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7月のお稽古


4月ー

お稽古の前日(連休前の最終日)、この職場にきてからはじめてのポカをやらかして、はじめての残業をした。
脳はすっかり仕事気分で、全然仕事の数字と緊張が抜けず、ガッツリと仕事だったからか、見事にお稽古の予定をまるっと忘れて、すっぽかす形になってしまった。
かれこれ10年以上やっているけど、無断ですっぽかしたのは流石にこれが初めてで、正直結構気が滅入る。


5月ー

例年、5月から6月は体調が優れない日が続く。
それはもうお天気の相性、みたいなものだと思うけども。
行こうと思っていたのに体調が優れず、結局休みにしてしまった。
ああ、花材がもったいない… 


6月ー 

またしても風邪である。
しかもこの月は悪いことに2度も熱をガッツリ出す。
会社の近くの席でゲホゲホ咳き込んでる人がいて、大丈夫かなぁ?と思いつつ、自衛しないと風邪ひくな〜…とのんきに思っていたのだが。
まあ本当にガッツリ風邪ひいて、とは言え、少々先生と話したいこともあるし、花材も持って帰ってぼちぼち家でいけたいし…
と思ってとりあえずお教室に花材を取りに行って速攻帰った。


7月ー

3ヶ月空いたのは、実は病気で1年休んでからではないだろうか。
久しぶりに結構時間が空いたので、いける技術についてはちょっと心許ない。
というのも、いけばなの技術というのは(着付けもたぶん同じだろうが)要するに結構やった時間に比例するものだからである。
長い時間花材に触らない期間が続くと、花材に扱い方のカンを取り戻すまでにちょっと時間が要る。
今回もご多分にもれずそんな感じで、矯める(自然にカーブしているような曲線にするために意図的に軽く枝を曲げる技術。花材によっては向かないものもある。)ときにうっかり傷つけすぎてバキッと枝を折ること2本…。


あらやだ、今日は花材足りるかしら?と結構心配になったけどワサワサした花材だったのは幸いだった。
普段はどの枝を残してメインにするか、どの葉や実を残すかを悩んだ末に落とすのだが、ワサワサしているせいか枝自体は気楽に作れた気がする。
最近のマイテーマは“枝の足元をなんとかする”こと。
とにかく、足元がまっすぐでないと綺麗に組み上がらないのだけど、わりかし強引に適当に誤魔化すのが私の得意技なので、ちょっとばかし意識的に曲がっている枝を選んでいる節はある。
体調がイマイチなので実感はないが、どうやらそんなに調子が悪いわけではなさそうである。


花材は、間違ってなければミヤマナンテンなはず。






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