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野球狂の詩

プロ野球、セ・リーグはヤクルト優勝決定、パリーグはオリックスとロッテの僅差の争いで、ロッテの残り試合の結果次第。

両リーグともに歴史に残る超デッドヒートで、優勝争いに絡むチームのファンならずともプロ野球好きであれば毎日胸躍る、最高のペナントレース。

にもかかわらず、スポーツ新聞の記事をヤフープロ野球で見ると、引退試合の茶番劇の話とか、来年の新監督の話とか、優勝争いに関係ない巨人軍の話とかが中心。

そういう話題も別にいいっちゃいいけど、両リーグ揃ってここまでの接戦、僅差のペナントレースなんて何十年に一度の最高の状況なのに、優勝争いについての記事の割合が少ないよね。

正直言って、スポーツマスコミのレベルの低さは目を覆うばかりで、情報にしても評論にしても、野球に詳しい人の個人ブログの方が圧倒的に有用。新聞に記事を出すということは色んな制約はあろうかと思うけども、それにしたってひどいよねえ。

新聞が売れないのはネットが普及したからだ、という面ももちろん大きいと思うけど、わざわざ駅で買ったり購読したりしてまで読む価値のある記事が少なすぎることが問題だと思います。

たとえばプロ野球の楽しみのひとつである成績のデータの読み取り方にしても、メジャーリーグでは20年以上前から浸透しているセイバーメトリクスについてしっかり掘り下げた記事なんてほとんど見ませんし、プレーや試合の評論にしても、いつもの顔ぶれがいつも通りのことを言ってるだけ。

個人的にはプロ野球経験者の評論よりも、選手経験ゼロの、たとえばデルタの人だったり、ツイッターで有名なお股ニキさんなどの評論の方が一万倍面白いと思ってます。お金を払ってでも読みたいとはこういう人たちの記事です。(現にデルタには有料会員登録してますし、お股ニキさんの本も買いました)

長いこと読んできたスポーツ新聞というものですが、残念ながらもういらなくなっちゃいました。今の内容程度のものが続くんであれば、焼き芋を包むとか、小包を梱包するときに緩衝材として使う以外には役に立ちませんから、私がどう思おうがそのうち消えてなくなるとは思いますがね。

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