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分散投資も「投資です」・リターン狙いより「貯め癖」を。および借金について

いわゆる「分散投資」が人気で、世界経済の半分を握っているアメリカ経済とか、あるいは全世界に分散投資するタイプの投信が人気のようです。

「一時的に下げることもあるが、長期的には有利な場合が多い」

絶対有利、とは書けませんよね?書いたら「不当表示」ですもんね。

でも、そういう意味では「普通預金」だって、絶対「有利」とは限らない。
「1金融機関につき1000万円まで預金保険で元本と金利が保証されます」というだけ。「インフレ局面でどうするの?キャッシュ目減りするやん?」ゆえに「有利」とは限らない。ここが分かっていなくてタンス預金豚積みする高齢者多くて、あっちゃー

タンス預金・普通預金・定期預金信者の信仰論についてはどうこう申し上げるのは差し控えておきます。

いわゆる「リスク分散」について考えてみたい。

リスク分散、これは「資産を増やす」ための手段では無く「資産を守れるかもしれない」手段程度に考えた方がよいのではないか、と「私は思います」(責任は取れませんし、とりません。あくまで個人の一意見に過ぎないので。)

しかも、理論上はさておき、具体論が難しい。

資産分散といえば、「現金(流動性の高い預貯金)」「個人向け国債」「不動産」「貴金属」等が、一般的でしょうか(投資家向けではないという意味で)。

「個人向け国債」は、中途換金しなければ元本割れがありませんが、インフレリスクに弱い。円で償還されるので安心感はありますが、個人向け国債「固定・3年」0.05%「固定・5年」0.05%「変動・5年」0.05%

あおぞら銀行BANK支店(ネット口座のみ)普通預金年利0.2%「は?
https://www.aozorabank.co.jp/bank/products/lp/special/

あおぞら銀行が心配な人でも、普通預金なので「預金保険対象」https://www.aozorabank.co.jp/regulations/cms_img/gaiyou_bank_futsu.pdf

「不動産」をローンで買うのは、投資としてはお勧めできません。それ以外のメリットが「ある」と判断されるなら別、と申し上げたいところですが「借金して資産を買っている」という、ハイリスクな投資になってしまっていることを知った上でご判断を。

「貴金属」は、あまりあてにならない。冷戦時代に1g6000円台→1998年に1g865円(瞬間風速)、この前後で長らく1000円台の「冷や飯」が続きました→今7000円台(消費税込)。資産の5~10%くらいまでにとどめておいた方がよさげ。
金の現物って、500g未満は売買に「バーチャージ」という手数料が掛かります。あと、保管料(金庫代)とか、現物を手元に持ってくるには「手数料+輸送料」。金が「資産」と呼べるのは、最低でも10kgからじゃないでしょうか?つまり、貴金属(金)は「よほどの大金持ち向け」ではないでしょうか。

最近人気の「複数の投資先に分散投資する」投資信託。問題は、これが「リスクが低い」と勘違いしている人が多いこと。低くないと思いますよ?

例「eMAXS SLIM 米国投資(S&P500)」設定日2018/07/03
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/detail/?ID=JP90C000GKC6
設定開始が2018年です。「リーマンショックを乗り越えていない」のです。

野村アセットマネジメント積立て株式ファンド(MIP)
※日経225の中から分散投資
設定日1968/12/25
https://itf.minkabu.jp/fund/0131168C
1968年の価格を調べたのですが不明。1994年4月、341円、2021年10月8日428円。今となっては悪くない数字ですが、リーマンショックで126円になったことも。つまり「解約のタイミングによっては大損失を出す」リスクも有り得た、ということ。

はっきり申し上げて、どうしても投資信託を買いたければ「ハイリスク商品」を、手の届く範囲で(全部ぶっ飛んで紙くずになってもよい範囲で)、の方が面白いと思いますよ。もっと面白いのは個別株ですけど、色々研究しないと難しい。

