化が現れはじめました。

12月に入り、深呼吸学部のイベントに参加したのをきっかけに、私の絵はものすごい変化を帯びています。
たくさんの人との新しい出会いや、美しい町並みを久しぶりに目の当たりにしたせいか、急に風景画を描き出したりしています。

こんな絵が描けるようになったのは、こんなわたしをあたたかく受け入れてくれた深呼吸学部の皆さんのおかげで、本当に感謝しています。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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油性ボールペン 1時間位

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