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結局、母にはどの程度の能力が必要なのか(ダビスタ switch)

ダビスタ switchについて、よく聞かれる質問の一つに回答してみます。
内容としては前回の記事の続きになりますので、未読の方は合わせてご覧ください。
今回は10-12の父をつけて、基礎spが上限に達することを目安に計算します。

①〆で凝ったがない場合


基礎値の上限は前回同様に80と仮定します。
母のsp + stの6割が配分される10-12父をつけるので、計算式としては
80➗0.6=134
つまり、母のsp + stが134以上あればよい、ということになります。
ここで注意が必要なのが、134は競走能力ではなく繁殖能力だということです。母母が能力の低い安い馬の場合、繁殖能力で134を出すにはそれ以上の競走能力が求められます。一見、134は余裕な数値に見えますが、母母によっては事実上不可能な水準になります。

②〆で凝ったがある場合


凝ったの底上げ幅が不明ですが、5or10として計算します。
A)上げ幅5の場合
75➗0.6=125
B)上げ幅10の場合
70➗0.6=117

となります。
凝ったがあると、母に求められる能力が格段に下がります。上げ幅が10だとしたら、120未満です。
「いいお母さん」コメントは「繁殖sp + stが120以上」で出るのではないかと推測しておりまして(私が言ってるだけなので真偽不明)、凝ったの底上げ幅が10だとしたら、「いいお母さん」コメだけで条件を満たすことになります。

まとめ・補足

今回は、代表例として10-12父をつける場合の計算を行いました。10-14など、より長い距離適性の父をつける場合は、sp配分率が下がるので、より高いsp + stが要求されます。
基礎値の上限を80と仮定して計算していますので、この上限がズレると必要なspstもズレます。ご注意ください。
巷では、母コメとしてバネがあればよい、といった言説も見かけます。が、バネは出たら嬉しいだけで、必要条件でも十分条件でもありません。そもそも、バネは競走能力に対するコメントであって、繁殖能力は何も保証してくれません。バネは出たのにいいお母さんコメが出ない、という事例も確認されています。spstなどのパラをもう少し細かく見てあげた方がいいでしょう。
自家製母(の産駒)が基礎spの上限に達しているかを確認する方法としては、異母ドッペルを引いた時に産駒の上2-4が一致するかを見る、というものがあります。一致した2頭の母(の産駒)は基礎spが上限に達している、と判断できます。


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