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引っ越しは人生の見直しをするチャンス

今までの人生で、10回以上引っ越しをしている。ただ、多くの場合が転職だったり、駐在だったり、留学だったりした。引っ越しをするたびに感じるのが、なんとまあこんなにも多くのものを所有していたのか、ということで、引っ越し日までに何とか不要なものを廃棄し、それなりの荷物を梱包をするのに格闘していた、ということだった。

そして今月末に10何回目の引っ越しをすることにした。といっても今住んでいる場所から徒歩10分ほどしか離れていない場所なので、あまり環境ががらりと変わるわけではないけれど、とにかく明るいキッチンのある場所に住みたいということで先週末に引っ越しを決めた。

そして今週末は、3つのスーツケースの中にある洋服を、こんまり風にときめくか、という観点で分別してみた。まあどちらかと言うと、ときめくというよりも、今から向かう素敵な場所に連れていきたいか、という感覚で選んでみた。私はスリランカ時代に着ていた服がよれよれになっているにも関わらず、当時の涙ぐましい思い出なんかもあって、なかなか捨てられずにいたが、スリランカのオリジナルブランドの服のみを残してそれ以外の服の多くはもっていかないことにした。そして、色々とネットで調べてみると、以前に比べて着なくなった服の回収できるオプションが増えていることに気づく。

昨日は、Goldwinが手掛ける地球環境プログラムを活用させて頂き、鎌倉駅の近くのThe North FaceにあるGreen Cycleで服を回収して頂いた。

1階と2階の間にある回収ボックス。下着や小物以外はなんでも回収してもらえる。

The North Faceでは、服を回収してもらった後で、お店で使える500円券も頂いた。その足で今度は大船にある2nd Streetへ。まだ比較的新しくて、使えそうな服を持っていき、16点で9000円ほどになった。

その9000円をもとに、大船で昔からやっているイタリアンで昼食を食べ、ずっと行ってみたかった本屋ポルベニールブックストアへ行く。すごく好みな本屋さんで、また必ず来ると思うけれど、入口に入って目に留まった多和田葉子「白鶴亮翅」を買って帰る。自分の持っているものがお金になり、その中で自分の好きな場所で好きな本を変えることの喜び。引っ越しの片づけが苦痛だけではなく、これからどんな風に暮らしたいのかを考える、よい時間になっていることに気づく梅雨空の週末なのでした。


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