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OM-1、2年

2022年3月購入。2年が立ちました。ファームは1.5。完璧ではないとしても、初期より改善され、動作の安定性は向上したという印象を持ちます。
さらには近いうちにアップデートがあるとも。AFの性能向上などあるといいな。
OM-1 Mark iiが発表されましたが、今のところ、私が欲しいと思う「OM-1との相違点」がないので、OM-1のファームアップデートを楽しみに待つことにしました。

ひなさんとぴいよばかり撮っています。最近あまり外を撮らない。なんだろうな、今、外で「撮りたい」気持ちが生じない。写真展開催の予定がない、というのもあります。それと、昨年後半頃からずっと仕事がきつくて、「撮りたい」が芽生える余地が心身に無かったというのもあります。

で、OM-1についてですが、これ、いいカメラだと思うけれどなー。どうなんでしょう。いろいろな事情で、写真撮影を主力業務とする人は「業界標準」のフルサイズ、を求められるのでしょう。
でも私、OM-1で仕事の写真撮ってます。ポートレートも撮れば、商品写真も撮る。A3見開きグラビアとか、駅貼りポスターとかを撮ることはないので2000万画素で十分。実際、フルサイズで仕事している人も、R6って2420万画素です。

センサーが小さいとノイズが多いのは確かです。でも、DX0ありぃの、オリンパス純正のAIノイズフィルタありぃの、LightroomにAIノイズフィルタありぃの。リカバリは相当程度出来ます。

OM-1、夜景。撮って出しのJpeg。ISO-6400、F8、1/60、焦点距離19mm。

2024年3月、神田須田町付近

RAWに、LightroomでAIノイズフィルタ適用のほか、トーンを調整

2024年3月、神田須田町付近

Lightroomの「AIノイズフィルタ」を掛けて、あとは、見たときの記憶の色、というか、暗さと明るさに近づけてみた。
フルサイズ機なら「もっとディティール」「ダイナミックレンジも」「ノイズ処理しなくてもこれ以上」なのだろうか。
でも私は、ここまで絵が作れたらいいかな。
夜景ばかり撮っているわけではないですし、他人から「仕上がりを指定されて撮っている」のではなく、自分の「撮りたい」を「作品撮り」している限りには、これで特に問題はないです。

鳥の瞳認識はかなりいい感じです。「瞳が赤いオカメインコ」を「鳥」として認識するって、どいういうデータを学習させているのでしょうか?
これも「フルサイズならもっとノイズが少ない」のかもしれない。でも、私はそこまでノイズにこだわっていないですし、この程度ならかなり処理することも出来ます。
「4/3ではボケ味が」45mmまで延ばすとそうでもない。これでも絞り4.0です。被写体が近いからという事情はあります。てゆーか離れて撮ろうとしても飛んでくる。左腕にぴいよを乗せて片手で撮るのは、手ぶれ補正7.0あってのこと。

ぴいよ
ぴいよ

「厳しいフィールドで野生動物を追うプロたちのためのOM-1を家庭動物に使うな」と思う方もいらっしゃると思います。
どう思われようとそれはご自由ですが、ただ、それでは室内のオカメインコは簡単に撮れるのか?というと、そうでもないです。野鳥と違うのは「被写体との距離」。頭や肩に飛んでくる。着陸後、どうやって撮れと。飛んでいる最中を追いかけるのは至難。3次元空間を高速で飛び、しかも急角度で旋回したりする。

あとは、これも「片手でカメラを持つ」という話ですけれど、やはり軽い。小さい。先日、機会があって、Nikon Z8+40mm/F2を触らせていただく機会がありました。RAWを見たわけではなく、背面モニタで画像を確認しただけなので、Z8ついて語れと言われても、深い話はできません。ただ「フルサイズってこんなに大きいのか!」と驚きました。右手でグリップを持つと、OM-1は中指と人差し指がボディに届く。Z8は届かない。重さもある。「いいカメラ」だと思ったけれど「こんなに大きかったらぴいよも怖がるし、私の腕力では片手で持ち続けられない」。

よほどの不満が現れなければ、まだまだOM-1を使い続けたいと思っております。

サポートをいただければとても嬉しく思います。 写真を撮ったり、書き物をしたり、そういう活動に活かします。