夫からのクレーム

私の夫はスキンヘッド。
とりわけ髪がないというわけでもなかったんだけど、
前髪がすこ~し後退してきていた。
だから、しいて言えば「前髪が少し気になってきたね、、」その程度。
でもこのままいけば確実に初対面の人はおでこに目が行く(いや、もうすでにそうなりかけているのかも)、天候に良い日に外出すると正直気になってきていた、、そんな感じ。

でもある日、「髪、剃ろうと思うけど、どう思う?」と聞かれた。
私はビックリするあまり、絶句。。
想像できないし、やっぱり直面すると、なんか、なんか、、、
逃げてる感じがして嫌だし、何といえばいいのかわからなかった。

でも夫は違っていた。
夫の中では「攻め」だった。
なけなしの髪を工面して、どうにもならない最終手段にしたくなかった。
だから往くなら早い方がいい、いさぎよく往きたい。
というのが夫の考えだったらしい。

私の考えは違っていた。
とにかく逃げているように感じていたし、
そもそもスキンヘッドって似合うかどうかなんて、やってみないと分からない、それを快く「どーぞどーぞ!」って私は言えなかった。

夫は1週間くらい悩んで、悩んで、
毎日「どう思う?」って聞かれ続けて、半分飽き飽きしてきていた時、
その日はきた。
夫はやったのよ。。

子供と3人で楽しくお風呂に入っていたある日、
その瞬間が来た。(今でもよく覚えている)
ガバっっっ!!!!
手にバリカンを持った夫が中に入ってきて、
おでこの真ん中にバリカンを押し当てて、
一気に背中まで反り上げた。

!!!
家族全員絶句。
「はい。あとお願い。」といきなりバリカンだけ渡された。
ここまできたらやるしかない!!
というかそんなこと考える暇もなかった。。
言われるまま、1時間近くかけて、私は全裸で夫の髪を刈り上げた。

あ~寒い!!
もういいよね!?ってくらい髪を剃り上げた。

続く

あとがき
まさか本題にいくまでこんなに長くなるとは

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吉祥寺でアーユルヴェーダのプライベートサロンをしている髙橋です。
15年以上美容業界に勤め、本当に良い商品を探し続け、LAKSHMIに出会いました。子供が産まれてから5年、自宅の一室でセラピストを再開し、「あなたらしい美」を提供するセラピストです。美しさは自分を知ってコントロールすることから始まります。急がずにゆっくり着実に「自分らしく楽に」を提唱しています。


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