私見ですが、普通の会社員、普通の勤労者で、持ち金(資産)がもともと少ない人は、「資産運用」より「まず働いて貯め癖を付ける」こと、これが最強です。その前に、会社名云々でなく「自分の得意技を分析して、得意技を活かせる就職先で実務を積んで腕を磨く」これ最強の投資

「預貯金」の金利、メガバンク普通預金0.001%、定期預金0.002%。
しかしネット銀行なら「普通預金が」0.1%以上もあり。
https://diamond.jp/articles/-/50924
「利息」より「他行振込手数料」や「ATM利用料無料回数」などを重視した方が、文字通り桁違いの差が出ます。「他行ATM使用手数料無料月x数」とか、他行振込手数料月x回まで無料」などを比較してみて、「手数料による損失」を削ると、定期預金金利の数千倍を軽く節約出来てしまう現実があります。仕事で遅くなるときとか「時間外ATM使用手数料」がかかる場合もありますよね、でも例えば横浜銀行(メガバンクでもネット銀行でもない)の「無通帳取引」だと、横浜銀行のATM、時間外だけでなく日曜日でも「ATM使用手数料無料」なんです。地元の銀行って、近所に支店が多くて、ATMが使いやすいことが多い。しかも店舗のATMって高級機種で、硬貨も出入金出来たりします。しかし、ゆうちょ銀行のように「硬貨」を入出金すると手数料を取られる、という恐ろしい手数料体系もあり得るので、よくよく比較検討してみてください。

経済的に苦しいときにお金を借りざるを得ないことは、有り得る。
しかしこの時、まず第一選択肢は「」。無担保無金利で借りる交渉を。

「友達」はやめたほうがいい。返せなくなったときに友達を失う

政府・市役所・町村役場。お役所で頭悪い(失礼、頭固い)ですが、窓口はあります。
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201504/2.html

ただ、お役所の門前払いはよくある話。有名どころでは生活保護でしょうか。
生活保護に関しては、昔は「共産党の地域支部に相談に行くと強かった」ですが、今は「アプリの時代です
生活保護以外の支援にも対応「NPO法人自立生活サポートセンター・もやい」が作ったアプリを是非。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000089.000012113.html

追い詰められていないなら「借金をしなければ出来ないこと」には手を出さない

カードローン、年利最大(少額を借りると、この「最大」になることが多い)14.6%。10万円借りると、1年で利息1万4600円です。「ならリボで買えばいいじゃん」→リボ、実質15%での借金と同じになること多し。カード会社のオリコさんが自ら情報を公開しています。
https://www.orico.co.jp/service/knowledge/revolving-interest-rate/

どうしても最悪詰んでしまいそうになったら「弁護士にお金払って相談しましょう」。何と、弁護士の相談料って、30分で5500円くらいなんです。小田原駅の占いと同額!しかも法律の根拠あり!司法試験パスした頭いい人のアドバイス!5500円なんて、あとで数百万の借金背負わされること考えたらタダ同然じゃないですか!ただし、忙しい人が多いので(仕事が出来る弁護士ほど忙しい)、事前に電話予約は必要。「定期的に無料相談会やってますのでそちらを」と誘導されそうになったら「切羽詰まってるんです!今すぐ助けてください!」との強調をお忘れ無く(待てる人は「無料相談会」を待ってもいいですけど。)

※何を偉そうに素人が、と思われるかもしれませんが、実際私は素人です。
 けれど「ただの素人ではありません」。
 バブル頂点1990年に就職しました。「バブルの素人」。

→株:日経平均38000円→ようやく28000円台ですかそうですか。
→不動産:目を覆う惨状。しかも当時の住宅ローン6%台。
→貴金属:先にも記しましたとおり、大暴落の世の中を経験(買ってないですが)。

サポートをいただければとても嬉しく思います。 写真を撮ったり、書き物をしたり、そういう活動に活かします。