2023年10月13~15日、デザインフェスタギャラリー原宿 アートコーナー2F「秘密の写真展Autumn」メモ

1.ポートレート撮影、開始して中断

以前、ポートレート撮影を開始して、しばらくして中断していました。
この時期は写真の作品を創るというよりは、絵を描く時のアイデアのために撮っていました。アイデアのための資料ということで、部分撮りですらなく、作品として成立させようともしていない写真を撮りました。「ポートレート」とは呼べないかもしれません。ある程度資料が貯まると、絵画を制作するためのイメージが固まってきて、写真は十分と思い、しばらく撮影は、お休みしていました。

2.撮影再開

何年か過ごしたある日、あまみつななか さんがモデルを始めたと聞いて、また撮るようになりました。ポートレートを撮る理由であり、また意味となり、枚数も撮影の頻度も最も多い時期となりました。「過去作」の作品はこの時期のものです。そして2020年の初めに ななか さんの写真で展示をしました。

3.撮影まで

今回の 2023年の10月の写真展は、早い時期に参加は決まっていたものの展示する写真が全く無い状況でした。撮影はスケジュールの兼ね合いから、撮影が可能なのは1日、1回のみでした。1回の撮影で展示のための撮影をするには、常に撮っているモデルさん、長年撮ってきたモデルさん、撮り慣れたモデルさんであることが必須です。そこで、ななかさんに展示モデルを依頼したところ快諾いただきました。撮影日にちょうど、昭和記念公園の「花の丘」でキバナコスモスが見頃になりそうなことがわかり、7回ほどロケハンに行き、撮影ポイントを決めました。
衣装はイメージを共有して、そのとおりの衣装で登場しました。
立川駅から路線バスで「昭和記念公園砂川口」バス停で下車、砂川口から入りました。おおよそ500mほどで花の丘に到着。ポーズはとらずに記念撮影風に。
撮影枚数は 40枚ほど、撮影が終わった時には頭の中でレイアウトが出来上がっていました。

4.展示方法

今回の展示は、額の周りに、レイアウト全体として額を作成しました。油絵で使うキャンバス枠の「木枠」のみを使いました。杉の枠のほうが丈夫なのですが、軽さをもとめて桐の木枠です。木枠は F30号というサイズを二つ使い、上下で分割、ダボを付けて位置決めとし、額の「ふち」は木材を接着して作成しました。塗装はいつも通り、ジェルメディウム、モデリングペースト、胡粉ジェッソです。ギャラリーの背景に溶け込み、もともとそこにある什器のように見えれば狙い通りです。

5.搬入・搬出

上下で分割して、額に入った写真を固定した面を内側にして2枚を合わせて、電車で運びました。

6.最後に

あまみつななかさんが、最初に撮り始めた時は写真を撮る理由となり、今回、写真をまだまだ続ける理由となりました。ありがとう。


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