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OM-1の解像力

先日noteにもUpしたと思いますが、この写真をRAW現像してみました。

まず、カメラで生成されたJpeg。Large Normal、5184x3888ピクセル。
絞り優先AE、f4 1/160 ISO400 焦点距離45mm(フルサイズ換算90mm)

カメラ生成のJpeg

DXO Pure RAW2を通してからRAW現像。

RAW現像後、Jpeg出力

ちょっと暗く見えるかも知れませんが、それはハイライトを下げて花の中心部のディティールをなるべく出したかったのと、花の色を出そうとしたためです。SC-PX1Vで出力すると丁度良くなります。

等倍で切り抜き。花の中心部。1024x768ピクセル。

花の中心部(PNG)

少し上の方にアリがいたので、そこを等倍で切り抜いてみます。

アリ(PNG)

アリの足が写っています。

アリ、A3ノビでプリントアウトして気づきました。
銀塩時代には考えられなかった絵だな、と。
感度400。35mmフィルムでは厳しいかも。6x7なら写ると思う。4x5なら写る。けれど三脚立ててピントグラスでルーペ覗いてピント合わせてフィルムホルダーセットして……アリが逃げてしまう。中判でも長めのレンズが必要になるので、手持ちでは厳しいと思います。

2000万画素というのは「だいたいフィルム中判くらいの解像感」と聞いていましたが、「長いレンズをつけて手持ち撮影」は難しい。
4/3でレンズが短いとはいえ、拡大すると手ぶれが現れるかも……そこに「手ぶれ補正」。

夜景。カメラで生成されたJpeg。Large Normal、5184x3888ピクセル。
絞り優先AE、f8 1/60 ISO2000 焦点距離19mm(フルサイズ換算38mm)

カメラ生成のJpeg

DXO Pure RAW2を通してからRAW現像。

RAW現像後、Jpeg出力

等倍で切り抜き。中心部。1600x1200ピクセル。
絞っているので遠景の「ドライブスルー」も読めています。

中心部(PNG)

等倍で切り抜き。背景の建物と屋根。1024x768ピクセル。

建物のタイルとか、天井板の線とか、写っています。

DxO Pure RAW2を通しているので、ノイズ・カラーノイズを軽減しています。カメラ内で生成されたJpegには、もう少しノイズが乗っています。フルサイズセンサーだとDxO Pre RAW2を通さなくてもノイズが少ないのかも知れませんが、持っていないので何とも言えません。ただ、普段使っているレンズが12-45mm、フルサイズ24-90mm相当(そんなレンズないですけど)なので、例えばZ9に標準ズーム付けて散歩が出来るかというと、それは辛そうですし、そもそもボディの価格が……

DxO Pure RAW2の処理時間は、「Deep Prime」で14秒くらいです。(GeForce GTX2080Super)。

もうフィルムには戻れないなあ、と思った次第です。

サポートをいただければとても嬉しく思います。 写真を撮ったり、書き物をしたり、そういう活動に活かします。