秘密の写真展V 出展メモ

秘密の写真展V(2024年1月19日~21日)で あまみつななかさんの等身大パネルを展示しました。メモです。

はじまり

今回の展示のアイデアの始まりは、「小咲さち展」(2022/10/21~23)で、ぱらさんが展示された 小咲さちさんの等身大パネルです。

https://twitter.com/parasan__/status/1583439215358283776

この時に拝見した等身大パネルの印象は強烈で、遠い世界と思っていたものが目の前に存在していて、製作されたぱらさんも、モデルの小咲さちさんも目の前におられるのです。
等身大パネルが作れるということ自体が驚きで、ぱらさんに発注先や発注方法、もとの写真を撮影する時の注意点など、質問攻めにしてしまい(すいません)、詳しく教えていただきました。この展示あったからこそ今回の私の展示が成立しました。ぱらさん、ありがとうございます。

製作開始

ずっと以前から撮影している あまみつななかさん(詳しくは前回のnoteをご参照いただければと思います)と、秘密の写真展Vは等身大パネルで展示することで一緒にアイデアを練り、製作、展示に至りました。

撮影機材

カメラはCanon R8、 レンズは RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM.
R8とセットになっていたキットレンズです。

撮影データ

50mm f6.3 SS=1/50 ISO=400
照明は定常光を3つ使用しています。

発注先

プリオ https://www.oleshop.net/ に発注しました。発注すると2日くらいで届きます。ただし、データの修正が不要であることが前提です。

発注すると費用はどのくらい?

今回は 17,000 円くらいです。紙質・スタンドの有り無しで変わってきます。

データを作る

・等身大パネルを作るのを目的として撮影しました。ぱらさんに教わったことで重要なポイントの一つです。「等身大パネルを作るのを目的として撮影する」これです。
Photoshopの「被写体を切り抜く」機能を使うわけですが、それでも、できるだけシンプルな背景で撮影するのが良いです。今回はスタジオの単色の壁を背景にしました。
・等身大ですので、Illustratorのドキュメントのサイズを大きめ(身長+20cmくらい)に作り、切り抜いた写真を張り付けて、身長まで拡大します。身長は「ヒールの高さ」や「帽子のサイズ」を考慮しました。
・次は、実際のパネルでカットする線をIllustratorの別レイヤーで指示します。切り抜いた画像に沿って単純に切り抜いてしまうと、今回のように広がったスカートでは裾から急激に細くなりますので、画像に沿ってパネルを切り抜いてしまうと強度に不安があります。スカートから下に向かって一旦細くなるものの、下の端では末広がりとなるようにしました。この指示(パネルをカットするライン)は、発注先におまかせできるメニューもありますが、もちろんそれだけ割高になります。

切り抜いた写真にカットを指示する線(左肩の部分)

テスト印刷・発注

データが出来たらいったん縮小して A3で印刷を依頼しました。色調は問題なかったので、そのまま等身大パネルサイズで依頼しました。
パネルは二つ折りで納品されました。ちょうど半分のところで、写真を印刷した紙に折れ目があり、パネルはカットされています。スカートの模様のところにかかっていたので、折れ目は目立ちませんでした。

展示

等身大パネルには鉄製の自立スタンド「有り」で注文しましたが、展示では使いませんでした。実際に添付のスタンドを組み立ててみると、思ったよりも奥行が必要(40cm程度)で、かつ、パネルは傾きます。自立させるためにそうなっているようで、展示スペース・展示方法で判断することになります。垂直に立てたくて、パネルの背面に12センチ角ほどの支柱を壁に固定、支柱とパネルを両面テープで貼りつけました。2日目から、アクリルスタンドを隣に展示しました。


展示した等身大パネルとアクリルスタンド

感想

作ってみたかった等身大パネル、ようやく製作できて満足しています、詳細なアドバイスを頂きましたぱらさん、ご覧いただきました皆様、ありがとうございました。
そして、あまみつななかさんに、感謝です。これからもよろしくです。



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